ご近所さん?
2話です。頑張ります!
ジリリリリリリリリ
今日もまた古いタイプの目覚ましが鳴る。そしてご主人がいつもの用に止め、僕の頭を撫で起き上がる。
「おはよう、み~君」
「にゃ~」
僕は少し体を伸ばし黒と白の毛並みを整える。
僕は一般的にアメリカンショートヘアと呼ばれる種類だ。
正直あんまり種類とかには興味ないけど・・・
僕がぼけ~としてるとご主人が自分のお弁当と朝食を作り出した。
ミートボールのおいしそうな匂いがしてきた。僕も少しお腹が空いてきた。
「にゃ~」
「ん?どうしたんだ?」
「にゃ~」
「もしかしてご飯が欲しいのかな?少しまっててね」
そう言うとご主人は僕のお気に入りのカリカリのご飯を、僕専用のお皿に入れて置いてくれる。
そして、すぐに水の入った器も軽く洗い、新しくて冷たい水を入れてくれる。
「み~君、おまたせ」
「にゃ~」
するとご主人はテーブルの側に座り、テレビをつけニュースを見ている。
人のニュースとかはあんまり興味ないけど、ご主人は少し真剣に見ているから僕はあまり邪魔しないように静かにご飯を食べている。
ご主人がテレビを見てる間に、僕は今日は家でゴロゴロするか、外へ遊びに行くかを考えている。
昨日は少ししか外に出なかったし、ずっと寝てたから今日は外へ遊びに行こうかな?
ご飯はまあ、2つ隣に住んでるおじいちゃんがきっとご飯をくれるからご主人が帰ってくるまで外で遊んでる事にした。
僕がご飯を半分くらい食べて水を少し飲んだらご主人がテレビを消してトイレに行った。
ご主人がトイレへ行ったら歯を綺麗にして着替えて仕事へ行くから、僕はご主人の準備が終わる前にご飯を食べないといけないから少しご飯を食べるペースを上げ、水もある程度飲みご飯を食べ終わる。
食べ終わったら僕はお皿をペロペロと舐めお皿を綺麗にする。
僕がご飯を食べ終わったらご主人はすでに着替え終わっていて後は家を出るだけになった。
僕も軽く毛繕いをし、ご主人より先に玄関へ向かう。
少し経つとご主人が玄関へ来て僕を見た。
「み~君は今日は外へ遊びに行くのかな?」
「にゃ~」
「いいねみ~君は仕事が無くて・・・」
「にゃ~」
ご主人今日も一日頑張って!
「それじゃみ~君、一緒に出ようか」
「にゃ~」
そう言うとご主人がドアを開け明るい光が入ってきた。
そしてご主人は駅の方へ歩いて行った。きっとご主人は今日帰って来るのが遅いのだろう。
僕はいつもの塀を歩き同じ猫友達の元へ向かった。
向かっている途中おじいちゃんはおばあちゃんは僕を見ると必ずと言っていいほど声をかけられる。
以外にも僕は高齢者のみんなから人気があるんだと思った。多分この近所の中でみんなから声をかけられるのは僕が一番の人気者だからだと思う。
少し自分勝手な考えだったかな?
それから5分くらい歩くと大きな一軒家が見えてきた屋根の色は茶色っぽい屋根にクリーム色の壁の少し大きい家が見えてきた。
その家の庭に置いてあるチェアの上に灰色に近い青い毛並みを持ち、目は丸く、鮮やかなエメラルドグリーンの瞳を持ち見る者を魅了する雰囲気がある猫がいる。
彼はキングと言う名前である。僕からしてみれば上に立つ猫としてぴったりの名前だと思っている。彼もその名前を気に入ってるし、かっこいいから少しうらやましい。
「ん?み~じゃないか久しぶりだな!元気にしてたか?」
「久しぶり、キングはいつでも元気だね」
「当たり前だ!俺は毎日高い飯食って、ぐっすり寝て、遊びたいときに遊んでるからな!これで病気にでもなったら不思議だ!」
「それもそうだね、キングはなんか鈍そうだし意外と病気になったこと気付いてないのかもしれないよ?」
「ば~か、俺は何時でも元気だし俺の体の事だ誰よりも分かってるんだよ」
「そうだよねどんなに鈍くても病気か位は分かるよね・・・キングでも(ボソッ」
「なんか馬鹿にされた気がする・・・そんなことより今日はどうしたんだ?こんな朝早くに」
「今日は僕のご主人が仕事で遅いし、昨日は家でゴロゴロしてたしね」
「ふ~ん 要するに暇つぶしか」
「そうだよ」
「俺はお前の暇つぶしの相手じゃないんだがな・・・」
キングと僕は同じ時期にこの町に来て話しをしてみらた意外と話も盛り上がり気が付いたら親友と呼べるくらい僕等は仲良くなっていた。
始めは喧嘩とかしてたけどそれも最近じゃなくなって世間話をする程度に落ち着いたのだ。
キング以外にも友達はたくさんいるけど今日はキングの家で時間を潰して帰ろうと思っている。
2匹で他愛もない話をしているとベランダの方から20代後半くらいの女性が現れた。
彼女は黒髪のロングヘアと呼ばれる髪型でピンクのワンピースを着ていた。
この女性はキングのご主人で遊びに来ていると、僕にもご飯をくれる凄く優しい女性なのだ。
彼女の名前は高橋香奈と言う名前だ。
僕的にはご主人のお嫁さんになって欲しいけど二人とも会ったことが無いからそれは無理だとすぐにわかる。
ご主人にも彼女も浮いた話を聞いた事が無いからきっとまだ二人とも恋人もいないのだろう。
ちなみに彼女は僕のことをクイーンと呼ぶ理由は僕がキングと一緒にいるから的な感じでつけられたのだろうと思う。
僕はクイーンと呼ばれるのは嫌いじゃないからいいけど僕は雄なんだ。
彼女は僕のことを雄だと分かっていながらなぜか今でもクイーンと呼ぶ。
カリカリご飯以外にも缶詰のご飯もくれるから一切気にしないようにしている。
「あれ?今日はキングとクイーン一緒なんだね」
「にゃ~」「ニャー」
僕とキングは「そうだよ」と返すように鳴く。
「今から2人分のご飯用意するからお家に入ろう?」
「にゃ~」「ニャー」
今度は「わかったよ」と返すように鳴く。
なぜか彼女の家にはキングの皿のほかに僕専用の皿があったりするのだ。
きっと彼女が気を使って買ってくれたんだと思うと言うより確実に僕のために買ったんだと分かる。
彼女が缶詰を開けると箸で軽く崩して食べやすくしてくれる。
ご飯を食べるとキングと二人で勢いよく食べ、一人と2匹でお昼寝をするのだ。
ふと目を覚ますと外は真っ暗で外灯が明るい光を放っている。
そんなに寝たつもりは無かったんだけどなぁ・・・
とりあえず帰る前にキングに一言かけておこうと思い、周りを見ると両方ともまだ寝ていたのだ。
僕はベランダの鍵を彼女が閉めていないのを確認していたから起こさないよう静かに窓を少し開け外へ出たのだ。
久々にキングの家でゆっくりしたけど気分的には悪くなくでも少し寂しい感じもした。
でもご主人がすでに家で僕の事をまってるかもしれないと思い少しだけ急いで帰ろうと思った。
家の前についたけど部屋は明りが付いておらず、人のいる気配はしなかった・・・
しょうがないから玄関で丸まっていたらご主人が帰ってきた。
「あれ?み~君おかえり」
「にゃ~」
僕はご主人が帰ってきたのが嬉しご主人に飛びつこうと思ったけど、ご主人の仕事用の服が僕の毛だらけになってしまうので、やめてご主人を急かすようにドアに爪を立ててガリガリと爪を舌に下ろすのであった。
するとご主人は慌てて鍵を開けてくれて僕たちは一緒に帰宅したのだ。
一緒に家を出て、一緒に帰宅
少し嬉しいかな?明日は何しようかな?
2話目の投稿です。
今回は会話を大目にいれてみました。
勉強不足なのは分かっています。
感想やアドバイスもお待ちしております。