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Lonely Star  作者: 手紺怒多
第一章 宇宙の帝王編
3/3

王子

鉄塔のてっぺんに立ち空を見上げ、目を凝らす。


遠く、大体330光年離れた宇宙に無残にも散った星の残骸宇宙空間に漂っていた。

そして、残骸に紛れて人影が一つ、青い肌、銀色の髪、そして真紅色のどこまでも冷たいまなざしをしていた。その、瞳にどこか既視感を覚えた。


今のお母さんは戦えないし自らの力で動けない、ただ、太陽を中心に等速円運動(まぁ楕円だけど)、


どうする?


どうすれば…


どうすればいい…!


「ふ、ようやく見つけた」


声は聞こえるわけがない、ただ、口の動きはそう言っていた。


なぜかわからない


なぜか、全身の血液が凍り付いたような気がした。


あいつはヤバい、俺の本能が、全細胞が、魂があの男に対して警笛を鳴らしている。

口が乾く、汗が噴き出す、手足が震える、だが、あの男を母さんに近づけてはいけない。きっとよくないことが起きる。


「行くしか…」


ゆっくりと、空を飛び大気圏の外に出た。それと同時にあの男も俺のほうへと飛んできた。



その頃、第43銀河の第9惑星コンスドー跡地、


謎の男により破壊された星の残骸の陰に一人の男がいた。この男こそこの星…いや、この一族のの王子である。


「…くそ」


男は小さくつぶやいた。彼は爪が食い込むほど手を握りしめ、悔しさから全身が震えていた


「くそ、くそ、くそ」


彼は両目から血の涙を流し叫びつづけた




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