Tachyon:2 ムチャブリ
小さな時空城は自分たちが普段いる時空城から離れる。この小さな時空城は子供3人が座るには十分の大きさがある。でも、普段いる時空城には家もあるし、大通りもあるし。この時空城はいったいどういうものなのだろうか・・・。僕にはよく分からない。僕が進む方向にずっと目を向けている。
「アビス。またノノのムチャブリですか。」
という女の人の声が来た。後ろを見るとアビス以外にも人が乗っている。あれ。出発したとkに3人だったのに・・・。僕ってレオン姉ちゃんのこと忘れてたの・・・。レオン姉ちゃんは僕の姉。歳は確かアビスと同じ12歳だ。レオン姉ちゃんの紙はきれいなピンク色。今はなびいているが、髪は膝の位置まで伸びている。そう言えば、アビスも髪の毛は長い。ライトパープルの髪の毛をアビスは後ろで束ねている。アビスの顔つきは女の子に近いから最初に見た人は勘違いする。僕だってアビスは女の子だと思っていた。
「うん。でも、拒否すれば何か言われるし・・・。まぁ、ノノのことだからちゃんと聞いてあげないとあとで手が付けられなくなる。」
「よく分かってるじゃない。でも、アビス。よかったわねぇ。私がいて。」
「うん。君のお父さんがレオンを連れてけって言わなかったら、今頃ノノが暴走してたよ。」
「アビス。」
僕は今アビスがノノと呼び捨てにしたことにむっとした。
「アビス。今予のことを。」
「ノノ。」
「んっ・・・。」
「子供のくせにそういう大きな態度取ってるんじゃない。アビスはノノに比べて6歳も年上ですよ。その人に向かってなんて口のきき方。アビスももっと厳しく行っていいよの。アビスは基本的に人にやさしすぎ。」
「・・・今のは私に対する説教もあったのかなぁ・・・。」
「ええ。よく分かってるじゃない。」
「・・・。」
「レオン。予に説教とは・・・。」
と言ったところで、僕の頭がすごく痛くなった。
「いたぁ・・・。」
泣きたいぐらいいたい。もう泣く、誰がなんて言おうと泣く。
「う・・・。」
「おいおい。レオン。さすがにこれはひどくないか・・・。」
「いいのよ。これぐらいしとかなきゃ。ノノはこれぐらいしとくのがいいの。アビスもそこのところ。どうにかならないかなぁ・・・。」
レオンはそう言ってから、前を向いた。
「で、ノノはいったいこれでどこに行きたいって言ってるの。」
「・・・そこいっていいの。」
「えっ。・・・どんなムチャブリをしたわけ。」
「46億年前に行きたいって言った・・・。いろいろと面白そうだからって。」
「・・・はぁ・・・。」
レオンはため息をつく。
「アビス。殴っていい。」
「なんで僕が・・・。」
「フフフ。なんで私にはタメなのに、ノノになると敬語になるのかなぁ。」
「そこ僕も知りたい・・・。」
「・・・じゃあ、行こうか。そのノノの行きたいところに。」
「マジで行く気。」
「あとでノノが何か言ってくるよ。」
「・・・。」
そこは今延びている僕に従うしかないよ。アビス。レオン。おぼろげに見えている後ろにはまだ時空城が見える。それがすぐに見えなくなった。
人物紹介
レオン・フェル―
歳:12歳 性別:女 髪色:ピンク 血液型:A型
どこまで時代を溯るつもりでしょうか。




