プロローグ
俺の名は黒沼 天邪鬼至って何処にでもいる高校生だ。いや、だったの方が正しいかな。
俺は下校途中で車に轢かれ今は天界にいるらしい。
本当がどうかは分からないけどな。
「それは仕方あるまいてよ黒沼よ。」
「あのさ、勝手に人の心読まないでくれますかね?自称天使さん(マジキチスマイル)」
「正真正銘本物の天使だ。」
まだ言ってるよこの人。
「で?俺を如何したいのよ?早く言ってくんねーかな自称天使さん」
「余り我をおちょくるのは大概にしろ。人間ふせいが調子乗るなよ?」
あ、如何やらおこの様ですねー全然気迫が弱すぎて逆に怖くないぜ。
自称天使は俺の顔を見て溜め息を吐いた。なぜかイラってした。
「お主にはある世界に行って貰う事にした」
「ある世界?」
「そうじゃ、にわかに信じ難いが此れだけは本当じゃ。耳の穴を開けでしっかりと聞くんじゃぞ」
知らんうちに自称天使の御説明が入る。俺は興味が無いので寝た。
「っと.......言う訳じゃか話の内容は分かったかの?って寝とるし......。しゃーない、そのまま行って貰おうかの。ほなさいなら」
こうして黒沼の異世界冒険が幕を挙げるのであった!
「あ、彼奴の能力決めてなかったわい。まーよいか彼方の世界で身に付けて貰おうかの......」