第一話 野球を辞めた理由…
桜の花が舞う頃俺は高校のグランドの横を歩いていた
「うはぁ!?」
いきなり前に野球ボールが飛んで来た
「すいませ〜ん!」
叫びながら女子生徒が駆け寄ってくる
俺は腰を上げ制服を叩いた
「なんで野球ボールがあるんだ!?野球部ないだろ?」
俺は聞いたすると彼女は
「野球部はないけど同好会ならあるんだよ!」
そう言った
「はぁ!?同好会?だから部活紹介にもなかったのかぁ!」
「えぇ部活じゃないからね!」
俺はボールを拾いこう言った
「こんな玉遊ぶ何が楽しいんだか!」
すると彼女は顔色を変えた
「ちょっとあなた!それは言い過ぎじゃないの?頑張ってる人にたいしてその言い方は…」
「玉遊びだろ!?同好会って事は公式戦にだって出られない!それのどこが野球だ?」
「お〜いボールどうした?」
グランドの隅から声が聞こえた
「あっは〜い今持ってきます!」
彼女はこちらに振り返り手を出した
「返してボール!」
「持ってくよりこうしたほうが早えよ!」
「えっ!?」
鷹虎は振りかぶり同好会メンバーのグラブ目掛けてボールを投げた
ヒュン
ズドーン
それは辺りを一瞬にしてグラブの中におさまりグランドにいたス全ての人が動きを止めた
「あっあなた何物?」
鷹虎はもう歩き出していた
ガチャ
「ただいま!」
「おぅ鷹虎!遅かったな!」
「あのなぁ安!人の家に俺より早く入るなよ!」
「まぁまぁ幼なじみなんだから兄弟みたいなもんだろ?(笑)」
「たくっ!んでそっちはどうよ?一年で期待四番バッター君?」
「まぁ上々ですね!お前も野球やめなきゃ良かったのに!」
「へんっ坊主にしてまで野球なんかやりたかねえよ!」
「あっそうかい!内の監督が歎いてたぞ!
「もったいない!なんでやめて閉まったんだ!お前と桐島がいたら間違いなく全国制覇できるってな!」
「これはこれは天下の日枝三高の監督にそんな事言われるなんてねぇ!」
「そういえばお前の高校に三島夏帆って女の子いないか?」
「三島夏帆?さぁ?なんでだ?」
「いやぁ美咲の友達らしいんだけどさぁお前と同じ高校に行ったって聞いたからだってよ!」
「三島夏帆ねぇ〜」