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【完結】nOva urGE/ノヴァアージ ~みんなと心を信じあう冒険~   作者: ラクルドゥ
第五章:第16話-恋と愛の湯けむり温泉街-
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第16話その5『恋と愛の湯けむり温泉宿:考えごとの時間だぜ』

※この『物語』は『フィクション』です。

※それなりに『ラブらぶな』気持ちで読んでください!


主観変更side_サイム

▽▽▽▽▽▽▽▽

旅館『如来ノ顔』_男風呂

▽▽▽▽▽▽▽▽



「風呂だぜひゃっはあああああああああああああああああ!!!」

「ひゃっはあああああああああああああああああ!!!」

「おいユウジ、あの蛮族サイム連中ソライの思考どうにかしろよ。」

「オレ知らね。」

 俺らは脱衣所で常にハイテンションだ!!

先ほどの枕投げからテンションマックスだぜ!!

枕投げの結果、殴り合いのけんかに発展しただけあって汗だくだ!

そのテンションで服を脱ぎ始める!

むしろ、昔楽しめなかった修学旅行のテンションが帰ってきてて楽しい!

アルとユウジが何故さめた感じでいるのかがわからない。




「おらぁユウジ!!タオルなんか腰に巻くな!丸出しで行け!!」

「おいやめろ馬鹿。」

「こういうところのルールではちゃんととれって!」

「…わかったよ取るよ…」

 ………………………




「…負けたーー!自信あったのに!」

「うるせぇ!」

「泳ぐぞーーーーーーーーーー!!」

「泳ぐな馬鹿!!」

 そんな俺らをわき目に、唐突にアルは虚空に向かって

「よいこ、わるいこのみんな!作者アルゴニックからのお願い!風呂で泳ぐとかは他のお客さんの迷惑になるのでやめましょう!親御さんはどんなことがあろうと止めろ!俺のようなおっさんは、久々の休暇で癒しを求めにやってきてる人もいます風呂で泳がれるとかマジでやめてもらいたい!はしゃぐのはわかるが、迷惑極まりないよ!!オーケー?」

「「わかりますた泳ぎません。」」

 チッ…。



「おいユウジ、まともなのはお前だけだ。お前がちゃんとリード握っとけよ。」

「嫌だよ!風呂くらいゆっくりさせてくれよ!オイ!」

「はぁ…とりあえずな。俺は風呂に入るのに少し時間かかるから先行っといて」

「わかった。」

 アルがトイレへと向かう。

俺らはうっきうっきで風呂へと駆け出す!

「走るなぁ!」

 ユウジに叱られ、競歩で進む。



▽▽▽▽▽▽▽▽



「おおおお!!」

「すっげ!ひっろ!」

「これはなかなか…」

 俺らの周りに広がるのは、湯気と広大な風呂場だった。

大小さまざまな風呂場。電気風呂、ジェットバス、水風呂、サウナも二つ付いているぜ。

「いよっしゃ!入るぞ!」

「まて!まずはかけ湯をしていけ!」

「「はぁ~い」」

 ざぁーっと俺らがかけ湯をし終える。

「さて今度こそ…」

「まて!体を洗って体の垢を落としてからにしろ!

テメェらの垢や泥がついた湯船に入りたくねぇ!!」

「ユウジ、さっきからなんだか偉そう~。」

「オレは風呂に関しちゃ厳しくいくぞ!」

「ちぇーわかったよぉ~」



 俺らは体をさっさと洗い風呂に入る。

「ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

「疲れが一気にとれるねぇ…」

「ふぅーーーーーーーーーーーーーーーー…気持ちいいぃぃ…」

 あーーーーー本気で最近連戦続きだったから気持ちいわぁ…

お、この温泉肩こり腰痛にも効くのか…

よかった。俺、どっちもちょうど疲れてたんだよねぇ…

「あーーーーーーー最高だなぁ…」

 窓から観葉植物が見える。植物に癒され、湯船のチャポンという音が心地いい。



▽▽▽▽▽▽▽▽


 ………湯船に浸かりながらアルが昨日話したことをぼーーっと思い出していた。



 昨日俺は未来であった出来事を少しだけ相談した。

相談した内容は余り暗い話題に突っ込みたくなかったから一つだけ、

【始まりの間エイドスドアルーム】についてだ。



 とりあえずこの温泉街から出たあたりで改めて『七人全員』で相談するつもりでいるが…。

ソライとともに簡単に事前情報だけ教えてもらった。



 だが…帰ってきた返事は……。



▽▽▽▽▽▽▽▽



 昨日、カラオケルームにて

「エイドス…ドアルーム?」

「そうだ。改めて聞くことになるとは思うが、今のうちに思い出せる情報を簡単でいいから教えてほしい。」

「始まりの間?ドアルーム???

お前らが言っているのは俺が出てきた初期リスポーン地点的な

あのでけぇドアがある【くそ便利ツール】のこと言ってる?」

 く、くそ便利ツール??

「まぁたぶん…。それのことを言っているなら…だ…。

うーーん…。なんて言ったらいいかな?」

「頼む、知ってることを教えてくれ!」

「……ほとんど知らへんのよな……。」

「へ?どゆこと?」

「いや…。俺もよーわからへん…。えっとな。この星を作る前から合った施設でな。

結構でかくて俺も全部使ってないし、なんか【不気味】でずっとあそこいるの怖くなって全部の部屋見てない…。広さ的に【セントレア】とか【関空】とかの4倍以上はあるんよ。」

「せんとれあ?かんくー?」

「すまへん。『こっち』で言うとタイショウモダンタワーの数倍くらいの大きさって思ってもらっていい。一人で使うには広すぎてしまうほどの大きさやねん。」

 なるほど…。つまりダンジョンみたいなものか…。





「ほとんど情報がないが『超越の歯車』や《究極の歯車》の力を膨れ上げさせることができる。そして何故〖惑星創造の前〗に明らかに人工物のあの施設が宇宙空間に浮かんでいたかはまるで分ってない。他にもわかっていることは……。」

「わかっていることは??」

「冷暖房完備、家具備え付け、日当たり良好、ネット回線完備の良物件だってことだ。」

 ズコッーーー!!

「不動産屋か!!」

「………まって!サイム!」

 今まで必死に考え事をしていたソライが沈黙を破る。しかも額に冷や汗をたらしつつ。



「〖惑星創造の前〗なんだよね…。

じゃあなぜそこまでの『近代設備』がその施設にあるんだろう?」

「!!」

「そう、それだよソライ、俺が不思議に思うとるのは。

世界の創造前には何があったのか?創造主である俺にはわからない。

あの施設は衣食住の設備と歯車の力を増幅させる制御装置。

そして世界間を移動するドア。俺が知ってるのはこの三つのみだ。

だが三つだけでも十分にわかる異常な科学があの装置には詰め込まれている。

あそこには想像以上の、いや『創造以上』の何かがある。そしてサンアはそこに封印した。

俺と同程度の力を持つ奴を、封印できそうな場所があそこしかなかったからだ。」

 ……なるほど…。やはりあの未来を回避するためにサンアを倒す…

となれば俺らの旅の終着点はやはり…。






 ……ん?少し疑問に思った。『些細な疑問』だ…。

「……じゃあ何故、同じような強大な力を持つアルが【エイドスドアルーム】じゃなくって

『メイジダンジョン』なんかに封印されてたんだ?」

「……なんで、なんだろうな?あれ???

…そういえばよく思い出せない…。

昔、何かに【引っ張られ】いつの間にか【封印されていた】…。

最後にいた場所は【エイドスドアルーム】だった気もする……。うる覚えやけどな…。」



 ――駄目だこりゃ…。一番あてにしていたアルでさえ知らない情報があまりにも多すぎる。



▽▽▽▽▽▽▽▽



 昨日、そういうことがあった

あとで6人で話し合うのはこの温泉旅館にいる歯車を捕まえた後にするとして…。

おそらく未来の世界でオドロが出てきた原因が【アルと魔神の死】だとして…。



 風呂に入っているのに何かもやつく…。

なんだか昨日の会話に引っかかりを覚える。




 そんな風に風呂に浸かって5分くらいたったころ合いだろうか。

「「「!?」」」

 そいつは突然、目の前に現れた。

最初は湯気に隠れてよく見えなかったが、だんだん姿がはっきりとしてくる。

そいつは体の左半身が普通の筋肉のない人間なのだが…

体の右半身が機械や様々な道具が埋め込まれた存在で

そして顔のあたりは湯気に隠れてよく見えない…





「…サイムサイム。あれについて何か話しかけたほうがいいのかな?」

「いや、ただの客じゃないよな。あからさまに怪しいもんな。」

「もしかしたら歯車に関係してるやつなのかもしれねぇ…」

「でももしただの、客だったら…」

「ええぃい!ままよ!」

 俺はそいつの左肩をたたく

「すいませーん。あの、その右半身は…?」

「ん?サイムか。」

「え、なんで俺の名前を…ってその声!」

「ああ、俺だよアルゴニックだよ。」

「アルかい!!」

 顔の周りについていた湯気が晴れていつもの顔が姿を現す。

そういえばこいつ奇妙な体してたな。



「いつもの姿と全然違うから一体どうしたのかと思ったじゃねーか!」

「いや、これが俺の本来の姿。さすがに温泉に服着たままで入る奴いねーだろ。

仮面に度付きのメガネが融合されてるから、顔洗うとき以外は取るつもりはないけど。」

「いつもの、あれ服なのか!?ってメガネがその仮面の中にあるのかよ!!

初めて知ったわ。」

「初めて言ったし。あれは服だよ?風呂でもメガネをかけている奴くらいいるだろ。

俺、目が悪いんだぞ。」



「へ、へぇ…」

「なぁ右半身はどうした?」

「…まぁいろいろとあってこうなった。これはこれで居心地がいいんだ。」

「ふぅーん。」

 錆ないのだろうか。

「じゃ、俺は電気風呂行ってくる。」

そういってアルは電気風呂まで行った。ハナビはダメなのに…

「オレもサウナ行くかなぁ…お前らはどうする?」

「そりゃあもちろん、混浴行くよな!ソライ!」

「もち!」

「どうせジジババばかりで残念な思いをするだけだ。オレはいかね。」

「じゃあなーユウジー。」

 ユウジはサウナのほうへと行ってしまった。

「さてとソライ!」

「行くか!パラダイスへ!」

「「いぇーい!」」



▽▽▽▽▽▽▽▽



 俺らはパラダイスへやってきて愕然とした。

せっかく下半身をタオルで隠したのに…。

「なん…だと」

「ひとっこ、一人いねぇ!」

「僕らのパラダイスはどこへ行ったのだろうか?」

「いや、まて!まだ、女たちがこっちに来てないだけかもしれん!」

「そうだ!僕らが速すぎただけかもしれん!」

 俺らが風呂に入ろうとしたとき…女風呂の扉が開く!!





 来たか!?湯気で見ずらいけど…そこにいたのは…。

「あ、ソライお兄ちゃん。」

「なんだハナビか。」

「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

ハナビちゃん、ちょっと、やばいですよ!規制はいりますよ!まずいよ!完全にアウト!

かわいい!天使!」「うるっせぇロリコンがああああ!!」

「ぶべら!」

 俺はソライを殴りつける!

ハナビの周りに湯気が無かったらとんでもなく危険だ…。

おそらくこういう湯気の配慮をちゃんと旅館側がしてくれているんだろう。

湯気に感謝したことは初めてだ…。

 




「ったく。それ以上やるとお前捕まるぞ。つーかふつーにキモイ!」

「ずびばぜん。はんせいじます。」

「ちょっと恥ずかしいな…」

「ハナビ、お前も少しは嫌がるそぶりを見せたほうがいい。

というよりタオル巻け!恥ずかしいならなおさら!!」

「なんで?」

「女子としてもっと恥じらいを持って生きておかなきゃ。こっちが不安になるからだよ!!」

「はーーーい。ソライお兄ちゃん大丈夫?」

 ハナビはタオルで身体を隠し、とことことソライのもとへ駆け寄る。




「でもソライお兄ちゃんとサイムさんって女の人とだいぶ形違うね…

なんでこんなに違うんだろう?ハナビももっと女の人っぽくなりたいなぁ…」

 その胸で言いますか?

「僕はそのままでいいと思います。」

「黙れ馬鹿。まぁ男女の体の違いに関してはユミに聞きなさい…

とりあえず、温泉入ろうか。」

「わーーーーーいお外にお風呂あるーーーー!」



 やれやれ…

さてとゆっくり湯につか……る…か…。







 ……ぁ、ぁれ…?

急に…。





主観変更side_ユミ

▽▽▽▽▽▽▽▽

旅館『如来ノ顔』_女風呂

▽▽▽▽▽▽▽▽




「あぁ~~、肩こりが取れるぅ~~~~。あいつら絶対に混浴露天風呂つかってるわね。」

「ですね。」

 あたし達は外の露天風呂であのロリコンがハナビが来た瞬間にキターーーとか叫んでるのがまる聞こえだった。あのロリコンいつか絶対につかまると思うわ。



「…。」

 ――……湯船につかっていると、ニッちゃんがあたしの胸をちらちら見ている事に気づく。

そういえばこの子、胸にコンプレックスあるんだった…。

自分で言うのもなんだけど、流石に女性同士でも悪目立ちする体型をあたしはしている。

……。

「…ニッちゃん……大きくってもいいことなんてないわよ。

肩こるし。なによりブラのサイズがねぇ…」

「……でも少し憧れます…。」

 そういうニッちゃんも言うほど小ぶりじゃないと思うけどね。いじけてるけど。

ニッちゃんの胸はソライが馬鹿にするほど貧乳って程ではなくそこそこ

だいたいBくらいはあるんだとわかった。あと美乳。非常に形がいい。

あたし、大きくなくていいから、これぐらいに育ちたかったな…



▽▽▽▽▽▽▽▽



 ――1時間後…。



「さてとそろそろ、上がろうかしら。」

「ですね。」

 私たちは風呂から上がり浴衣に着替え、

女湯を出ると腰に手を当ててコーヒー牛乳を飲んでるユウジがいた。

「…お、お前らも風呂上りか?」

 やだ。風呂上がりのユウジめっちゃかっこいいんですけど。

浴衣からその細マッチョな筋肉がちらちら見えるのとか、あたしのストライクゾーンど真ん中なんですけど。あたしを誘惑しに来ているのかこの男は?



 しばらくユウジと見つめ合っていた。



「…」

「……あ、ああ、ユミよかったらコーヒー牛乳いるか?」

 え、それって関節キッスじゃあ…

「おごるぜ。」

 そういってユウジは硬貨を自販機に放り込む。

ガタンとコーヒー牛乳が自販機から出てくる。

「ほらよ。」

「あ、ありがとう。」

 あたしとしてはそっちのコーヒー牛乳のほうが欲しかったんだけどなぁ…

…あ、ニッちゃんが、ジト目で少し照れた表情で目をそらしている…。

なんだか甘酸っぱい現場を目撃されて本当に恥ずかしい…。



 ――あたしは恥ずかしさをコーヒー牛乳とともに喉の奥へと流し込む。





 おいしい…。

「ふぅ…。」

「まだアルとサイム、ソライは出てきてない。きっと、まだ混浴で粘ってるんだと思う。」

「ハナビちゃんもまだ出てきてません。」

「きっと、あのあほ二人と一緒に温泉につかっているんでしょ。」

「とりあえず、オレはもう部屋に戻るわ。」

「……そうなの。じゃあね。」

「うっす。」



 ユウジと別れを告げた後。あたしたち二人は廊下を歩いていた。

「(小声で)恥ずかしかった…。

ニッちゃん。あたしたちはアイスでも食べましょうか。」

「いいですね!」

 売店へと向かい各々のアイスを入手する。

ニッちゃんはラムネ味のソフトクリーム。あたしはソフトクリームチョコバニラ味だ。

ベンチに座りアイスを食べ始める。

「うぅーーんあまーい。」

 バニラとチョコのバランスが絶妙で甘くておいしい。

「おいしいです。幸せですねぇ。」

「あ、ニッちゃん。それ一口ちょーだい。」

「いいですよ。はいあーーーん。」

「あーーーーん。」

 お、ラムネ味って初めて食べたけどなかなか行けるわね。シュワっと爽快って感じ!



「うぅうん。爽快感。」

「あーーーユミさん、予想以上に一口大きいですー。」

「あ、ごめんごめん。私のも食べていいから。はい、あーーーーん。」

「あーーーーん。うん。おいしいです。」

 ニッちゃんとの仲が深まった気がした。



▽▽▽▽▽▽▽▽



 ――2時間後…。



 二人で部屋に帰り、好きな本やユウジの料理ランキングや、ハナビたちロボットの昔話をしてだべりながら時間を潰している。

「でね。3001号………あなたたちがブラン(※第5話参照)って呼んでいる子はね。

あの子は案外勉強好きで、将来先生になりたいんだって言ってたわ。」

「へぇーでも大丈夫なんでしょうか、ブランちゃんはハナビちゃん曰く常にオラついているというか、不良っぽい感じですけど…」

「まぁそこは本人の努力次第ね。でも教師に慣れるだけの才能はあるとは思うわ。」

「ロボットたちにもちゃんと夢があるんですね。」



「ええ、あの子たちの夢のために支えるっていうのも、教師である私の務めですもの。」

「ところでハナビちゃんって、1歳ですけど、見かけは10歳くらいですよね。

さっきの話を聞いて、その…戸籍とかって、ないとダメなんじゃ…」

「ああ、お師匠様曰く、戸籍は適当に持っているらしいわよ。」

「え!?」

「まぁ、名前はあとで変えないといけないけど…」

「じゃあ年齢って…」



「ハナビは確か12歳。長女であるモンブ(※第1話参照)が、もう17歳。

精神年齢に戸籍は合わせたわよ。」

「モンブちゃん私とタメなんですか!!?あの外見で!!?」

「ええ、ちゃんと高等教育を受けているわよ。モンブは成績悪いけど、

他の子たちは普通に模試で上の方だし…。」

「え!!?私よりも上!!?あんなに小さい子達なのに!!?」

「まぁ…体が成長できないっていうのが、ロボットのかなしいところね…。

成長できない体なのに、バイオテクノロジーや骨格の形が計算されて作られたような奇妙な機能がいくつもあるし…」

「奇妙な…?」

「体を見ればわかるわよ。『さっき見た』通り

まるで成長しないのに大人になるのを目指して作られたような…ね。

人間的過ぎるっていうか…。骨格とかも…ね…。」

「???」

 ………ちょっと大人すぎる話だったかしら…?

あの子達は完全なロボットだけど、工学的な側面だけじゃなくて

『生物的』な側面もあるってこと…だけどね。





「……あ…そ、そういえばハナビちゃん。遅いですね。」

「確かに言われてみればもう18時、あたしたちがお風呂に入ったのが16時だからもう出てきてもおかしくないわ。」

「なのに、なんで帰ってきてないんでしょう?」

「…なんだか、嫌な予感がするわ。」

「奇遇ですね。私もです。」

 ちょうどその時だった。

ドンドンドン!!と誰かが部屋をノックする。

「はいはい。今開けます。」

 ニッちゃんが部屋を開けると…



▽▽▽▽▽▽▽▽



「大変だ!あいつらが帰ってこない!」

 とユウジが息を切らして飛び込んできた。

「ユウジどうしたの!?」

「もう風呂に入ってからずいぶんと経つのに、

サイム、ソライ、アルこの三人が帰ってこないんだ!」

「え!?あいつらも!?」

「と、いうことは…」

「こっちもハナビちゃんが帰ってこないんです!」

「何だって!?」

「……とりあえずこの旅館内をくまなく探しましょう!」

 あたしたちはスリッパに履き替え、廊下に出る。

「これは何かがあったに違いないわ。」

「ええ、明らかに四人とも一斉にいなくなったままっていうのは、不自然です。」

「そういえばさ、THTに確かこの近くに歯車があったはずだよな。

だとすると、これも歯車の仕業ってことじゃないか?」

「ありえる話よ。下手したらもう攻撃は始まってるとみて間違いないわ。」

「だな。」

 こうして謎の失踪と歯車を巡る怪事件を追うことになったのだった。


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~ノヴァアージ知恵袋のコーナー~

~最初から一目ぼれをしたユミだが、変態的な会話ですぐ怒りに変わったぞ!~

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