31話and番外編? 優花の揺らぎ
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できればこの調子でアップしていきたいですが、8月後半から忙しくなるため、あまりアップできなくなるかもしれません。8月後半からは週に2投稿する予定です。
気長に待っていただけると嬉しいです。
「「「お邪魔しまーす!」」」
隆一たちが家に来る。昨日は優花が部屋にこもっていたためあまり話していないため、今日は何をするか決めていない。
「いらっしゃい」
俺がお出迎えをする。優花は居間で料理をしている。
「あれ? 優花は?」
「居間で料理しているよ」
「じゃあ私も手伝おうかな」
「オッケー。突き当りを右に曲がったら居間だよ」
「ありがと!」
結城さんが先に家に入っいく。
「手料理いつも食べてんの?」
「まあ。俺も作るしから毎日ってわけじゃないけど」
「いいなー。好きな女の子の料理がほぼ毎日食べられるなんてうらやましい!」
岳がそう言いつつ家に上がり、居間に向かう。居間にはエプロン姿の優花と結城さんがいて
「エプロンってもう一つある?」
「あるけど...。私の貸してあげる!」
「いいよ。もう一つの方を貸してくれれば」
「ダメ!」
優花はそう言って自分のエプロンを結城さんに渡して俺のエプロンを優花が着る。
「おそろいなんだね。もしかして龍宮寺くんとおそろいのやつなの?」
「うん...」
「そっかー。順調に進んでいてよかったよ!」
まだ俺と優花が付き合っていることはみんなに言っていない。優花と結城さんが料理が終わるまで俺たちは皿などを並べて準備をする。
今日のお昼はオムライス。トロトロのオムライスが好きなため、優花はいつもこれを作ってくれている。本当にいつ食べてもおいしい。何度食べても飽きない自信がある。
オムライスが並べられてみんなと食べ始める。
「なにこのトロトロのオムライス! めっちゃおいしいんだけど!」
隆一がそう言うと岳も頷く。
「そうだろー。マジでおいしいだろ!」
「これを頼んだら作ってくれる人がいて羨ましいぜ」
隆一が言うと結城さんがボソッと言う。
「私は練習しよ」
俺たちは向かい側だったので聞き取れなかったが何をいったんだろう? その後みんなで雑談をしてお昼を食べ終えて休憩している時、俺は優花に
「付き合っていること言った方がいいよな? 今言っていい?」
「うん。よろしく」
優花からの許可も出たためみんなに話し始める。
「優花と付き合うことになりました。一応みんなには手伝ってもらったから報告しておこうと思ってさ」
「「「おめでとー」」」
みんな予想通りの反応をしてくれたが、優花一人だけ何か考えているようだった。この前のことを考えているのかな? そんなに考えなくていいのに...。でもなんて声をかけていいかわからない。ここで気にしなくていいよって言っても優花は絶対に無理だろうし、気の利いた言葉が出てこない俺が情けない。
付き合うようになったいきさつなどを聞かれていい時間になったところで優輝さんが
「ちょっと優花と二人で話したいから榎本くんと龍宮寺くんと菊池くんは少し待っててね」
「あぁ」
優花たちを待っている時、隆一と岳に女子が居たら聞けないような質問された。特にそのようなことはしていないからうまくかわせられけど、優花は何を質問されているんだろう?
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「龍宮寺くんと付き合ったんだって! おめでとう!」
「ありがとう...」
里穂が祝福してくれているのに心の底からありがとうって言えない。だって石井さんに言われて私も納得しちゃったし、仁も納得していた...。石井さんに言われたことが頭から離れなくてずっとモヤモヤしていた。仁には本当に感謝している。だから好きになって付き合えたことは本当に嬉しかった。でも仁には普通の生活をしてほしいって気持ちもある。今までつらい状況にいたのに、ここでまた私のせいで問題が起きたらどうしようって気持ちしかない。だから...。
「どうしたの?」
「うんん。なんでもない」
この感情は隠し通した方がいいと思う。だってこれは私と仁の問題だから...。
「何でもないないならそんな顔しないよ? もっと私のことを頼ってくれてもいいんじゃない? そんなに私は頼りにならない?」
「そうじゃない!」
「じゃあ少しは頼ってよ! 友達じゃん。私は友達...。いや、親友だと思っているよ?」
そんなこと言われたの初めて...。私だって里穂のことは親友だと思っている。
「うん、そうだね。私、仁と付き合えて本当に嬉しかった」
「見てれば分かるよ」
「でも仁と別れるかもしれない」
「え?」
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