第一章_彼女の前置き〖手紙。〗
※この『物語』は『フィクション』です。
※それなりに『始まりを歩む』気持ちで読んでください!
~第一章【心の始まりの物語:ショーワ町開幕、君を願う旅の始まり編】~
――拝啓 命を止めた君へ
久しぶり、私は変わらず元気だ。
もう君が世界から消えて、
とてもとても長い時間が経つね。
あの頃は楽しかったね。
今でもあの頃の、君の笑顔が浮かぶんだ。
いつまでも君という友人を愛している。
君にまた会うために、私はまだ抗っている。
いつかその時が来るまで、この命の炎が消えきる、
その時まで私は抗い続けることにしたよ。
必ず解答を出し、そして君のもとへと。
たどり着いてみせるから、だからそれまで待っていてね。
あと、たぶんこの手紙の中にある物語が、君への最後の贈り物だ。
手紙にはあの頃、君と私がかつて願った物が入っている。
物語と呼んでいいのかすらあいまいな言葉の羅列だけど、
あなたや私とともに確かにいた、彼らのお話。
物語として名を与えるなら
意味は『始まりの衝動』を関する言葉、
かつてある者が彼へ送った言葉。
この贈り物を君が、どうか昔と変わらない『心』で、
読んでくれると私は嬉しい。
彼がした【ある決断】が書かれた物語。
螺旋と願いを紡いで、世界とあなたを揺るがす旅。
どうか忘れないで、無限に等しい私がたどりついたこの物語を。
それでは、早速語るとしよう。
これは多くの苦難、そして多くの『心』で
溢れた運命を歩む冒険譚である――
○○○○○○○○
もし、流転の先に『フィクション』でも【リアル】でもない[何か]があるとしたらそれはきっと…。この物語の先に…。
きっと出会えるから………。
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