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いきなり決戦!!魔王城!!



      ※読者様へのご注意※

プロローグはシリアスどまっしぐらです。

こちらの世界観はクロフユの世界とほぼ同じのパラレルワールドだと思ってください。

こちらの文章は作者がモチベーションアップの為に書く、自己満足度120%なので読み手を選ぶかもしれません、ご了承下さい。

彼は、魔王になりたかった。


しかし、魔族ではなかった。


けれど、人間でも、エルフでもなかった。


そう、彼は、ハーフエルフだった。


ライトグリーンの長い髪、腰にぶら下がる剣。


名を、アクシズ=アースと言った。





「その椅子に座りたい。」


彼は、魔王の目の前にいた。単身一人で、ここに来たのだ。


仲間も無く、友も無く、希望も無く。


野望のみを抱えて。


魔王がアクシズに、「何が望みで、この魔王を倒そうとする?」と、問うたその言葉にそう返したのだ。


「ほう、面白い。我が椅子を狙いここに来る者がいたとはな・・。それも人間でも無く魔族でも無く、混ざり子がか。」


「ただ、椅子に座りたいだけではない、その杖を握り、魔王の名を冠する!!」


「混ざり子よ、何故、魔王を望む。」


「世界には理不尽が多すぎる、それを全て握り潰す為。指の隙間から流れ落ちる砂を二度と溢さない為!!」


「なるほど、運命に逆らうか・・・。」


魔王の・・・・黒い肌の老人、膝まで伸びた長い髭が生きてきた年月を物語る、その全身から今すぐ逃げ出したくなる程の、魔力が放たれる。


「魔王よ、俺が強くなる為の踏み台となれ!!」


魔力の総量、術の数、威力、剣術、どれをとってもアクシズが魔王に、適う事はないだろう。


アレはそういう物だから魔王という。


だから、奇跡を起こせる勇者にしか倒せない。


自慢じゃないが、彼は勇者ではない。少なくともアクシズ自身がそう自覚している。


なんせ、口癖が、『俺は魔王だ!!』だからだ。


アクシズは、懐の中から取り出した、一本のナイフを魔王の顔めがけ投げつける!!


「魔力を使う必要もない」


魔王は格の違いを見せ付けるがごとく、首を傾けるだけで、ナイフをかわす!!


「チッ!!」


舌打ちするも、アレで傷つけれらる訳が無いのは、分かっていた。そうしながらも横軸に移動しながら次は、ナイフを連続で3本投げる!!


「数が増えても同じ事・・・・。」


先程と同じように魔力の結界を張る事もなく、首だけ傾けてナイフを避ける完全に舐めきっているのだろうか?

それもそのはずだ、彼の体は、ここに来るまでに四天王と呼ばれる魔族四人と、その他大量の魔物群れを殺してここまで来たのだ。


五体満足でここまで辿り着き、動いているのが奇跡と言うほどの夥しい程の傷、一番酷いのは腹部からの出血、放って置けばこのまま死に絶える事まちがいなしだ。


しかし、魔王が首を傾ける瞬間、彼はハーフエルフ特有の半端に尖った耳に両手を当て、呪文を刻んでいた。


「我にその声届く事なかれ」


魔王が、その姿を確認した瞬間である!!


キィイイイイイイイイイイイインン!!


と言う高い音と夥しいまでの光、否、閃光が溢れた。


投げたナイフが爆発したのである。


そう、我々の世界で言う所のフラッシュグレネードである。


いかに、肉体が人を凌駕していようと、瞳と耳を持つ物には耐えられない法則がある。


闇の魔物全般は光を嫌う、それは魔王も少なからず同じ事、目に飛び込む輝きに目を眩ませないわけがない。


いくら肉体が、三半規管が優れていようとも。

耳元で揺れ響きわたる振動に揺さぶられないわけがない、その感度が鋭ければ鋭い程に。


常人なら再起不能、魔王でも5秒くらいの無思考状態を作れるだろう。


「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」


雄叫びを上げながら、魔王の心臓めがけ腰にさがっていた剣を振りぬき突き刺すのにはソレで充分!!


1秒あれば、やり方と距離によっては生き物は殺せるのである。


「ゴハッ」


しかし・・・・・血を吐いたのは、アクシズだった。


剣は魔王の胸に突き刺さっていた・・・・・心臓の数センチ手前に。


「この魔王を傷つけるとは、我も油断しすぎていた。お前の体に傷が無く万全なら我が命奪えていただろうな」


魔王はそう言うが、万全な体なら、魔王は油断しなかった、即ち傷さえつけれなかっただろう矛盾。


魔王の杖から出た魔力の刃が、アクシズの胸に刺さっていた、あの光のせいか、心臓ではなく、肺を貫かれていたのでは即死ではないが、元々ズタボロの上にさらに致命傷。


彼には奇跡を起こせないから、必然を起こす裏技が必要だった。


「クックックッ」


そして、切り札は相手が勝利を確信した時にこそ、使うのが確実だった。


笑ったのは・・・・


「何を笑っ・・・・!!」


アクシズだった。


「それは、神の秘薬(エリクサー)!!」


アクシズが予め、口に咥えていた瓶が、中身を肉体に流し込み役目を終えた空瓶がカランと音を立てて落ちた瞬間一瞬にして、身体に力がもどる。


エリクサーとは、死者さえ蘇らせる、まさに神の秘薬!!その薬があっても、ズタボロの姿で命からがら魔王の目の前に姿を現せたのは、正に今、この時までの布石!!


肉を切らして


「死ねぇ!!」


心臓を絶った。


ドス黒い魔王の返り血を浴びながら、剣に魔力を込める!!


「ぐぅぁああああああああああああ!!」


「死ね!!第二形態も第三形態も死んでしまえば意味がない!貴様が死んだ後の第二の魔王は俺がやってやる!!だから・・・・・・・死ねぇええええええええ!!!!」


剣から炎が舞い上がり、心臓を焼く、何を隠そう彼は魔法剣士だったのだ。


「混ざり子が、人と妖精の子が、神の肉体が魔に染まるか・・・。」


剣が冷気を纏い、心臓を凍らす


「魔に染まろうが、朱に染まろうが、俺は俺だ!!」


剣から放たれる稲妻が凍った心臓を砕く!!!


「面白い、お前がこの先、魔王として何をなすのか・・・、みさせてもらおうか!!」


胸に刺さっていた、魔力の刃が消え、杖が力なく、魔王の血だまりに落ちる。


「ああ、好きにしろ、そしてお前の力を頂いておく!!」


剣から緑の光が溢れる。


「ああ、我が魔王の力受け取るがいい!!」


「全てを奪い取り、我が血、我が肉としろ!!吸収魔法ドレイン!!」


「ウォォォッォォォォォォ!!!!!!!!!!」


魔王の断末魔が響く中、魔王から奪いし魔力により、一気に、先程まで魔力の刃が刺さりっぱなしで、エリクサーで回復した瞬間に再び傷ついていた、胸の穴がふさがる!!


そして、直ぐに・・・・。


「グゥゥゥウゥゥゥゥゥ」


うなり声を上げるアクシズ、襲い掛かる魔力の流れにより強化されていく魔力回路。それは、あまりにも強大で、アクシズの肉体に苦痛が襲い掛かるのだ。


「ガガガガガガガガ!!」


アクシズの体に紫電が纏う、そして黒い瘴気があがる、闇の魔力に魔族ではないハーフエルフの肉体は耐えられないのだ!!


数時間後・・・・。


魔王の間には、干からびた元魔王と新魔王が・・・・倒れていた。


うん、作者は満足です。


まー戦闘シーンの練習の殴り書きっぽいですが、書きたいことを書きまくりました。ある意味勢いだけです。


まぁ、あれです、感想とかあると嬉しいです。

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