第四話 エース登場
「なんだあのピッチャーは?」
「桐島鷹虎ですよ!」
「!?あいつが桐島…」
「鷹虎!次はあの三中で四番打ってた佐伯だ!」
「あぁ佐伯智明かわかった!」
「プレイ!」
「久しぶりだな桐島!」
「お前もな!」
「またお前と戦えるなんて嬉しいぜ!」
「ケェッ!戦いになんか何ねえよ!行くぞ」
ヒュン
コチン
「ファール!」
「桐島君のボールに当てた?」
「当たり前よ!彼中学の時天才バッターって呼ばれてたんだから!」
「!?美咲!」
「やっほ久しぶり!」
「桐島君の事はありがとう!」
「まぁ気にしないの!」
「おっあいつ佐伯智明じゃねえか!」
「!?彼は…」
「あっはじめまして!美咲の彼氏の三上安鷹です!」
「はじめまして!三島夏帆です!」
「あっニ球目投げるよ!」
ヒュン
カキン
ズサァー
サード飛び込むが取れない
「ファール!」
「ふぅあぶねぇあぶねぇ…鷹虎!引く目だ引く目!」
「わかってるよ!」
ヒュン
カキン
佐伯が打ったボールは真っすぐに鷹虎に向かう
「危ない!」
三島が叫ぶ
パシン
鷹はボールをとる
「あぶねぇ!」
「アウト!」
「あれをとるかよぉ!クソッ」
佐伯がベンチに戻りながら言う
その後は三振に仕留めチェンジ
「ふぅ危なかった…」
「ナイスピッチ!桐島君!」
「あぁ!」
「お前からだぞ鷹虎!」
「俺から!?」
鷹虎はバッターボックスに入る
「さぁ来いよ!」
ヒュン
カキーン
「はいさよなら」
白球は高々と跳び場外に落ちる
「やったぁー!」
三島が叫ぶ
「ナイスバッティング!」
豪が叫ぶ
「キヤァー!」
美咲が歓喜する
「当然だな!」
安孝がうなずく
鷹虎がベンチに帰って来る!
「鷹虎!」
「豪!」
パチン
ハイタッチをする
「次は俺の番だ!」