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真理!

戻りたい、あの時へ

戻りたい、あの場所へ

また…聞きたい、君の声を


小さい部屋、1人ベッドに座り何本を読む。

私は恋先(こいさき) 花恋(かれん)

彼氏なんて勿論いない、そんな高校生。

私が好きなのは恋愛の本、私にもこんな出会いが〜…なんてそんな事を思ってしまうのです。

今日も読んでいるのは恋の物語、そんな夢みたいな本を読んでいると携帯の通知が鳴り響く

(通知…lime?)

lime(ライム)とは、無料のメッセージアプリです

(あ、やっぱりlimeだ)

慣れた手つきでlimeを開く、

そして書かれたメッセージを開こうとして、手を止める

(誰…この人)

見た事がない名前

見た事がないアイコン。

警戒しながらその人から来たメッセージを開く。

私は、そのメッセージの意味を理解できなかった


朝の日差しに起こされた。

ベッドの隣にある机に置かれた時計を見る。そこには10:14の数字

(もうこんな時間)

身体を起こして部屋を見渡す。

いつもどうりーではなかった見覚えのない荷物がある。

昨晩の記憶を辿る、勿論記憶上これはない。

(なに…これ)

段ボール、見た目からして新しい。

見覚えのない荷物に戸惑っていると静かな部屋にインターホンが反響

する。

リビングまで急いで音を出した人を確認する。

そして玄関まで行き、扉を開ける

「おはよ〜花恋…あれ?寝おき?」

なぜ分かったのか…その答えはすぐ分かった

「そのパジャマ可愛いね、写真いい?」

「だめだよ」

「え〜」

わざとらしく肩を落とす。同じ女子でも可愛いと思ってしまう。

「それで、何か用事?」

「あ〜用事って訳じゃないんだけど…暇だから来たんです!」

「だったらlimeで言ってくれれば部屋片付けたのに」

「片付けた部屋に需要はない!可愛い花恋の自然の部屋が見たいの!」

「そういうものかなぁ…」

「そういうものなの!」

とりあえず断る理由がないので家に招待する。

お邪魔しまーすと言って家に入るこの娘は近藤(こんどう) 真理(まり)

「とりあえず適当に座ってて」

「お〜やっぱり花恋の家はいい匂いだね〜」

「そのセリフ、おじさんっぽいよ」

自分の部屋に入り、私服に着替える。そこでふと視界に入った段ボール。

(これどうしよう…)

悩んだ結果、とりあえず放置

リビングで真理を待たせているので急いで降りる

「お待たせ〜」

「おかりー」

「リビングに戻って来ると真理はPCを見ていた。」

ちなみに真理は極度のゲーム好き

「またパソコン…いつものゲームでもしてるの?」

「あ、気になっちゃう?」

「ちょっとは気になるかな?」

「じゃあ私がゲームの良さについて教えてあげよう!」

「あ〜遠慮しときます…」

「なんで!?まぁゲームじゃないんだけどね」

PCを閉じながら真理は

「じゃあ、行こうか」

「えっ?どこへ?」

「買い物」


「ほら!これがいいよ!」

「うぇ、こんな女の子らしい服…」

真理がすごい可愛い服を勧めて来たが、私には似合わないと否定する

「え〜!なんで!似合うと思うよ」

「私そんな可愛くないし…」

「ほらほら!着てみるだけ!」

「え…えぇ…」

真理に流されるがまま試着室へと入る

「はい、これ着てね」

「それは分かったけどさ…なんでこんな狭い空間に2人もいるの?」

「え〜どうせ花恋着ないじゃん?から私が着させてあげようと」

含み笑いを浮かべながらこしょこしょをしてくる

「わか…分かったから…やめて」

「はい、交渉成立ね」

「交渉って…」

真理が出たのを確認してカーテンを閉める

(この服私には合わないのに…)

とっても可愛らしい服を着てカーテンを開ける

「おおおお!天使キタコレ!!」

「ちょ、真理声大きい!」

「ごめんごめん、でも!可愛いから買おう、私が買ってあげる」

会計レジへと真理が行く、私はお店の外で待つ

真理が戻って来るのを待ってると、後ろからいきなり誰かが抱きついてきた。びっくりして後ろを見ると、真理がいた

「お待たせ〜買ってきたよ、家に帰ってさっそく着よう!」

「私の家にね…」

真理には何をしても無駄だった…今更ながら思いだし、苦笑いして答える





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