プロローグ
頑張ります
「おめでとう!!」
「うわっ!?」
鼓膜がつぶれるかと思うほど大きな声が耳に入る
「いたた・・てかっ・・ここどこっ!?」
「ここは死の世界・・神の裁判よ。可愛いボウヤ・・あなたは死んだのよ・・可愛い人間のボウヤ」
変わった帽子を被った大人の女性が話しかけてくる
「死の世界・・そっか・・僕は落雷で死んだのか・・まあ自然には逆らえないから文句は言えないや・・ところで神の裁判て言ったよね・・僕悪いことした・・てかっ貴女は誰ですか・・?」
「閻魔よ」
「なるほど閻魔さm・・て・・ええっーーーー!!!!」(閻魔様て女性だったんだ・・知らなかった・・)
「まあいいわ・・取り敢えず貴女にはまず謝らなきゃいけないことがあるの」
「は、はい!謝ることとはなんでしょうか!!」
急いで正座をする
「実はね・・あなたは私のミスで死んでしまったの・・本当にごめんなさい」
「え・・えっと・・あのもしかして僕はまだあの事故がなければ死ななかったていうことですか?」
「ええ・・ごめんなさいね」
閻魔は頭を下げる
「閻魔様・・顔あげてください」
「?」
「誰にだってミスはあります。閻魔様・・素直に謝ってくれてありがとうございます。閻魔様も無理にせずお仕事頑張ってください」
閻魔様は目から涙がたくさんでてくる
「えっ・・閻魔様・・?」
(ヤバい地獄行きだ僕・・)
「判決は・・異世界転生してもらうわ・・この子なんていい子なの!!人間にするのもったいないくらいだわ!?こんな嬉しい言葉生まれてはじめてよ・・うああああん」
閻魔様は滝のように涙を流す
「異世界転生て・・」
「ええ・・魔法や魔物が存在する異世界に転生してもらうわ・・」
「あの僕死んじゃいます・・」
「大丈夫!向こうとちゃんと合わせておくから・・ちなみに異世界いきたくないとか言ったらすぐに地獄に突き落とすからね」
まあ恐ろしい
「やっとあなたの書類見つかった・・ええっと・・名前は"出雲 楓"・・特技は合気道、護身術、バドミントン、料理。好きなもの・ことはカレーうどんとヘッドフォン、磁石・・あと狐が好き。嫌いなものはトマトと遊園地・・他には足が早いのと磁石を使ったものを作ることができるのね」
全部当てられた・・流石・・僕は私立沖縄リニア科学研究中学校に通っていた。因みに僕は沖縄で生まれて沖縄県の石垣島に15年間暮らしていました。
「あなたが似合うのは・・見つけた、あとこれもおまけにしてと・・よし完了!楓君異世界に送る準備はできたけど・・前世から持ってきたいもの2つ持ってきていいよ」
「いいの!?」
なんていい人なんだ・・
「ええ」
「じゃあ・・遠慮なく・・一つ目は僕の家にあるヘッドフォン入れボックスを持って行きたいです!」
僕はヘッドフォンが大好きである
「二つ目は家にあったウォークマン入れを持っていきたいのです」
「それでいいのね・・・送ったわ・・異世界に送るけどいいかしら?」
「まあ・・地獄に落ちるよりはマシか・・OKでs・・zzZZ」
急に眠気が誘ってくる
「いってらしゃい♪」