プロローグ
一昔の世界では、『超能力』や『異能』という物は空想の産物だったらしい。
だが現在、西暦2078年には、『超能力』は実在する物である。もちろん、全人類が秘めたる力を持っている訳ではないが、それでも実在することは周知の事実である。
人々はこの力を PSIと呼ばれている。
PSI能力のついてはまだ不明な部分が多く、能力者たちは、畏怖の念とともに、人類とは違う者として捉えられている。
日本は、PSI能力の研究においてはアメリカをも超えるほど最先端を突き進んでおり、更にその最先端であるのはPSI能力者養成機関である、『星城学園』である。
生徒達はこの学園でPSI能力について様々なことを学んでいる。具体的には、「能力育成科」、「能力研究科」の二つに分かれており、能力者ではない者もこの学校に通っている。
だが、この学校は綺麗な部分だけではない。なぜなら【大量殺戮兵器撤廃条約】によって世界中の国が表向きにはミサイルや戦艦、核兵器などの兵器をすべて廃棄しており、表向きの戦力はどれだけのPSI能力者を保有しているかによって決まるからである。
だからこそ様々な政治上の思惑や権力争いなどが複雑に絡まり合い、学園の闇を形成している。故に少数ではあるが裏の仕事を引き受けている生徒すらいるのである。
非日常と様々な思惑が混ざり、学園生活を脅かしている。