第18話その1『ハナビのプライバシー部屋整理』
※この『物語』は『フィクション』です。
※それなりに『大いなる』気持ちで読んでください!
――午後23:10
9月10日、旅33日目
主観変更side_ハナビ
▽▽▽▽▽▽▽▽
「おやすみー…。はぁ………。」
「「「「おやすみー…。」」」」
オータバ電気街の騒動から夜。
あれからサイムさんとアルさんがふらふらと真夜中に帰ってきた。
うつろな表情で『双六…。』『スタートに戻る…。』とぶつぶつ呟いていたけど。
ちなみにニッちゃんさんのおうちにお泊りしようか、先生と悩んだけど
ハナビはやっぱりこの家が落ち着くので一緒に川の字で寝る事を選んだ。
まぁ…ニッちゃんさんは実家で寝ることになって、少し広くなった冒険社は少し寂しく思う…。
そして今、ハナビたちは眠りにつく。今日はいろいろとあって疲れた…。
ロボも疲れを感じるんだなぁ…て実感している。
おやすみー…。
▽▽▽▽▽▽▽▽
――午前3:34
9月11日、旅34日目
………………実はハナビはみんなに言っていないことがある。
多分、先生も知らない、ロボット全員の共通した仕様…特徴なんだけど…。
ハナビたちは全員『ショートスリーパー』って奴なの。
みんな大体3~4時間寝れば疲れてても機能が完全にきれいになるの。
生物のみんなは6~8時間で体調が整うらしいけど…。
だから基本的にお姉ちゃん達と一緒にいた時は、ゲームやったりしているのが日常だったんだけど…。ここにきて数日間はこっそり目を開けたりしてたり
こっそり夜風に当たってたりしたんだけど。
ユウジさんが来たあたりらへんから川の字で寝ていて、みんなを起こさないようにしなきゃならないから、夜風にあたりづらくなったりしている。
そんな暇なときにハナビは『ハナビの秘密の機能』を見つけたのだ。
…それが……。
□▽▽□□▽▽□
「よっしゃ!今日も書くぞ~!」
ここは武山冒険社と同じ間取りの部屋。だけど家具がハナビ好みにファンシーになっていて、所々電子的な模様がある。
ここはハナビの『電脳空間』。これが隠し機能!
旅をしてから何日からした後ハナビは自分自身をもっと知りたいと思った時。
『自分自身の仕様書』が出現した。
そしてハナビはハナビ自身の機能をいくつか把握した。
『録音』や『分析』とかもこれで知ったの。
そしてみんなが寝ている中でハナビは夢のような感じで
『この自身の中にある部屋』で、色々と遊んでいる。
『日記』を書いたり、『絵』を描いたり、そして他の機能である自身の『録画』、『録音』したアニメや光景をこの部屋のテレビに映し出すことができる。
この部屋のただ一つの不満はご飯を食べられないっていう事だ…。
「どっこいせ!」
ハナビはリモコンをつけ日曜にやってたアニメを再生する。
ソライお兄ちゃんのジャージを再現してこのハナビの電脳空間に再現して羽織る。
そして机に向かい、日記をつけつる。
”今日はソライお兄ちゃんがオタク化した。
意外な一面を見れてかわいい♡♡♡”
っていうタイトルをつけつつ、日記を爆速で書いていく。
まぁ日記という名の『ソライお兄ちゃん妄想ノート』何だけど…。
たまーにBL方向に暴走するのはもしかすると、姉の影響かもしれない…。
”そうしてソライお兄ちゃんはハナビの背後にまわり、腕をゆっくりとまわし…。
そしてハナビは自分の服を……”
「きゃーーー!ハナビだいたーん!
ソライお兄ちゃんすきぃー!
………それでここから………
…ここから…
ここ、か…ら………???
どうすれば…どうなるの?ハナビはどういう風になって……??」
…まずい…ここから先を書くのにハナビはそういう経験がない!
そもそもそういう経験をしている姉妹はいない。
でも、お姉ちゃんから性知識??っていうのかな?
そういうことを断片的に教えてくれた…だからこそ…ここまでは書けたんだけど。
このあと、どういうことをしてどういう感じでどうなるのか
……ハナビ書けない…。
▽▽▽▽▽▽▽▽
――どういう風なことが起こるんだろう…。チュー…?その先は?
まったく見当がつかない…。ハナビ大困惑…。
「ど、どうしよう…。でも…まぁ…。うーーーん続き…ハナビの書いたハナビはソライお兄ちゃんとどうなるの…。」
「あらら~~お・ま・せ・さ・ん~!こういうラブコメ『あっし』大好き!」
「おませさんじゃないもん!ハナビはお姉ちゃんから色々と聞かされて成長してきたんです~!」
「まぁ!あの子たちったら~!妹に変なこと言っちゃって~!」
「変な事じゃないもん!お姉ちゃんたちはハナビに…。」
あれ?ハナビ誰と話してんだろう?
▽▽▽▽▽▽▽▽
「え…!?」
――ふっと横を振り向くと奇妙な存在が右横にいた。
その姿はまるでデッサン人形だった。
その存在はソライお兄ちゃんから教えられた言葉を使うと
『モノアイ』『単眼』の赤い一つの瞳で
材質は銅の様にも見えるし、木にも見える謎の物質でできていて
『球体関節』の人形の様な外見。髪の毛はなく、服は着ていない。
くるみ割り人形の様に口を開閉するための機構もある。
ただ身長がハナビたち姉妹とほぼ一緒の10歳くらいだった。
「こんばんは。」
「…あなただれ………?」
流石に動揺してしまう。ここはハナビのハナビだけの場所のはず。
ハナビのプライベートルーム、電脳空間のはず…。
この人形?はなに???今まで誰にも知られることなかったのに…。
「もぅーやーねーこの子は…。」
あとちょいちょい喋り方がおばさんっぽいのは何!?
あと声がやたらかわいいのがなんだか悔しい…。
そのデッサン人形は立ち上がり自分の
「さてと確かにポケ―としているあなたを見てみるのも面白そうだけど。
いい加減、あっしの名を名乗ろう。
あっしは『原初六道旅団』が一道、『天道』『金色成る知恵の実』
正式名称『機工聖皇太子天和金河』
『3066号』、いえ…蒲公英花火!!
あなたの『お母さん』なのです!!」
……え…??
???
「ごめん。ちょっと待って行ってる意味わかんないんだけど。」
「もぅー!『お母さん』ちょっと、か・な・し・いぃ~!」
はい???お母さん??聞き間違いかな?
お母さんって何!?そもそも、なぜハナビの電脳空間にお母さんを名乗る
この珍妙なデッサン人形プログラムがあるの!?
「えっとぉ~~…プログラム…です…よね??」
「お母さんです!」
「そういう風に名乗るプログラム…ですよね……。」
「プログラムじゃあ、ありません~~!正真正銘お母さんです~~!」
いや、自分と同じ身長をしたモノアイのデッサン人形に言われても説得力は0何だけど…。なにこれ…。
「うーーーん…確かに『今』はプログラムって形になっちゃったけど…。
その様子から察するに『コクちゃん』何も言ってないみたいね。」
「コクちゃん?誰ぇ…??」
「まぁいいわ。教えてあげるね!お母さんだもの!」
▽▽▽▽▽▽▽▽
その人形はきれいに正座してハナビへと向かい思わず緊張しちゃう…。
「3600年前にあっしは六道として旅をしてし終えた後。
仲間の『地獄道』のコクちゃんに頼んで、あっしを『生物』つまり『人間』にしてもらう実験を頼んだの。」
「人形を人間に??」
「――そう、でも事故が起こってしまったの………。
あっしは様々な道具を作ることができる『受注生産』っていう特性を備えて生まれてきた特別な人形なの。
だけど人間になるにあたってその技能が、大★暴★走しちゃってね。
何万、何億、何兆の道具が自らの身体から生まれてしまってね。
自らの意識や意志がその道具たちに拡散されちゃって…。」
結構、軽い口調でこの人…過去を口にしているけど、ものすごく重い内容…。
「で、人間にもなれず、道具に拡散した自分を修復もできず。
『受注生産』で精製した何兆ものの道具は『古代遺物』と呼ばれ、この星の各地の遺跡、ダンジョン、人の手に渡り回収不能となってしまった。」
つまり世界中にある『古代遺物』って元々はこの人のものなの…!?『古代遺物』って今の世界の『文明』を支えるのになくてはならないものとかってユミ先生が言ってた気がする…。科学技術も全て『古代遺物』あってのことだって…。
――それって…『この人がいない=文明が存在しない世界』って事になるんじゃ…。
そうか…だからこの人、自分のことを『金色成る知恵の実』って名乗ったんだ…。
▽▽▽▽▽▽▽▽
「それで…そのキンガさんはどうしてハナビの電脳空間に??」
「………お母さん!!キンガさんなんて他人行儀はやめてよ~!」
……いや会ったばかりの人をお母さんとは言えないよ…。
「まぁ、簡潔にいうと拡散したのは実体のある道具だけじゃなくて
あっしとほぼ同じ存在の『製造方法』としてデータも拡散してね。
それが『あなたたち姉妹』の『原型』、他に起動させるための『あっしの部品』となる道具もコクちゃんが取り寄せて、くみ上げたのがあなたなのよ。」
「え、つまり…リギョク様がそのコクちゃん…?で、そのデータがあったからハナビたちは生まれることができたの?」
「うん!まぁ今のこの世界にあるほぼすべての家電製品は『あっしの受注生産』から生み出された、あっしの身体の一部みたいなものだけど…。
我が愛娘達は特別中の特別の部品を使ってるの。」
愛娘って………。でもハナビの生まれた理由にこの人が関わっていたんだ。
お姉ちゃんたちも妹も…たぶん…。
「コクちゃんは元気??」
「………元気ですけど…。悪い人です…。悪の親玉らしいです。」
自分にとって母なのか父なのかよくわからないもう一人の産みの親を語る。
正直複雑な気分だけど。
「ありゃりゃ~。コクちゃん、無茶しちゃったか~…。
コクちゃん、正義も悪もなりふり構わない人だしなぁ…。拡散した意識のため道具を手に入れるために、きっと『いろんな悪党』を従えて、『あっしのために』って行動したんだろうなぁ。」
「………そういえばなぜ、あなた…お母さんはどうしてここにいるんですか?」
その単眼を見つめる。表情は読めないけど心なしか嬉しそうだ。
「パイと対峙したでしょう?『情』の歯車。
あなたが電脳体が傷付いた時に『彼が修復したりしなかった?』」
…そういえばゾニュロのサーバー内で『破損したファイルを治してあげよう』って言ってた気がする。
「その時についでにあっしも修復されて、1週間に少しだけ電脳体を動かせる余力ができたのよ!感謝なさい!」
……この言い方…四女の3021お姉ちゃんそっくりだぁ…。
▽▽▽▽▽▽▽▽
この呼び名はまだなじまないけど、お母さんは立ち上がりハナビの電脳空間内に白いリボンを出現させて『たすき掛け』をする。
「さてと…せっかく目覚めて娘と話をしたところで…制限時間内にやることやらなきゃ…。ウキウキするわ!」
「ウキウキ??あの~お母さん??何をするつもりなの??」
「家探………掃除よ!」
家探しだこれええええェェェ!!!母親が子供の部屋を勝手に捜索するという名目で、子供の趣味や指向を探るアレだこれ!サイムさんから聞いたことがある!
まずい!!色々と見られたらまずいものが!!
「まずはここから!」
「お母さん!やめて!!」
まずい!本棚に向かったッ!!鼻歌交じりにッ!!性格悪いなあの人形!
「ふ~んふ~♪」
「止まってお母さん!コードA-6!!」
ここはハナビの電脳空間!ハナビの武器だってちゃんと…。
ハナビの触手でお母さんには悪いけど、制限時間内まで縛って動けなくすれば!!
「――『管理者権限』」
「!?」
――え………!?なんで、ハナビのハナビ自身の武器である触手が…。
ハナビ自身をしばりつけるの!?
「ハナビちゃーん、わすれたのぉ~?
ハナビちゃんの武器とかは、もともとあっしが『受注生産』から生まれた道具……『管理者権限』は元々『お母さん』が持ってるの。というわけでここの本棚見せてもらうわね~~。」
「ちょ!そんな!お母さん!ほどいて!!」
なんで自分の電脳空間で身動きできてないの!?我ながら情けない!
身体動けない中、お母さんがっつり本棚見てるし!
「もぅ~!本の刊の番号がぐちゃぐちゃじゃない!ちゃんと昇順で…。」
「それ、ハナビが気に入ったシーン順に並べてるの!勝手なことしないで!」
「あらぁ~。ハナビちゃんこのソライ君て子が好きなのねぇ~!
ちゃんと、もっと大きな画像でポスターみたいにお部屋に飾らなきゃ!」
「逆に気が休まらないでしょ!!」
お母さんは私のプライベートルームにソライお兄ちゃんのポスターを張り、ソライお兄ちゃんの概要のデータを確認する。
「ってソライ君、『ゾンコ』のところの血縁じゃない!」
「ゾンコ??」
「あらあら~~~ゾンコは『畜生道』って呼ばれていてね。お母さんのお友達なのよ~。今度、結婚前の挨拶に行くとき、お母さんも同伴していいかしら~~?」
「やめてよ!そんな挨拶、親同伴でしたくない!あと会ったばかりでお母さんムーブかますのも、恥ずかしいからやめてよ~~!!ハナビと同じ身長なのに~~!!」
「身長はあっしも生まれつきだもん~!
それに実際お母さんだからお母さんムーブもしまぁ~す!孫の顔が見たいわ~!」
ああああああ”あ”ああ”あああ”!!もう!!
次々とこのお母さんがそれっぽい行動をするだけで、なんだかやきもきする!
リギョク様やユミ先生を含めたみんなと一緒にいた時には感じなかった恥ずかしさとか、そういうのでむず痒い!!
あと実年齢1歳、戸籍上12歳の子供に孫の顔とか言わないでよぉ~!
恥ずかしい……。
今わかった、世の中で母親が煙たがられる理由が…。
平然とプライベートにずかずか入ってくる子の感覚が理由なんだ…。
日記をずかずか読み漁られ…。
ん??日記…。そういえば『日記』とかの資料は…。
――今、お母さんが覗いている机の引き出し!!
「待ってぇ!!!そこだけはダメええええ!!!」
お母さんは無機質な顔を歪めてモノアイがすごく喜ばしそうな顔をしながら
ぐるぐる巻きになったハナビのもとへとそれを手にやってくる…。
「あらら~この子ったらほんとお・ま・せ・さ・んなんだから~~!
お母さん困っちゃう~♪きゃ♪」
「ああああああああああ!!拡げて見せびらかせないでよ!!
それハナビのなの!!もうやだ!お嫁にいけない!!」
見られた見られた見られたアアアアッ!!!
お兄ちゃん秘蔵写真が入ったアルバム見られた!
温泉とかお風呂上りとかでこっそり盗撮したお兄ちゃんのお写真見られた!
お兄ちゃんの尻尾の付け根とか、うなじとか、ダンジョンとかで人工呼吸されたときとかに撮った『ドアップ写真』とか、しっかりと撮ったいろいろなお兄ちゃんの合計278枚のアルバムお母さんに見られた…。泣きそう………泣けないけど…。
「へぇ~!しっかりとコメントまでばっちり…。『お兄ちゃんの朝起きる前にこっそり手を握っていたら肉球は、最強の弾力で…』」
「読み上げないでよ!!返して!ほどいて!!」
「………へ、へぇ~…ちゃんとあんた…しっかりと見て…
ふ、ふ~ん………。あんたの憧れの人『小さくない』?
一応、あんたの分析はお母さんの機能の一つ何だけど…
壊れてない?」
「………最初は若干計測ミスかと思ったけど…。
…べ、別にいいでしょ!ハナビの好きになった人の…その………。」
「…あ、うん………。おほほほほ…。」
なんでこんな恥ずかしい会話に移行せにゃならんのよ…。
にしても………なんだかこの人………。
――………………妙にアルバムをまじまじ見ているな………。
そりゃハナビも恥ずかしいけど……。
顔は無表情だけどしぐさが………なんだか『妙に初々しすぎる………。』
なんていうか…長女の2561お姉ちゃんと同じウブな感じ…。
「ねぇ…お母さん?」
「ひゃ、な…なに?」
「もしかして、お母さんって…『男の人の裸』ってあまり見たことがないんじゃ…。」
「…。」
…モノアイってわかりやすいなー。
きょろきょろするのすぐばれる。
ハナビはこう見えてサイムさんとか薄着になる瞬間が旅の中、結構あった。
海とか、この前の温泉、ダンジョンへの道中。
この前の温泉のは歯車にだまされるまで、がっつり録画していて繰り返し見てしまっている。それにお姉ちゃんが多いからそういうのを教えてもらってたし…。
だが、この目の前にいるのはなんだか、ハナビよりウブだ…。
「あれれ~?(最大の煽り)」
「ちが…あっしの頃はその海に入る文化とかなかったし…。
常時上半身裸でいる『修羅道』とかのせいで…。そもそも女の方が多かったし…。
ガチュウ殿が全力で配慮してくれてそういうのに興味も…。」
「お母さんて『無知』なんだねー。それで?お母さん(笑)??」
「きぃいー!!娘のくせに!むかつくむかつくむかつく、むかつくぜよ!
むかッちゅくッッ!」
あ~♪たのし♪ようやくやり返しできた♪
でもハナビの愉悦の顔を見て、お母さんは顔を真っ赤にして怒っているようだ。
▽▽▽▽▽▽▽▽
だがそんな中、唐突にお母さんの身体が薄くなり始める。
「………い、いかん、もう時間!?データの虚弱性が…。」
お母さんは身体が薄くなりながら、地団駄を踏む。
どうやらハナビが『無知』といったことが、怒りの琴線に触れたらしい。
「ぐぬぬぬ…あっしを馬鹿にされたままたぁ…次はまたいづれね…。
このまま恥でいるのはお母さんとして
…否、『知恵の実』である、あっしとしてゆるさんぜよ!
お前に恥を欠かせられたこと後悔させちゅう!
まっこと、そん首を長くして待っとれェ!」
「え…あ…う、うん。」
どこの方言??何語??お母さん怒って素の方言でてるの???どこの!?
そういえばこの人3600年前の人なんだよね…。訛りがひどい…。
ハナビが困惑しているとお母さんはハナビを指さす。
「すぐ、ここに帰るからな!
それにあっしはお前に【ニーイ】や〖マル〗
そして、『常世』とかの【肝心なこと】を伝えれてねぇぜよ!|
お前が歯車を求めるなら、知らねばならん!
それまで故障するなよ!元気にしろい!わあったか!」
よくわからない捨て台詞を吐いてお母さんは電脳空間から唐突に消えていった。
「…ハァ~~やっと帰った…。」
――………正直、お母さんは来ないでほしい。
嵐のようだった。おかげでそろそろ朝だ…。夢から覚める時間だ…。
なんだか、ちょっとむかつく…。
※ブックマーク、評価、レビュー、いいね、やさしい感想待ってます…!!
~ノヴァアージ知恵袋のコーナー~
~ハナビにとってこのような体験は初めてだぞ!~
~お知らせ~
(※いずれ消します。)6月は1週間に1部のペース、土曜6時に投稿します。
はっきり言って6月はそんなに投稿しません。が…。
7月に勝負を仕掛け、今までをはるかにしのぐ投稿ペースで
最終章を迎えて、完結までもっていきたいと思います。
ちょっと無茶なスケジュールですけど…。
【真相】と〖結末〗をどうかお楽しみください。
(私もドキドキしてます。)




