考え方の果て
短編小説
題名 考えることの果て
2013年5月18日から 書き残す
burrakupedorinnpann
前文
私
「私は高校三年生、男児です。」
そんな当たり前なことを、言う。
何を考えているのだろう。
面白そうな人だ。
私
「今を幸せに、思いませんよ♪」
今を幸せに思わないなんて、高校生で思うものだろうか?
もしかして、いじめ?
私
「人に、生まれてすみません。」
いきなり謝罪をするのだから、理由を聞きたいものだ。
理由は意味深いのかな?
私
「人は、生まれてきてはいけない存在だと思います。」
なぜ、こんなことを気分よく呟いているだろうか?
私
「人は、何を喰らっていますか?」
生き物だから、何かを食べなければ、生きていけない。
当たり前だろう。
愚かなだ。愚かな質問だ・・・。
私
「人間以外の生き物へ。生きてきてすみません。
私は、貴方様を食べて生きています。」
食べ物に対して、謝罪している。
あなたさま?なぜ?
喰われているものに対して、そのように思うのだろうか?
私
「人間は、食べる物がなければ、勝手に死にます。」
なぜか、当たり前なことを言う。
私
「食欲、性欲、睡眠欲等の欲があります。」
欲があるのは、生き物だから、あると思う。
他の生き物もそうでは、ないだろうか?
おかしいことなど、何もない。
私
「失う命の重みの感じ方が、違うのは酷いと思います。
あと、人間に喰われる生き物に対する気持ちが浅いと思います。」
失う命?
それ以前に、話が飛びすぎて、内容がわからない。
どう理解すればよいのだろう?
私
「人が、喰われるだけの存在になったとき、どう考えますか?」
もし人が喰われる立場に立った時、悲しみ、怒り、様々な、感情を持つことだろう。
人によっては、たたかいに発展するかもしれない。
もしかして・・・。
(この小説に続編があるのだから、バットエンドで終わることに驚きしかない。バイ作者)
本編
私
「このお肉、美味しい!!」
私の母
「よかった~。今日は高い豚のお肉だから、味わってね!」
夜、私の家の食卓で、私は料理名『豚の生姜焼き』となった豚のお肉を、ナイフとフォークで上手に食べていた。
母は、その言葉を聞いて、嬉しそうに私を見る。
私の自宅は山に近くて、建物が少なく、都市から100キロぐらい離れている。
自宅付近は人通りが少なく、土地が広くて安いということで、ここに住むことになった。
私の家には私と、私の母と、私の父がいて、あと一匹の豚を飼っている。
私の名前は帰路信幸という。
豚には、名前がある。
その名は、『豚幸』である。
この名前は、私が一人で養豚場に行き、食肉用の豚を養豚場から勝手に家に連れて帰ってきて、それを見つけた母と父が返そうとしたが、私から離れようとしないために、母と父が諦めて、母が電話でその豚の飼い主に話をした後、飼い主が私に差し上げるという形で治まり、私が幸せな豚になって欲しいと、つけた名前である。
今は出荷しようと思えば出荷できるくらいに、成長した豚である。
メスで、脱尾や、歯切りは行われていない珍しい豚であった。
話は戻り、今の食卓のまわりにいるのは、私と私の母だけである。
皿の上にある、料理された豚の生姜焼きの横にある、ピーマンと卵の炒め物を見て、私は叫んだ。
私
「ピーマン!喰ったら吐くから、食べない!」
私の母
「また、好き嫌いして!そんなこと言っていたら、好きなもの食べさせないよ!」
私
「ピーマンについては、許してくれよ~。
今は、その気分じゃないんだよ!」
私の母
「わがまま言わないの!信幸!
何歳ですか!高校三年生になって、情けない。」
私
「うるさいな!たまには残すのもいいだろう!ごちそうさま!!」
私は叫んだあと、立ち上がり、食べ終わったご飯茶碗と食べ終わった味噌汁の容器を食器洗い機の中に入れた。
そのあと、ピーマンだけが残った皿を三角コーナーの上で傾けて、ピーマンを皿の上で滑らして、皿の上から落とし三角コーナーに入れた。
私の母
「あーもう!!
信幸のことを思って、言っているのに何でわかってくれないの!!
母さん悲しいよ。」
私は母の声を聞き入れて、無言のまま食卓を後にした。
夕食を済ました後、豚幸に会いに行こうと、私は自宅から外に出て、自宅の離れにある、一つの倉庫と言った方が良いと言えるような大きさの豚小屋にむかった。
その豚小屋は四角形であり、扉が施錠されてある出入口以外の上辺に、小さな四角の空気通しがあった。
豚小屋の大きさは、大人十二人が立った状態で、整列された状態でなければ、入りきらない。
空は曇っていて、夜空に無数とある星がみえない。
私は、扉に施錠がされてあるので、それを外して扉を開いた。
私
「こんばんは!豚幸!!
元気にしてたか?」
豚幸
「ぶひっ!」
私
「可愛い!!
そのしぐさで、何度助けられたか~~。」
私は、豚幸に飛びついて、頭を撫でたり、目元付近にキスをした。
豚幸は嫌がりもせず、私のなすがままにされていたが、びくともしなかった。
私
「豚幸!
お前を洗ってやるから、動くなよ~。」
豚幸は動かない。
私は豚小屋にある、ホースがつながった水道の蛇口を開きに行く。
私
「じゃあ、水を出すぞ!」
私は蛇口から水を出した。
しかし、蛇口とホースはつながっているため、蛇口の真下辺りに水が飛ばず、ホースの中を水道水が通り抜けていく。
私は長さ5メートルのホースを急いで持ち、水道水の出口を探した。
探している中、水が出てきた。
水が辺りに飛び、豚幸の顔にかかってしまう。
豚幸
「ぶひっ!!」
豚幸は驚き、叫んだ。
そして、私に突進してきた。
私
「ごめんよ!やめて!暴れないで!」
私は、豚幸にむかって叫ぶ。
しかし突進は止まらなかった。
豚幸の突進を正面から受けた。
私は体をくの字の形にして飛んで、豚小屋の壁にぶつかる。
ホースは突進を受けたときに、私が手から放してしまった。
私
「いたっ!」
私は壁にぶつかった時、当たり前の思いを口に出す。
壁が揺れて、「みしっ!」と豚小屋が音を立てた。
この豚小屋は、あまり丈夫ではないので、負荷をかけすぎたらそのうち倒壊することを、私は理解していた。
私
「驚かせないようにしないと・・・。そのうち、小屋が倒壊するな。」
私は呟き、手放したホースの先端を手で持った。
豚幸は、興奮しているようだった。
私
「ごめんな、ほんとにごめんな、驚かしてしまった・・・。」
私は、興奮していると思われる豚幸の頭を、ホースを持っていない手で撫でた。
興奮していると思われる豚幸は、私に突進してきた。
今度は、私は刹那に豚幸に飛び乗った。
再び手に持っていたホースを手放した。
豚幸は、突進する目標が居なくなったので、突進は止めた。
その代わりに自分の上に乗っている、人間を振り落とすために、暴れた。
私は豚幸の上で、豚幸に両手でしがみつき、振り落とされないように、耐えた。
私
「そんなに、私が嫌か?」
私は暴れる豚幸の上で、豚幸にしがみついた状態のまま、自分の口を豚幸の耳元に近づけて、小さく呟いた。
豚幸
「ぶひ~。」
豚幸は鳴いて、暴れるのを止めた。
豚幸が暴れなくなったので、ゆっくりと豚幸から降りた。
私は、自身が再び手放した水が出続けているホースの先端を持った。
豚小屋の壁には、ホースから出た水がついてできた水滴があった。
あと床には、小さな水溜まりがたくさん出来ていた。
豚幸が豚小屋の中で寝床として使っている場所を、濡らしてしまったこともあり、私は後悔していた。
私は豚幸の寝床を濡らしてしまったので、拭きたいと思っていた。
しかし豚幸を洗わないことには、自分の気が済まないこともあり、豚幸を洗うことに優先した。
無言で豚幸の前足に、ホースから出る水をかけた。
豚幸は驚きもせず、嫌がりもしなかった。
豚幸は行われていることに、なれたというべきだろう。
私はその様子を見て、豚幸の後ろ脚にも水をかけた。
豚幸はずっと私の行いを見ている。
豚幸
「ブヒ~。」
私
「どうした?珍しい。
豚幸が洗われているのに、鳴くなんて。」
豚幸は鳴いたあと、前の両足、後ろの両足を折りたたみ、地面に伏してしまった。
そのあと、豚幸は全足が濡れているのに、寝息を立てて寝てしまった。
私
「寝ている、豚幸も可愛い!
せっかくだから、今日は一緒に寝るね~。」
私は水が出ているホースを持ちながら、水道を閉めて、水を蛇口からでなくした。
そのあと私は、蛇口についているホースを外し、そのホースをまるめて、豚小屋の隅に置いた。
私は寝ている豚幸に歩み寄って、豚幸の頭をさすりながら、添い寝した。
私
「豚幸~、お前は俺に必要な存在だから、絶対に手放さないよ・・・。」
豚幸
「ぶひ~。」
寝言だと思うが、豚幸は私の声を聞いた後、鳴いた。
私はその鳴き声を聞いた後、豚幸の右前足を両手で持った。
私
「好きだよ・・・。」
私の夢の中
私は物体が何もない、黄色な世界に立っていた。
私は服を着ていない。
全裸ということだ。
私
「気味が悪いな。ここはどこだろう。」
独り言を言っても、物が何もないので反響しない。
私は下を見た。
影はある。
ただ、どこから光が差し込んでいるかわからない。
上から光が差し込んでいるのか、横から照らされているか、わからない。
女性
「すみません・・・帰路信幸さんですよね?」
私は突然声をかけられたので、辺りを見渡してみた。
私は、驚いていた。
(何もない世界に、私以外の物体の存在はない)と思っていたことによる恐怖と(誰かがいるのか)という安心が、私の行動の速度に速さを作っていた。
私は1秒以内に、その姿を目で見つけた。
私の後ろにいた。
彼女も、全裸であった。
見た目は20代ぐらいの女性であった。
声も、一般的にいるような女性の物であった。
私
「はい、私が帰路信幸ですが、どうかしましたか?」
女性
「私は、信幸さんが好きです。」
私
「・・・!」
私には返す言葉が生まれなかった。
若い女性から『好き』と言われたのは、初めてだった。
対応の仕方が、わからない。
それに相手(女性)のことが、何もわからないのに言われたのだ。
相手に失礼なことをしているのは、わかっている。
すぐに返事が出来ないなんて、酷い人間(私)だ。
とりあえず私は、相手が私のことを知っている理由が知りたくて、言葉を待ってみた。
そうしたら、すぐに女性から言葉が飛んできた。
女性
「私は、貴男にこの想いを伝えたくて、待っていました。」
私
「貴女は、誰ですか?」
女性
「私を、食べないでください。」
私
「・・・!」
女性
「正確に言うと、私たちを食べないでください。」
私
「・・・食べない?」
女性
「このことを覚えておいてください。
良ければ、現実に戻ったら、このこと(私たちを食べないこと)を広めてください。」
私
「人食いなんて一般的には、人はしないと思うけど・・・。」
女性
「ふふっ。そう解釈しますか。
私の姿は人間ですから、わかりませんよね。」
私
「はい、私にはわからないです・・・。
貴女は誰ですか?」
女性
「貴男が、1回は食べたことのある物であり、貴男が良く世話をしている生き物です。」
私
「!まさか、豚幸なのか?」
女性
「はい。豚幸ですよ。」
私
「豚幸と話しているなんて、不思議な気分だ。」
女性
「人間として、貴男の夢に出ていますからね。」
私
「ということは今しか、話せる機会がないということだよね?」
女性
「はい、そうです。」
私は考えた。
言葉を自在に操れて、意見をお互い言い合うことができて、会話も出来るのだから、時間を無駄にしたくない。
大切な豚幸と話して楽しむ時間、そう思った。
でも話をするだけで、いいのだろうか?
私は豚幸が好きだ。
豚幸は私が好き。
好きな人同士が、最終的にいきつくところと言えば・・・。(愛し合うシーンに入ります。)
私
「豚幸は私のことが好きだよね。」
女性
「はい。好きですが・・・どうしましたか?」
私
「私も豚幸のことが好きだよ。」
女性
「本当ですか!嬉しいです。でも悲しいですね。
私が信幸さんと同じように、人間であれば、現実でも楽しく話せたことでしょう。」
私
「・・・今しか、ないなら・・・。」
女性
「?どうしましたか?」
私
「豚幸!夢の人間でなくても好きだ!
だから、私は貴女とやりたい!!」
私は叫んでいた。
私自身そのことに関して、全然おかしいとも思わなかった。
私は豚幸が好きだ。
豚幸は、始めは驚いた顔をしていたが、冷静に物事を考えて、表情が和らいで、笑顔になった。
女性
「いいですよ。ただ、私は処女ですからね。
お手柔らかによろしくお願いします。」
私は豚幸を引き寄せて、抱擁した。
豚幸の息が当たる。
胸があたる。
私の物は、すこし強度を持ってきた。
キスをする。
舌を入れあってするので、音がする。
女性
「ちゅっ。はぁ~。うっ。」
私はキスをしながら、豚幸の胸をやさしく、半ばいやらしく触れて、豚幸の反応を見ていた。
女性
「あ!う。は~。」
豚幸の息の仕方が、私の愚息の強度を高めていく。
私は豚幸にキスを続けながら、敏感になってきた胸の頂点、乳首を片手で弄って、背中を持っていた、もう片方の手をゆっくりと下に、背骨に沿ってなぞるように触り、お尻にたどり着かせた。
女性
「あ!やっ、やさ、しい、です、ねっ。」
豚幸は、敏感になった豚幸の身体をやさしく触っている、私に褒めの言葉を言った。
私
「んぷっ(ディープキスから、唇を離すときの音)。痛かったら、言ってよ・・・。」
女性
「はぁ~・・・はい。」
私は豚幸のお尻にたどり着いた手で、彼女のお尻を食い込むぐらいに強く持った。
豚幸の胸を弄っていた手を、彼女の股の前の穴の付近まで持って行った。
私
「じゃあ、指を入れるよ。」
私は焦っていた。
私は実際にこんなことやったことがない。
自分の勢いのある愚息を鎮める技術を持ってはいるが、女性の体を高める事なんて、現実ではやったことがない。
私は何をどうすれば女性が高まるか、動画などを見てわかっていたが、動画を見るだけの受け身と自分が行う立場は、まったく違う。
私が思うこと・・・それは、彼女(豚幸)が痛がらないように、やさしくしてあげたいということである。
けれども私は、ありえないと思っていた。
人間と豚の身体の作られ方が違うから、子孫を残せないと。
でもそんなの関係ないと私は、思う。
私の不器用な高め方で、彼女のそこは濡れていたのだから・・・。
女性
「あ!・・・ふぅ~。」
私
(彼女は、何を思っているのだろうか?)
私
「ごめんな・・・。」
女性
「はぁ~。ど、どうかしましたか?」
私
「何事にも雑で、不器用で、さらに豚小屋に住まわせて・・・。」
女性
「ふぅ~。苦では、ありませんよ。
私は、貴男に世話をしてもらったので、嬉しいと思っていますよ。」
私は、豚幸が私に話してくれている間に、豚幸の穴に人差し指を入れ込む。
そして入れたときの触感を確かめ、深さを探っていた。
私
(あぁ、濡れている。濡れている。愚息を入れたい!!
でも入れていいのかな?)
私
「指じゃ、私の気が済まないから、愚息をいれていい?」
女性
「あ~、はい、入れていいですよ。私は、大丈夫ですから・・・。」
私
「豚幸!ごめんな!
私は、愚かだ・・・。
自分にとって嬉しいはずのことをしているのに、なぜこんなに苦しいのだろうか・・・。」
私は泣いていた。
夢の時間。
私に見せてくれた、最初で最後の豚幸の人間化。
豚からすれば、豚を食べる人間なんて、敵でしかないはずなのに、私に近づいてくれる。
今から行うことは、人間同士(愛し合うもの)だから成し遂げられる行事。
私
(豚幸を食い物としたくない。
豚幸を食べる人間は、みんな敵としよう。
たとえそれが親父やお袋であっても・・・。)
女性
「私も苦しいですよ。
もし貴方が豚であれば、人間に喰われます。
だから人間でいてください。
人間に食べられるのは、私だけでいいのです。
ここで思ったことを覚えておいてください。
夢の中でも現実でも、一番上の立場は人間ですから・・・。」
私
「そんなこと言わないでよ・・・。
やっとわかったんだ。
私はこの時がくるまで気付かない、馬鹿だったと。
そして人間は道具を使うことで、強く見せる悪魔だったと・・・。」
女性
「ふふっ。動きが止まっていますよ。
いやになりましたか?止めましょうか?」
豚幸は微笑む。
私は、ここまで彼女が考えてくれたことに驚き、嬉しいとおもった。
しかし、その微笑みが苦しかった。
人間ではない豚幸に、ここまで考えさせてしまった後悔からである。
私
「私は豚幸を助けたい!!」
女性
「嬉しいことを、言ってくれますね。
でも十分ですよ。私は愛されました。
本来、私は豚小屋でどうでもよい日を過ごし、人間様にお召しになられる日を待つだけでした。
それを救い上げてくれたのは、貴男でした。
貴男が幸せな時間をたくさんくれました。
私は他の豚とは違う、ぜいたくな暮らしが出来ました。
それだけで満足ですよ。」
私
「うるさい!!そんなことを言うな!!
私は、豚幸が幸せなままあの世に行くのを望む!!
夢から覚めても、出荷される時期が来ても、何があっても、私は絶対に豚幸を離さない!!
共に同じ墓に埋葬されよう!!」
女性
「!」
私
「決意したよ。
もう後戻りは、できない・・・。」
女性
「・・・いいのですか?
苦しい現実を見ることになりますよ。
それでもいいのですか?
私は・・・生きたい!!」
私は行為を止めて、豚幸を抱き寄せた。
豚幸は硬い表情を崩して、泣いている。
思いが、硬い殻を破いたように・・・。
その時だった。(悪夢が発生するシーン)
人影が5個、表れたのだった。
人影をたどると、人が立っていた。
その中に私の友達や私の母や父がいた。
私の母
「美味しそうな豚ですね~。今夜は、豚カツにしましょう!」
私の父
「まてまて、私の妻よ。この豚は、出荷用ではなかったか?」
私の母
「いいのよ、気が変わったから。
だって信幸の友達もいますし、それにお腹がすきましたし、目の前の美味しそうなお肉を召し上がらないなんてもったいなくないですか?」
私の父
「仕方ない。
私もお腹がすいていたのだ。
お金に換えられないのはもったいない気もするが、食欲に負けた。
私の妻よ、調理してくれ。」
私の母
「はいはい、承知いたしました。
信幸!そこの豚をこちらによこしなさい!!
美味しくいただいて、豚の分まで生きるのよ!」
私は、目を疑った。
こんなことを自分の目の前で言って、私から豚幸を奪おうとしていて、さらにそれが自分の両親だからなおさらに、嘘かと思った。
私が素直に豚幸を渡せるわけがない。
両親は敵となったのだ。
私の友達A
「豚なんか人間に喰われる生き物だろう?
豚丼とかにして食べようや。
というか、食わせろ!!」
私の友達B
「人間は、食欲というものを抑えるために家畜をします。
家畜した生き物を食べないというのは、おかしいです。
そこの豚も、元は養豚場から連れ帰ってきたのでしょう?
本来の意味を成しましょう。
というわけで、頂きます。」
私の友達C
「ねえ?豚の世話をずっとしていくつもり?
そんなのしんどいだけだよ。
豚なんかよりも、私と豚の生姜焼きが食べられるおいしい店にお食事に行かない?」
私
「・・・。」
私にはここまで覚悟は、出来ていなかった。
友達と対立するとは思っていなかったのだ。
両親とは、あまりいい関係ではなかったため、切り捨てる覚悟が少なくてよかったが、友達は違う。
自分と気が合い、気軽に話し合える存在だったはずだ。
そんな友達を敵だと思う時が来るなんて・・・。
私
「ごめんな、お前たちの意見を聞いてやれそうにないよ。
豚幸は、私の妻だから・・・。
お前たちに渡せるわけがないよ!」
女性
「信幸さん怖いです。
人間は、ここまで怖い生き物だったなんて思っていませんでした・・・。」
私
「それが、本性だ!
豚幸!!何が起きても私のそばにいろよ!」
女性
「はいっ!」
豚幸は嬉しそうに、泣いていた。
安心できる人間のそばにいるからだろう。
私
「お前たち、本当に私の豚幸を喰うつもりか?」
私の友達A
「さあよこしな!」
私
「うるさい!絶対に渡さない!」
私の父
「手荒な真似はしたくなかったが、仕方ない。
無理やりにでも、奪うよ。」
私に襲いかかってくる私の母と父、それと友達3人。
私は父に腕を掴まれ、母が私のそばにいた豚幸をさらう。
女性
「やめて!そんなことしないで!
痛いよ!助けて信幸さん!」
私
「親父!この手を離せ!
もう、やめてくれ!冗談だと言ってくれ!」
私の父
「冗談ではない。
信幸よ。
豚幸を可愛がるのはいいが、豚は人間に喰われる生き物だ。
喰わなければ人間は、生きていけないのだ。
わかってくれ。人間の性には勝てないのだ。」
父は、強く私の腕を掴む。
私は、腕を掴む父の手をはずそうにも、はずせなかった。
そのあと私は、拳を作り父に殴りかかるが、友達に父を殴ろうとする拳を手で掴みとめられた。
私の友達A
「父に暴力とは、いけないな~。」
私
「止めないでくれ!その手を離してくれ!」
私の友達A
「なぜ?
これは、悪いことなのか?
友達ならわかるだろう?
この後美味しい肉が食えるのだ、それからなぜ逃げる?
僕にはわからないわ・・・。」
私の行いで友達に疑問を持たせている中、私の妻(豚幸)の叫び声が空中に飛んだ。
女性
「痛いよ、信幸さん!!!」
私
「今、助けに行くから・・・え!」
私は、女性(豚幸)の叫び声の方向を見た。
結果的に見てはいけないものを、見てしまった気がした。
豚幸に手を付けている集団(私の母、私の友達BとC)から大量の流血が床に見えたのであった。
目の前の食い物を淡々と調理する私の母、その手伝いをする私の友達BとC。
豚幸の体は、ばらばらになっていたのであった。
胴体と頭はつながっていたが、胴体から伸びているはずの脚や腕がなかった。
流血は、その切断部からである。
今は残った胴体の腸あたりに、包丁を入れていたところだった。
私の母はもちろん手を中心に、真っ赤に染まっていた。
私の母ほどではないが、私の友達BとCも飛び血で肌が赤く染まっていた。
私
「くぉのぉやろう!
よくも俺も妻を、俺の妻を・・・貴様ら殺してやる!!」
私の瞳は、床に流れる血よりも赤くなった。
そのあと血の涙も出た。
私は、友達Aによって止められていた父に対する殴りを続行した。
私
「うお~!」
私の友達A
「な、なんだ!
どこからそんな力が・・・。」
私
「りゃ!」
友達Aを拳で押し切り、そのまま父を殴り飛ばした。
私の父
「父を殴り飛ばすとは、いい度胸だ。
たかが豚のためといえ、よくやるな、信幸。」
私
「もしだけど、私が親父の妻を食うと言ったらどうする?
嫌だろう!!それと同じだ!!」
私の父
「常識にとらわれていた私が、馬鹿だったのかもしれないな。」
私
「親父!!わかったなら、お前の妻を止めてくれ!!」
私の父
「残念だけど、それは無理そうだ。
私一人理解したところで、何も変わりはしないのだから・・・。」
私の友達A
「信幸の父親が(こちらの)味方から外れたぞ!
どうする?」
私の母
「貴男!!息子に言い負かされてどうするの!!
説得しなさい!!」
私の父
「私には、信幸の言うことが理解できたのだ・・・。
あいつの立場になったとき、私も同じようになるだろうから、もうどちらの味方もしないことでいいかなと考えたのだ。
すまないが、そちらはそちらでやってくれ。」
私の母
「無責任です!離婚です!
こんな人とは、思いませんでした!!」
私の父
「なんとでも言ってくれ。
では、私はほかの飯を探しに行ってくるよ。」
私の母
「勝手に行ってきなさい!
もう帰ってくるのでは、ないですよ!!」
私の父
「あぁ、じゃあ行ってくるよ。
・・・信幸、お前は自分の気持ちを信じろよ。」
私
「当たり前だ!じゃなければ、ここまで本気にならないよ!」
私の父
「そうか、強くなったな、信幸。
親父がいなくなっても、自分1人で頑張れよ。
じゃあな。」
私
「ありがとう、そしていってらっしゃい・・・。」
私の父親は、気配と共に姿を消した。
当然のように、影も消えた。
残る影は、あと4つ。
この影たちを消さないと、私の怒りは収まらない。
私は友達Aに向かって、友達Aに近づくために走り出した。
私は友達Aに近づいた時、友達Aのお腹に飛び膝蹴りをしたが、かわされてしまった。
しかしかわされるのを計算して出した殴りが、友達Aの胸に決まった。
友達A
「うっ!」
私
「ごめんよ、Aれい。
殺したい気分だが、これ以上何もしなければ殺しはしない。」
友達Aは、殴られた位置から1メートルぐらい飛んで、背中を地面にぶつけて倒れた。
友達C
「Aれい!大丈夫か!!
よくも、Aれいを殴り飛ばしたな!
土下座をして謝りなさい!!」
私
「謝りはした。
だが、土下座まではしない。
それからCおりさんよ、そこをどいてくれないか?」
友達C
「どかないわよ!!
Aれいをかばって、何が悪いの!!」
友達Cは、倒れた友達Aに駆け寄って、気遣っていた。
私は仕方がないので、先に私の彼女の身体に包丁を走らせている私の母に近づいて、母の首を後ろから掴み、豚幸の流血で赤く染まった地面にたたきつけた。
刹那に母は、包丁を使い私に切りかかってくる。
音はなかったが、私の腕に包丁が刺さった。
包丁が刺さった時の音は、なかったというよりも、私に聞こえなかったと言った方がよいだろう。
私は、刺さった包丁の痛さを感じなかった。
それとは別に下痢が漏れて、私の太ももを茶色くしていた。
私は、腕に刺さった状態の包丁のことを気にすることもなく、今度は包丁が腕に刺さっている手で母の頭を持ち、何度も地面に頭をたたきつけた。
私は、何度も地面に頭をたたきつける。(ある作品の表現の真似です。)
私は、何度も地面に頭をたたきつける。
私は、何度も地面に頭をたたきつける。
私は、何度も地面に頭をたたきつける。
私は、何度も地面に頭をたたきつける。
私の母の顔が、血だらけになり、変形してきた。
母の声はない、息もない、歯は折れて、口は開いていた。
死体になったのだ。
そんなことお構いなしに、私は死体の母を横にして何度も母の頭を、ボールを蹴るように足で蹴った。
私は、何度も頭を蹴る。(これも同じような表現を使用しています。)
私は、何度も頭を蹴る。
私は、何度も頭を蹴る。
私は、何度も頭を蹴る。
私は、何度も頭を蹴る。
友達B
「おいこら、死体の頭を何度も蹴ることはやめろ!
それでも息子か!」
何か制止する声が私の肩付近で聞こえたので、その方向に体の向きを変えて、先ほどと同じように頭を蹴った。
その頭は、友達Bの頭だった。
私からすれば、どんな体勢で友達Bの頭を蹴り飛ばしたかわからないが、簡単に蹴ることができた。
友達Bは蹴られて地面に倒れ、うめき声をあげていた。
私は友達Bが呻きうるさくしていたことに苛立ちを覚えて、腕に刺さっていた包丁をもう片方の手で抜き、友達Bに不意打ちという形で首に勢いよく刺した。
友達Bの動きが鈍くなってきたとき、友達Aが突然、飛び膝蹴りを私にしてきた。
私は躱すことなく直撃して、3メートル飛んで、地面に身体を強打した。
頭は間一髪、地面に着かなかった。
友達A
「いい加減にしろよ!!
俺が怯んでいる時に、むごい殺しをするんじゃねぇよ!」
私
「・・・次は、お前だ。」
友達A
「はい?よく聞こえなかった!
もう一度言え!」
私
「お前を殺す!!」
私はすぐに立ち上がり、包丁が刺さっていなかったほうの手で拳を作った。
私は何も考えていなかった。
考えずに、行動し今に至っている。
私
「豚幸を庇うとすると、全人類を敵に回すのか、多いな・・・。」
私は少しだけ考えてみた。
私は考えてみると泣いていた。
『恋は、食欲に勝てない。』
『欲は、人間を弄ぶ。』
『欲には、誰も逆らえない。』
それに立ち向かうことのできない自分に対する情けないと思う気持ちから、泣いていた。
私
「ということは、恋することも、欲になるから、考えに矛盾するか。」
友達A
「何ぶつぶつ言っている!」
私
「お前には、関係ないことだ!」
私は自分のしていることに、疑問を持ちながらも、作った拳で相手を殴ろうとまっすぐ拳を突き出す。
友達Aには当たらない。
私には迷いがある。
私
(自分のしていることは、間違いなのか?)
回想する私。
私の父
「信幸、お前は自分の気持ちを信じろよ。」
父の言っていたあの一言。
私
(自分を信じないで、何ができる?
・・・何もできないのが当然だとおもう。)
私の殴りを回避した友達Aは、かかと落としを私にしてきた。
考え事をしている私。
相手の攻撃に回避することを忘れた私は、頭にかかと落としの直撃を受けた。
私の意識が離れていく。
包丁を腕に刺され、私が自分自身で包丁を抜いたそこからの出血が止まらない。
さまざまな打撃の痛みも今になって、はっきりした。
身体に力が入らない。
かかと落としを受けた私は、私のすべてが崩れ落ちたように、地面に倒れた。
再起不能とでもいうべきだろうか。
私はそのまま目を開けることは、なかった。
二つの影を残したまま、豚幸を助けることができなかった。
私
(悔しいな。
体がついていかないなんて、人間の体は脆いな・・・。)
私
「さようなら、豚幸・・・。」
私は、小さくそうつぶやいた。
現実に返ってきた私の意識。
豚小屋は昨日、豚幸の体を洗うために出した水で濡れていた。
実際は全然豚幸を洗えていなかった。
蛇口から水を出して、豚幸を洗うときに、豚幸と争いが起きた。
それで蛇口の水を止めていないので、水を出し続けていた。
私が寝る前にその水を止め、そのまま濡れた床の上で寝たので、私も濡れていた。
私は豚幸の隣で、添い寝をしていたことを思い出した。
私の隣にいた豚幸を見つけ安堵する私。
豚幸も、もちろん濡れている。
豚小屋に響く雨がぶつかる音。
朝から、豚小屋の外では雨が降っている。
私は涙を流していた。
涙を流している理由が知りたくて私は、回想した。
思いだせる限り思い出そうとした。
しかしあのひとこと以外、何も思いだせなかった。
私の父
「信幸、お前は自分の気持ちを信じろよ。」
なぜ、父は、あのように言ったのだろうか。
答えは、見つからなかった。
ただ、わかったことがあった。
それは、豚幸の寝顔を見たらほっとしたことであった。
豚小屋から離れた。
家の裏口から自分の部屋に戻り、時間を確認する。
時計を見る。
五時四十五分を針は、示していた。
今日は学校。
朝の騒がしい音がしない。
おそらく親父、母親は寝ているだろう。
濡れた体を洗うためにバスタオルと、パンツと金鎚をもち、母親たちの寝室に行く。
母親の寝室のドアを開け、音をたてないように入る。
寝ている母親の隣に、同じように寝ている親父もいた。
私は、金鎚を強く握りしめた。
私は寝ている母親に忍び寄る。
私
「さよなら・・・お母さん。」
私は小さく呟き、金鎚を振り上げて、母親の頭に振り落とした。
金鎚が、母親の頭に当たる。
私の母親
「いたい!!」
母親は、頭から血を流しているのに起きた。
母親の声を聞いて、私の父親も起きた。
刹那にもう一撃、私は金鎚を振り上げて、母親にあたるように横に振った。
母親は現状に気付き、咄嗟に母親自身が使っていた枕で防いだ。
私の母親
「やめなさい!!信幸!!」
私の父親
「やめるんだ!そんなことして何になる!!」
私
「豚幸を出荷するんだろ!!止めてくれよ!」
私の母親
「・・・。」
私の父親
「とりあえず落ち着け!!金鎚を離せ!!」
父親は、私を抑えようと迫ってきた。
私は、父親だけは殺さないように、金鎚の力の加減をして父親の横腹に振った。
父親は片手でそれを防ぐと、私の顔をもう一方の手で殴った。
私は殴られた衝撃で、金鎚を手から放しながら、床に倒れた。
立ち上がる私。
私の眼は立ち上がった時に、私の近くにあった照明器具に行き付いた。
私はその照明器具を持ち、母親に向かって力いっぱい投げつける。
父親が体を張って、飛んでくる照明器具に突撃した。
私の父
「やめてくれ!!とりあえず落ち着け!!」
父親は、再び私を抑えようと私に迫ってくる。
私
(父が邪魔だな、殺したくないけど、殺す勢いで戦うしかないか・・・。)
私は拳をつくり、迫ってくる父親に向かって、顔面を殴る。
父親は、私の殴りを両手で防ぐ。
私は止められるのを考えて、同時に飛び膝蹴りをしていた。
さすがに、飛び膝蹴りが来ると思っていなかった父親は、それを受けきれず、私と一緒に床に倒れた。
私と父親が倒れた瞬間に、私は父親の首に力強く手刀を決めた。
首に手刀が決まった父親は苦しんだ。
私は倒れている状態から、下半身を上げて父親にかかと落としをした。
父親は苦しみながらも、かかと落としを両手で防ぐ。
私は、父が両手でかかと落としを防いだことを見たら、彼の横腹を殴った。
父親の様子は、私の殴りの直撃を受け、弱っているのが目に見えてわかった。
私の父
「や、やめてくれ、こんなことをしても、何も変わらない。」
父親の身体の色々なところから出血して、彼の寝間着が赤く染まっていく。
私は、息の根を止めるような勢いで立ち上がり、そのあと飛び上がり肘を倒れている父親の首に当てようとした。
父親はそれを防ごうと、両腕を盾にして構えた。
力の強さで勝ったのは、私だった。
父親の盾が負けて、そのまま父親の首に肘が決まった。
父親は死ぬまではいかないが、再起不能となった。
私はよろめきながら、立ち上がる。
私は母親を見た。
頭から血を流して、倒れていた。
先ほどの争いの最中に、頭から血を流しすぎたのか、母親は動かない。
布団が母の流血で、赤く染まっていた。
私は手放した金鎚を再び持ち、今度は母の首に、何度も金鎚を振り下ろした。
何十発も金鎚を振り下ろし、脊髄が粉々になったと思われるくらい首を平らにした。
私は、母親たちの寝室を後にした。
バスタオル、パンツ、血で染まった金鎚を持って出て行った。
風呂場に行く。
気持ちは穏やかであった。
私
(朝ご飯は、どうしようかな?)
朝飯のことを考えているくらい、余裕があった。
口角をあげて笑う私。
廊下を歩きながら、濡れた衣服を脱ぎ置き、脱衣所に向かう。
脱衣所に着いた時には、全裸になっていた。
脱衣所を通り抜け、風呂場に出る。
シャワーがあるので、シャワーをする。
手や腕にある血を水で流す。
シャワーである程度体を温めて、汚れを落としたときシャワーを止めた。
再び脱衣所に行き、きれいなパンツをはいた。
台所に行き、血の付いた金鎚をスポンジと洗剤、水道水を使い、血を洗い落とした。
朝飯を用意するために冷蔵庫のドアを開放した。
その中を見て、食パンと牛乳、バターを冷蔵庫から取り出した。
食パンを、トーストで軽く熱を加えて、取り出し、バターを手に持ち、慌てて温かい食パンの上に、手にもったバターを押し付けた。
押し付けた状態から、バターを塗りひろげるために、手を動かした。
圧力に負けて食パンが、裂けた。
どうでもよくなった私は、そのまま裂けてまだ完全にバターが塗りひろげられていない、食パンを1度に口に頬張った。
口にある食パンを流し込むために、牛乳パックを正規な開け方ではなく、近くにあった果物ナイフを強く握り、牛乳パックの側面に果物ナイフを刺して、穴が開いて出た牛乳で流し込んだ。
私
「飯は、食った!!学校に行こう!!」
私は妙に上がったテンションで、学校に行こうとする。
パンツしかつけていない。
持ち物は母を殺した金鎚、牛乳パックを刺した果物ナイフ、釘10本以上だけである。
パンツ一枚の私は、玄関にある自分の靴を履き、玄関の扉を蹴飛ばして倒し、外に出た。
私
「そうだ、鞄を持っていかないと!」
私は玄関に戻り、靴を脱ぐ感じでパンツを脱いだ。
脱いだパンツは、下駄箱に戻した。
土足のまま自宅に上がった。
家の中で鞄を探し、鞄を見つけて、タンスから出した母親のパンツに金鎚、ナイフ、釘10本を入れて、それを持ち出し、家を後にした。
外を歩く私。
周りの人が、私に目を向ける。
私は気分を害したので、走って自分が通っている学校に登校した。
学校に着くと、教師が校門で生徒に挨拶をしていたので、校門を通ることを躊躇っていたら、警察官が来た。
警察官
「そこの君、こちらに来なさい!」
警察官がそう言うので、私は焦った。
私は急いで学校の金網を駆けのぼり、学校に侵入した。
私は鞄を持っている。
私は、母のパンツを鞄と思っている。
その中には、金鎚と、果物ナイフしかなかった。
釘はすべて落ちてしまった。
釘をすべて落としてしまったことに、私は後悔した。
その後悔はまるで、背中の背骨に沿って出来た瘡蓋をすべてはがして、痛い思いをしたのと同じである。
侵入した私は、私の学校の生徒に騒がれながらも、走って学校の校舎内に入った。
靴は、履いたままであった。
自分の教室に向かう私。
自分の教室に向かう最中に、廊下で友達Aに遭遇した。
友達Aは驚いた様子で、私に話しかけてきた。
友達A
「信幸・・・お前大丈夫か?」
私
「死んでしまえ♪」
私と友達Aのかみ合わない会話。
それは、会話ではなかったかもしれない。
私は持っていた鞄から金鎚を取り出し、友達Aの頭に金鎚を振り落としていた。
友達Aは、何が何だかわからない様子で、金鎚の直撃を頭に受けた。
友達A
「!いったー何するんだよ、信幸!」
私
「あれー倒れないよ。どうして?」
金鎚の直撃を受けたのに倒れない友達Aに驚く私。
それでも金鎚に血は、ついていた。
友達Aは、私の腕を掴もうとした。
私は、夢の一部を瞬時に思いだし、恐怖した。
刹那に、私は鞄から果物ナイフを取り出して、友達Aの頭を勢いよく刺していた。
頭にナイフを刺された友達Aは、その場に倒れた。
この様子を見ていた生徒が騒いだ。
生徒
「殺人が起きた!誰か、教師を呼んできて!!」
私は、私の周りに生徒が集まってうるさくなってきたので、血の付いた金鎚だけを持ちその場を後にした。
私は、手が血で汚れていたので、手を洗おうと学校の一階トイレに来た。
私
「そうだ、小便をしよう!」
私は、小便器の前に立った。
私は、自分の愚息を血の付いた手で持った。
無性に私は、自慰行為をしたくなった。
尿が私の愚息から出ている中、私は愚息を擦る。
尿を出し切った後も何度も、激しく擦る。
しばらくしたら、それは勃起した。
小便器の外に、尿が飛び散っていた。
友達B
「何で、小便器の前で自慰行為しているのですか?」
私の隣で、小便器に向かって小便をする友達Bは、私の行為を見て聞いてきた。
私
「なんでもいいだろう?
無性にしたくなったのだよ!」
私は、友達Bの言葉を聞いたときに夢のことを思いだし、友達Bを殺そうと感じた。
持っている金鎚を強く握る私。
金鎚は、小便をしている時でも、自慰をしている時でも、片手で持っていたのだ。
友達B
「では、小便器の周りに飛び散った尿は、掃除してくださいね。」
友達Bがそのように言い放ち、トイレを後にすることで、私の怒りが呼び起こされた。
私は勃起している愚息を持っていた手に、金鎚を持った。
私は不意打ちをする形で、私に背を向けて歩く、友達Bの頭に向かって金鎚を振りおろした。
友達Bは、頭に金鎚の直撃を受けた。
友達Bは、痛さを叫ぼうとしてもできなかった。
なぜなら、意識がなくなったからである。
鉄砲の弾丸を心臓に受けたように友達Bは、その場に倒れた。
倒れた友達Bは動かない。
私は金鎚を振り上げ、口角をあげて、目を大きく開いた状態で倒れた友達Bの睾丸に向かって、金鎚を振り下ろした。
金鎚は、友達Bの睾丸に当たった。
その変化を見たかったが、彼が着ていた制服の長ズボンが私の気持ちの邪魔をした。
私は気分を害して、持っていた金鎚を床に置き、両手で友達Bの長ズボンを脱がして、下着も脱がした。
友達Bの下半身が露わになった。
友達Bの睾丸の形が、正常ではなかった。
それを見た私は、嬉しくなった。
私は金鎚を持ち、何度も金鎚を友達Bの睾丸に振り下ろした。
睾丸の原型がわからなくなるまで、何度も金鎚を振り下ろした。
私の居るトイレに誰か来る気配を感じて、友達Bからパンツ、長ズボン、ブレザー、ネクタイ、シャツをそれぞれ盗み、着衣した。
男教師が私のいるトイレの前を通る前に、中も見た。
倒れている、全裸の友達B。
友達Bの頭から血が流れる。
彼の睾丸は原型を留めていなかった。
血がついている金鎚を持つ、私。
男教師は叫んだ。
男教師
「ここに例の生徒いました!
至急、教員は来てください!!」
私
「くそ!見つかったか!
逃げ場がない・・・どうしよう。」
男教師
「そこを動くなよ!
お前には警察に行ってもらう必要があるから、おとなしくしていろよ。」
私
「・・・。」
私は、トイレの窓を探した。
すぐに見つかった。
その窓はスライド式で、窓を全開にした大きさは私自身でも、通れた。
私
(あれしかないか。)
私は走った。
窓に向かって走った。
窓に近づき持っていた金鎚を振り上げて、窓に向かって勢いよく振り下ろした。
窓は割れた。
しかし、思ったほどの大きな穴にならなかった。
仕方がないので、私は窓に突進した。
窓は私によって吹き飛び、私は校舎の外に出ることができた。
一階のトイレの窓から外に出たので、落下の怪我はほとんどなく、怪我をしたとするなら、窓に突進した時に窓ガラスが割れて飛んだガラスの破片が、体に刺さっていることぐらいであった。
男教師は、唖然とした。
そのあと彼は立ち直り、私を捕まえるために私が通った窓に近づく。
私はそんなことも知らずに、自分の教室に向かって駆けた。
男教師
「まて!!止まれ!」
男教師の叫びは、私の耳に届かなかった。
校舎に再び入る私。
もちろん、血の付いた金鎚を手に持っていて、靴は履いたままでいた。
私はたくさんの生徒の肩に当たりながら、廊下を走っていた。
私は、自分の教室まできた。
息が切れていた。
いつも通りに、教室のドアをスライドして開けた。
私
「おはよう!!」
いつものように挨拶をして、教室の中を通り自分の席に向かう。
誰も返事をしてくれない。
私は、何も思わなかった。
返事をしないことに何も思わないのは、それが日常的にあったからである。
私は席に着き、生徒と話すある人をみた。
夢で見た友達Cだった。
私は友達Cを見た瞬間に、身に覚えのない怒りが破裂した。
私は立ち上がり、よくわからない言語を叫びながら、友達Cに近づいた。
私
「おぉまぁえぇのぉせぇいぃでぇ、おぉれぇのぉすぅべぇてぇがぁなぁくぅなぁったぁのぁだぁ~。どぉしぃてぇくぅれぇるぅのぉだぁ!!」
私
「omaenoseide,orenosubeteganakunattanoda~.doositekurerunodaa!!」
私
「ユーキル!!ユーキル!!ユーキル!!アイアムジャスティス!!」
友達Cは友達Cと話していた生徒に促されて、教室を後にする。
私は金鎚を持ち友達Cに向かって、駆けた。
数名の生徒が私に制止をするが、金鎚を恐れて、控えめの制止であった。
控えめの制止は、私に五月蠅いと思わせるだけだった。
友達Cは廊下に出て、私から逃げるために廊下を走った。
私も彼女に追いつくために、廊下に出て、廊下を走った。
友達Cが女教師を見つけ、女教師に助けを求めた。
友達C
「助けて、黄昏先生!
同級生が壊れて、私を襲います!!」
女教師(黄昏先生)
「わかりました!落ち着いてください!
ここは私が止めますから、職員室に行きなさい!!」
私は女教師を見つける。
女教師の後ろに、友達Cが走っていくのが見えた。
走りながら金鎚を振り上げる。
金鎚を振り上げた状態から狙いを定めて、女教師に投げるタイミングを計っていた。
女教師は叫んだ。
女教師
「廊下を走るのと、凶器を持つのは、やめなさい!止まりなさい!!」
私
「・・・。」
私は勢いよく金鎚を振り下ろすようにして、金鎚を女教師に投げた。
女教師の至近距離で投げたため、彼女は反応して避けようとするが、金鎚は彼女の肩に当たった。
彼女は金鎚が肩に当たり、肩と肩より下の部位が怯んだ。
女教師はもう片方の手で肩を抑え、その場に座った。
女教師
「ごめんなさい。
名前も知らないけど、生徒一人を止めることができませんでした。」
私は女教師の呟きをよそに、女教師の隣を通り過ぎ、投げ飛ばした金鎚を拾い、友達Cを追いかけるために走った。
私は走りながら不快を抱いていた。
友達Cを殺したいのに殺せない。
夢の中で私の妻を殺す手伝いをした一人。
奴が消えなければ、私には平和は訪れない。
私
(奴を殺す!消す!!こぉろぉすぅ!!!KOROSU!!!!)
私は友達Cを追いかけて、廊下が丁字路になっているところを曲がったら、何か生き物に当たった。
その生き物は警察官であった。
私
「そんな・・・。」
私は逃げようとしたが、逃げるには遅すぎた。
私と衝突した時点から、警察官が持っていた警棒で手に持っていた金鎚を叩き落とされて、警察官に手を掴まれた。
私は掴まれていない使える手で、殴ろうとするが、呆気なく今来たばかりの、警察官に止められた。
私の両手は、2人の警察官に掴まれた。
私は彼らを蹴り飛ばそうと、脚を上げようとしたが、もう一人来て両足まで抑えられた。
私
「やめろ!離せ!!」
私は、動かせる部位を使い暴れた。
しかし、三人の警察官によって制圧された。
まだ、諦めない私は一人の警察官に噛みついた。
その瞬間、銃声という音が鳴り、私の胸の中を弾丸が通った。
3人のうちの1人の警察官が、私を放したあと拳銃を取り出し、私に向かって発砲したのだ。
2人に抑えられている私の意識は、薄れていった。
気が付く私。
牢屋に入っていた。
治療はされていたが、雑であった。
理由としては、この後、処刑されるからである。
おそらく首つり自殺みたいに、首にひもをかけて、誰かがボタンを押して、重力で逝くのだろう。
私は判決で処刑に処すると言われた。
潔く逝こうと思う私。
未練なんてない・・・。
未練なんて・・・。
私
「豚幸、今何しているかな?
もしかして、奴ら(人間)に喰われたかな?」
私
(豚幸が逝ってしまったのなら、追いかけよう。)
私
「これを残して・・・。」
私は、紙に一つのメッセージを残した。
誰宛てかは、伏せて・・・。
メッセージ
私
「私は、高校三年生男児です。」
私
「今を幸せに、思いませんよ♪」
私
「人に、生まれてすみません。」
私
「人は、生まれてきてはいけない、存在だと思います。」
私
「人は、何を喰らっていますか?」
私
「人間以外の生き物へ。
生きてきてすみません。
私は、貴方様を食べて生きています。」
私
「人間は、食べる物がなければ、勝手に死にます。」
私
「食欲、性欲、睡眠欲等の欲があります。」
私
「失う命の重みの感じ方が、違うのは酷いと思います。
あと、人間に喰われる生き物に対する気持ちが浅いと思います。」
私
「人が、喰われるだけの存在になったとき、どう考えますか?」
私
「暴君となり、暴れまわることでしょう。」
私
「もし、自分の妻が喰われるとわかっているなら、どうしますか?」
私
「命に代えても、守りたいと思うことでしょう。」
私
「人間は、生き物を食べるという意味で、罪をもって生きているのです。
そして、動物界最弱は人間です。
良い頭を持ちながら、欲に負けてしまうのです。
それなら、植物の方が頭は良いです。
自分で、エネルギーを作ることができるのです。
良い頭を持っていても、食べる生き物が無くなってしまえば、死にます。
食べるために作り、それらを食べないと生きていけないのであるなら酷い生物であり、最弱だと考えます。」
私
「もしこの話を理解できるのであるならば、人間以外の全生物に謝り、それを償うために行動をしてください。」
私
「人間は馬鹿なのです。
気付かない生き物です。
気付いても、なかったように逃げます。
私も気付きませんでした。
そしてそれに気づいた今、立ち向かいます。」
私
「私は土に帰ります!
帰路信幸でした!」
メッセージ以上
現実
その時が来て、数人によって私は目隠しをされた。
処刑台に向かって運ばれる私。
処刑台に着き、紐が私の首にかかった。
緊迫した空気が数秒間流れた後、下の床が開き、私の首は圧迫された。
もちろん、呼吸することは出来ない。
一瞬であの世に逝ったのかもしれない。
私は苦しんだわけでもなく、清らかで涼しげに涙を流して逝った。
私
(先に逝っているよ、豚幸・・・。)
エピローグ
私の死体は、どのようにして埋められたか(火葬されたか、そのまま埋められたか)、私は知らない。あと聞いた話で、父は私の行いに悲しんだらしい。(信幸としては、バッドエンドとなりました♪)
終わり
2013年7月14日一通り書き残した。
私が高校生の時に書いた作品です。