第13話
今回は最初から最後まで細見sideです。
『いただきます!』
自分達で作ったカレーはどんな味だ!?
パクッ
『美味しい!』
「なにこれすっごく美味しい!」
「これ本当に俺達が作ったのか!?」
「作ったんだよ!」
「でもさ、ごはん水っぽくね?」
『確かに』
「しょうがないじゃん!水が蒸発しきれてないんだから!」
「まぁ美味しいからよくね?」
『そうだな(そうだね)』
こういうのって自分達で作ったから美味しいのかもな。
「みんなが作ったカレー美味しいね!」
ん?そこはみんなでじゃねーの?あ、島野指切ったんだった。(詳しくは12話)
「そうだろ!俺頑張ったんだぞ!」
『お前釜戸係だろうが!』
「釜戸係も大変なんだぞ!」
『喋ってたじゃん』
「うるせーよ!」
『(あの班元気すぎだろ!)』
と、他の班は思っていた。
『ごちそうさまでした!』
「さてと、片付けするか」
「そうだな」
「あたし達はごはん炊くのに使ったの洗ってくるね〜」
「じゃあ俺達食器洗ってくる」
「俺はカレー鍋か」
「私は?」
「ここで食器拭き」
「わかった〜」
俺なんで勝負したんだろ…あ、これが今さら言っても後の祭りってやつか。
「龍介〜」
「なに?」
「食器も洗って〜」
「無理。お前2人だろ?俺は1人なんだよ」
誰かさん達がはしゃいだからな。
「澤野来てねーし。だからそれはほんとごめんって」
「それを言うなら島野に言えよ」
「あ、そっか」
なんでわかんないんだよ…
「あーめんどい!なぁ水かけていい?」
「かけたら明日竹刀でシバくからな」
「鬼だな!」
「いや、蓮もかけられたらするだろ」
「俺は倍にしてやり返す!」
「絶対先生に怒られるぞ」
「でもやり返す!」
「蓮って本当バカだよなぁ…」
「はぁ!?龍介に言われたくねーよ!」
「え?テストの合計70点でなに言ってんの?」
「ちょっ!お前な!」
「1教科じゃなくて5教科70点だろ?」
「黙れよぉー!そういうお前はどうなんだ!」
「5教科287点」
「う…」
「お前の4倍くらいの点数あるから」
「でも島野より低いだろ!」
「島野は388点だったな」
「100点も差あるじゃん!」
「お前は200点も差あるぞ?」
「俺の点数をいちいち出すなよぉー!」
蓮今日テンション高いな〜。なんかあったんだろうな。
「今ちゃーん、俺も手伝うー」
「サンキュー…って、これもともと俺と澤野の仕事なんだけど」
「知ってる」
「おい!てか今まで何してたんだよ」
「島野と机で喋ってた」
ガッシャーン!!
「龍介どうした!?」
「あー、ちょっと手が滑って」
食器だったら絶対割ってたな。
「なにしてんだよ…」
「俺も焦った」
「龍介動揺しすぎ」
「はぁ?」
どうゆうこと?
「まぁ龍介はわかんないんだろうけど」
「俺はわかる?」
「林と喋ってた時の(詳しくは12話)」
「ああ〜。なるほど」
「俺だけわかんねーの!?」
「まぁわかんなくて大丈夫。そっちの方がおもしろいしな」
「そうだな」
「はぁ!?」
俺にも教えろよ!てか俺の話なんだろ!?
「よし終わった。机に持ってくか」
「そうだな」
「はぁ!?ちょっ待てって!」
まず話を説明しろぉー!!
「島野ー洗い終わったー」
「ありがとう!」
「お前ら説明しろ!」
「細見どうしたの?」
「こいつらが…」
「はい、食器ふくぞー」
「そうだね」
「話の話題をそらすなぁー!」
『龍介うるさい』
誰が原因だよ!
「終わったよ〜。あれ?全員集合してた?」
「もう!竹ちゃんが遅いから!」
「あたしが悪いの!?」
『うるさい、黙れ』
「えぇー!?」
「まあまあ。ささっと終わらせよう!」
『おー!』
「島野指大丈夫か?」
「押したら痛いけど大丈夫だよ」
「じゃあ押そうか?」
「嫌がらせがひどい!」
「冗談だって」
「ほんとかなー?」
「え、俺って信じられてないの?」
「うん」
「嘘だろ!?」
「なんてね、冗談だよ」
「お前の冗談わかりにくっ!」
「細見よりはわかりやすいと思うけど?」
「俺よりわかりにくいって!」
「そうかな?」
「そうだろ!」
「お前ら終わった?」
『終わったー』
「よし、持ってくか」
「じゃあ、今よろしく」
「はぁ!?これ林の仕事だろ!」
『蓮(今ちゃん)よろしく』
「お前らもかぁー!」
「全部あるな。じゃあ宿舎に戻ってバスに乗る準備しろ」
『はーい』
「あー楽しかったー!」
「今日で終わりかぁー…」
「この2日間楽しかったね!」
「あ、そういえばもうすぐ期末テストだな」
『林はなんでその話を持ってくるんだよ!』
「現実を見ろ」
「ちょっと勉強できるからって調子乗んなー!」
「うるさい200点台」
「うぐ…」
俺はダメージ30をくらった。
「ははっ!龍介どんまーい」
「100点ないやつが言えんのか?」
「ぐはっ!」
蓮はダメージ80をくらった。
「林ってざっくり言うよな…」
「それが林でしょ?」
「そうだな」
「準備できたか?じゃあバスに乗れー」
「ふー…疲れたー」
「そうだね。ふわぁ…」
「眠いのか?」
「うん…」
「じゃあ俺も寝よっかなー」
「おやすみー…」
「おやすみー」
そして俺たちは学校に戻って解散した。一泊移住楽しかったなー!でも期末テストが…。今回は300点頑張るか!…今回も島野に教えて貰おっと。
今回初めて最初からここ以外のキャラsideで書きました。読みにくかったりしませんでしたか?何かあれば感想をお書きください。




