輪廻
地平線の彼方まで続く道。その上に僕は立っていた。
僕の横をひとりの男が通り過ぎようとしていた。
僕は男に「どこに行くんですか?」と聞いた。
すると男は「さあ、この道が続く限りどこまでも。」と。
僕は目的のない旅をする意味がわからなかった
僕がそんなことを考えている間に男は通り過ぎていった
これから僕はなにをしたらいいのだろうか。
僕はその場に座り込んだ。
少しすると女の子が僕の前を通り過ぎようとしていた。
すると女の子は僕の前に立ち止まって言った。
「お兄さん、こんなことしてていいの?」
その時、僕はその女の子が何を言っているのかわからなかった。
知ろうともしなかった。
女の子が去った後僕はしばらくその場に立っていた。
すると後ろから黒い手に掴まれて引っ張られた。
影だ。僕の影からその手は伸びている。
影の奥には、人とは言えない不気味な笑顔を浮かべたものがいた。
そこで僕はようやく気付いた。立ち止まってちゃダメなんだ。
僕は死んでいたんだ。
そして僕は影の中へ沈んでいった。
「あーあ。だからいいの?って聞いたのに。」
女の子は僕を見下ろして言った。
女の子の背中に白い翼が見えた。
小説を書くのは初めてです。
異なった短編をあげようと思ってます。
評価よろしくおねがいします。