第1話その終『危機開会の塔:願望者』
※この『--』は『------』です。
※それなりに『始まりを歩む』気持ちで読んでください!
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――数か月後…。
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――ここまで来たんだ…【あれ】を目の前にして…。ここまでやってきたのに…!!
《あいつ》を止めなければいけないんだよッ!!ここから出してくれ!
そして俺の願いを叶えてくれ!!このままだと……!!
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ここには半裸で白髪のロングヘアー男が座っている。他にもここに【何か】がいる……。
「やはり我の考えた通りの男だった。」
「00Id-NullParadox-と01Id-TheOne-との邂逅こそ、全ての始まりにして結であった。」
「【×××】」
――…帰らなくては…仲間が待ってるんだ…!
「こうなるのは貴殿の考えた計画通りか?」
「【×××】」
「そうか、やはりこれも貴殿の考え通りか、どこまでも思慮深いのう、超極なるものよ。」
――あの塔!アレは確かに始まりだ!【仕組まれたもの】かもしれない!
だがここまで歩んできたすべてが、そうとは思っちゃいない!
それがどんなに愚かなことだろうと!ここまで来たんだ!
「【×××】」
「そうだな、Id01武山才無。
始まりの解答権限保有者-ἀλήθεια Απαντητής-よ。
何もないではなく、何かがあるのかへの可能性を秘めしもの。
論理変数の光明を出し進む、完全をも超える解答
愚かにも変数を辿り、そのような姿になってまで言うのであれば…。」
「【×××】」
――頼む!頼む!!願いを叶えてくれ!!時間が無いんだ!!
「【××××××××××××】」
「超極。貴殿の定義はこれにより揺らぐやもしれぬぞ。
貴殿が最も恐れていることを、サイムはやり遂げるやもしれん。
全ての空想と全ての現実さえも超えた
貴殿の論理変数がいよいよもって変わるのだ。
今なお、全ての世界のものが成し遂げられんだ、偉業を超えるのだ。
この言の葉は一考するべきだ。」
「【×××】」
「まぁよい。貴殿はそういうものであることは理解している。貴殿が信じぬのが常よ。」
――今もあいつは戦ってんだよ!ここまでともにみんなで、七人で歩んできた!
だから!俺の願いを叶えろ!【真実の願望器】ッ!!
「【××××××××××××××××××】」
「貴殿の戯言は、この世を『ただの言語情報』としか認識しておらぬ。
そこが貴殿の虚弱性を立証するに足りる。
高々その程度のことで貴殿は揺らぐのだよ、この男のようにな。」
「【×××】」
「そうだな…。
さて…サイム
…そして『観測をしている貴殿ら』よ。
ただすべては手に入らない。覚悟はいいな?」
「【×××××××××】」
――………ああ。やってくれ!どうすればいいんだ?
××××××××
「…決断し、【解】を示せ。
世界が《終焉の願望器》に《滅ぼされる》前に、
友を守るために、愛よりも大切な【あの心】を思い出し【決断】せよ。
この世界を覆う危機を解決できるのは、始まりを知る貴殿らしかおらぬ。
『創造の願望器』の『24つの歯車達』を集め旅した
貴殿が決断せよ。」
――………………………………………………。
「かけがえのないあの日々を思い出し、貴殿が真に求む【願い】を。
これまで仲間たちと示し築いたものは、何だったのかを思い出し【解】を見出すのだ。」
………――………
××××××××
「では、始めようぞ。【どちらかの選択を決断】せよ。」
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――【友を生かす代わりに、この世界を見捨てて滅ぼす】か?
あるいは【貴殿の友を犠牲に、この世界を生かす】か?
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