27話 一緒のベットで就寝
投稿が遅れてしまいすみません。平日はどうしても忙しすぎて書く時間が取れなくて...。
次の投稿は金曜日か土曜日だと思います。
一緒に寝てもいいだと...? 今日付き合ったばかりなのに優花ってこんなに積極的だったっけ? まず優花は俺が正常な男ってことを認識してほしい。普通女子と一緒に寝るって言われたらそう言う考えになるよな? でも上目遣いで言われると断れないし...。
「あ、うん。いいよ」
「本当!」
俺が優花に了承すると飛び跳ねながら俺の隣に座り始めた。
(こういう無邪気な行動が可愛いんだよな...)
「それで一緒に寝るって言っても俺のベット小さいよ?」
「大丈夫! くっ付けば1つのベットでもなんとかなるよ!」
「そうだね」
こっちの身にもなってくれ...。好きな女の子。そんな子が密着して寝るなんて、理性を保てるがしない。
「じゃあもう夜も遅いし寝ようか」
「うん...。寝る前のキスは無いの?」
「それはまた今度にしてほしい」
「うん」
甘えながら俺に言ってきたが、キスなんてしたら理性が持つわけないだろ!
「おやすみ」
「おやすみ」
お互い就寝したが、寝れるわけがない。優花は俺に抱き着く感じの体勢になっている。胸は俺に直あたりだし、いい匂いはするし...。
(羊でも数えるか...。羊が一匹。羊が二匹。羊が三匹。...優花が...。優花が隣に...)
いや数えられるわけないだろ! 普通に意識しちゃうし、目を開けると寝顔の優花がいるし..。俺がいろいろ考えていたら優花が話しかけてくる。
「寝れないの?」
「まあ。うん」
「はー。しょうがないなー。よしよし」
頭を撫でられる。
「これで寝れるよ?」
「そうだね...」
優花はそう言って寝る。俺は目を開けたりつぶったりしていたら数時間がたち、日差しが出てきた。この数時間優花のことしか考えられなかった。男子のみんな考えてくれ。スタイルが良くて、可愛い女の子が一緒のベットにいて何も起こさなかった俺を褒めてほしい。チキンとは言わないで...。
それにしても一睡もできなかった。
「仁おはよー。寝れた?」
「おはよ。寝れたよ」
俺が答えると優花が俺の顔を見て言う。
「嘘! 寝てないじゃん。ちゃんと寝なくちゃだめだよ! もしかして私の事エッチな目で見て寝れなかった?」
「...」
なんでわかった? いや、わかるか...。
「仁のエッチ。少しなら触ってもよかったのに」
「え?」
少しなら触ってもいいだと? どこまでが少しなんだ? どこからがダメなんだ? 一睡もしていないのに頭をフル回転で回す。すると優花が
「嘘だよ~。早く居間に行こ!」
「はい」
嘘かよ! でも触っていたら理性が持たなかったと思うしまあ触らなくてよかったとは思うけどさ。こんなこと夜言われてたら危なかった。本当に今言ってくれてよかった。
居間に行くと美穂さんと優花がテーブルに座って俺を待っていた。
「仁くんおはよう! 顔色悪いけど大丈夫? 朝ごはん食べれる?」
「おはようございます。大丈夫です。いただきます」
一緒に朝食をとる。今思えば一緒に寝ていたけど、里穂さんにバレなくてよかった。もし俺の部屋に入って来ていたらって思うと...。
朝食をとり終えると美穂さんが俺と優花に言う。
「私と明彦さんの二人で新婚旅行にでも行こうと思っているの! だから来週から一週間開けるけど二人で大丈夫だよね?」
「...」
「大丈夫!」
「仁くんも大丈夫?」
「はい。大丈夫です」
「じゃあよろしくね」
来週から一週間優花と二人? それって嬉しいけど、俺の理性が持つか...。ある意味地獄だ。
読んでいただきありがとうございます。




