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王子様、暗殺しにきまし…えっ結婚してくれ?  作者: リィズ・ブランディシュカ
5/6

05 デューク



 さくっと、一週間が経過しました。

 私の存在に慣れたのか、扱いになれたのか、とりあえず「もがもが」は無くなった。


 口塞がれていると呼吸が苦しくなるので、それはありがたい。


 でも手錠はしっかり存在している。

 右手と左手で「やあ」「こんにちは」状態だ。


 そんなこんなで部屋に閉じ込められっぱなしな現状だけど、生きていく上ではどうしても外にでる必要がある。


 お風呂に入るときや、お花を摘みに行く時がそう。

 そういった時は、王子様が信頼している人に、私の見張りを頼んで、その人に連れて行ってもらいます。


 異常な王子様が見張るのでないのなら、どこかに隙が生じるかもと思ったが、残念な結果に。

 

 監視をしているその人は、見た目は普通のメイドなのに、滅茶苦茶強かった。

 傾いた国を救ってしまえるような英雄レベルだった。むしろ救世主と言っても良いくらい。


 結果、一週間経過した今でも、脱出できていない。


 私に王子様暗殺を依頼した人は、きっと私の事もう死んでると思っているだろう。


 監視されながらお風呂から戻って来た私を見て、王子様デュークがにっこり。


「リエラ、私と素直に結婚してくれる気になったかい」

「お断りします」


 そして再び、手錠をがちゃり。


 あなたに気にいられるような返事をしないと先にすすめないの?

 この会話。



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