表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

悪役令嬢に婚約破棄されたけど、なぜか俺が聖女に選ばれた

作者: 人火 発

 俺の名前はレオン・アルベール。平民出身の、そこらにいる普通の男子学生だ。通っているのは、この国で最も優秀な貴族と平民が集う王立マグノリア学園。周りは貴族だらけで、平民としては肩身が狭い……かと思いきや、割とみんな平等に接してくれるし、教授たちも公正だ。だから俺は、のんびりと学園生活を楽しんでいた。


 そんなある日の昼下がり。学園の中庭を歩いていたら、急に目の前に現れたのは、いかにも高貴な佇まいの美少女――通称『悪役令嬢』として噂されているベルティーユ・ヴァン・ローゼン閣下だった。


「レオン・アルベール!」


 いきなり名前を呼ばれて驚く俺。ベルティーユ閣下は青い瞳を鋭く光らせ、金色の髪をばさりと揺らしながら、俺をぎろりと睨みつけてくる。


「あなたとは婚約破棄ですわ!」


 ……婚約破棄? はい? 何を言ってるんだろうこの人。


「えーと……ベルティーユ閣下、婚約破棄って……そもそも俺たち、婚約してましたっけ?」


 俺はなるべく丁寧に、しかし戸惑いを隠せないままに尋ねた。周囲の生徒たちも、何事かとざわつき始める。ベルティーユ閣下は胸を張り、さらにはっきりと言い放つ。


「先ほどまでの約束は白紙に戻します! ですので、あなたとの縁はここで終わり! それが嫌なら、今すぐ私に土下座なさい!」


 土下座?

 いったいどういう話の流れだ……いや、というか、付き合ってすらいないのに婚約破棄?

 噂では彼女は高位貴族の令嬢で、その立ち振る舞いのキツさから「悪役令嬢」と呼ばれている。だが、その性格ゆえに誤解が絶えないらしく、時々こうやっていきなり怒鳴りつけてくる……なんて話は聞いていた。


「いや、ほんとに意味がわからないんですけど……婚約って、どこから出てきたんですか?」


 必死に訴える俺。しかしベルティーユ閣下は聞く耳を持たない。


「とぼけてもダメですわ! あなたが私に触れたでしょう?」

「触れたって……え? あれ?」


 そういえばさっき、廊下で彼女とすれ違いざまに肩がぶつかった気がする。しかし、それってただの偶然で、しかも俺はすぐに謝ったはず。


「肩がぶつかったくらいで、婚約話になるんです?」

「決まり事ですわ。高貴なる貴族令嬢に接触したからには、責任を取るのが当然。しかしあなたのような平民などと婚約するわけにもいかない。よって、最初から無かったことにしますわ! さっさと撤回なさい!」


 もう何をどう突っ込んでいいかわからない。周囲の生徒も唖然とした表情で俺たちを見守っている。とりあえず俺は反射的に謝った。


「じゃ、じゃあ……撤回します。ええと、はい、婚約破棄ですね。わかりました」


 俺が困惑しながら返事をすると、ベルティーユ閣下はニッと上から目線で笑みを浮かべた。


「やればできるではありませんか。まったく、時間を取らせおって……では、ごきげんよう、レオン・アルベール!」


 そう言い残して、ベルティーユ閣下はくるりと踵を返し、腰に手を当てて去っていった。正直、何をされていたのか全く理解できない。結局、婚約破棄されたことにされて、俺はみんなの視線を浴びつつ、中庭にぽつんと取り残される。


 ……と思いきや。


 突然、空から一筋の眩い光が降り注いだ。視界が白く染まるほどの強烈な閃光で、あまりのことに俺はその場にひざまずいてしまう。


「うわあっ、まぶしいっ!」

「こ、これは……なんですの……?」


 近くにいた生徒たちも悲鳴を上げる。俺は目を細めて光の中心を見上げた。すると、なにやら透き通るような声が耳に響く。


「聖女の光を継ぐ者よ……次の聖女は、汝に選定される……」


 聖女……? 汝……? 古風な言い回しだけど、どこか神聖な気配を帯びた声だ。光の束が俺の身体を優しく包み込み、さらには体の奥深くに力が注がれていくような感覚が走る。


「次の聖女は……君に……」


 ……いやいや待て待て、俺、男なんだけど! 周囲の生徒たちが口々にざわつき始める。


「え……今『聖女』って……?」

「聖女って、女性に与えられる称号じゃないの……?」

「なんでレオンが……? まさか、レオンって女だったのか?」


 いや違うから。俺は生まれも育ちもれっきとした男だ。しかしその光は容赦なく俺の上に降り注ぎ、最後はスッと収束しながら消え去った。そして呆然とする俺の手には、白銀の小さな宝珠が握られている。まるで勝手に生成されたかのように、何もない空間から現れたのだろう。


「これは……?」


 宝珠は淡い光を放ち、手のひらからほんのりとした温もりを伝えてくる。なんだかほっとする、懐かしいような力だ。すると、光が消えた空を見上げながら誰かが叫んだ。


「今のは……神託? まさか本当にレオンが、次期聖女になるというのか……!?」


 そんな馬鹿な。そもそも、聖女は代々女性に受け継がれる称号だ。王家の血筋と深い関係があって、国を護る大切な存在とされている。でもどうやら、この光の発現が神託のようだということは、俺のような一般人にも理解できるほど神々しいものだった。皆が驚くのも無理はない。


「ちょ、ちょっと待ってくれ! なんで俺なんだ? しかも『聖女』って……。男だぞ、俺!」

 誰に向けてなのかもわからず、声を張り上げる。でも誰も答えてくれない。ただただ、周囲の生徒たちの呆気に取られた視線が痛い。そんな中、先ほど俺に婚約破棄を宣言したベルティーユ閣下が戻ってきて、さらに目を丸くしている。


「な、なにが起こっているのですの……? あなた、今……神の光を浴びたの?」

「いや、俺が一番聞きたいですよ!」

 俺の学園生活は、この瞬間を境に劇的に変化してしまった。それこそ、あの『婚約破棄騒動』など霞むほどに――。


 ◇ ◇ ◇


 翌日、学園中が大騒ぎになっていた。王宮の人間が急ぎで学園へ向かってくるらしい。目的はもちろん『次の聖女』として選ばれた(らしい)俺、レオン・アルベールの身柄確保。

 聖女は絶対的な存在であり、国の中枢に関わる大事な役割を担う。その力が今、俺に選ばれたというから、そりゃ大騒ぎもするよな……しかし、俺自身は男だ。なぜ『聖女』なのか、皆疑問を抱いているし、俺だって説明できない。


「レオン、ほんとに聖女になっちまうのか?」


「いや、そこは俺が一番わからない。昨日のあれは、どう見ても神託だったようだが……」


「でも男性が聖女って前代未聞だし……聖者、とか呼び方を変えるのかな?」


「そもそも、聖女って呼び名は揺るぎない伝統らしいぞ。だから、国としても相当混乱しているはずだ」


 クラスメイト同士で話題が飛び交う。昨日の光景を見ていた奴らも、そして噂を聞きつけた他クラスの生徒も、一様に怪訝そうな顔だ。


 その時、ガラリと扉が開いたかと思うと、高潔な雰囲気をたたえた人物が数名入ってきた。王宮の使者だろう。リーダー格と思われる男が、威厳ある声で宣言する。


「レオン・アルベール。陛下よりの命を受け、汝を王宮へとご案内に参った。すぐに同行願おう」


 やはり来たか……

 断るわけにもいかない。とりあえず俺は荷物をまとめ、クラスメイトに「行ってくるわ」と一言だけ告げた。

 すると、その様子を眺めていたベルティーユ閣下が何か言いたそうに立ち上がった。


「ちょ、ちょっと待ちなさい。私も同行しますわ。これは王立マグノリア学園の一学生として、見過ごせない事態なのですもの」


 使者は少し迷惑そうに眉をひそめるが、ベルティーユ閣下の家柄を見て無下に断れないらしい。


「……わかった。ならば同行を許可する。だが、あくまで秩序を乱さぬようにな」


 こうして俺は、何故か婚約破棄してきた張本人である『悪役令嬢ベルティーユ閣下』と一緒に、王宮へと向かうことになった。


 ◇ ◇ ◇


 馬車に揺られて数時間。俺とベルティーユ閣下は王宮の応接室に通された。いやもう、この雰囲気だけで緊張感がすごい。場違い感が半端ない俺に向けて、一人の神官が声をかけた。


「レオン・アルベール殿と申される方ですね。昨日起こった神託について、詳しくお話をお伺いしたい。まずは、何か心当たりはありませんか?」


「いえ、全くありません。突然、中庭で光を浴びて……『次の聖女は君だ』って声が聞こえたんです。それで、この宝珠が手に現れて……」


 そう言って、昨日から懐にしまっておいた宝珠を取り出す。神官たちがそれを見るなり、ざわざわと動揺し始めた。


「これは……聖女の証となる聖なる宝珠に相違ありません。だが、貴殿は……男性ですよね?」


 神官が歯切れ悪く言葉を続ける。俺だって困ってるんだから仕方ないだろう……


「今まで聖女の力は必ず女性に宿るとされてきました。しかし、神託が下り、さらに宝珠が彼に渡ったという事実を見過ごすわけにもいきません。もし本当にレオン殿が新たな聖女として選ばれたのなら……」


 大臣も神官も顔を見合わせてうなる。俺としては「いや間違いでした」の一言で終わってくれるのが一番ありがたいが、そうもいかないようだ。すると隣でベルティーユ閣下が、なぜか誇らしげに声を上げる。


「ここは私が保証いたします。レオン・アルベールは昨日、間違いなくあの光を浴びていました。もしかすると、女性でなくとも聖女の役目を果たせるのかもしれませんわ!」


 おいおい、随分と積極的だな。なぜ応援モードになっている……?


「閣下はまさか私に婚約破棄をしておきながら、今度は聖女(?)にして辱めたいのですか?」


 俺は軽口を叩いてみたが、ベルティーユ閣下はツンと横を向きながら言い返す。


「ち、違いますわ! 私としては、国の危機に際して誰が聖女になろうと構いません。ただ、平民であっても、可能性があるなら全力で国を護るべきだと思っているのですの……!」


 ほう……意外とまともというか、正義感があるというか。悪役令嬢のイメージとは違う。でも、彼女は生まれつき気が強いし、誤解されがちなのかもしれない。


 話し合いの結果、俺は暫定的に“聖女候補”とされることになった。正式には聖女の儀式を受けて、力の継承が真実であるか確かめる必要があるらしい。もし正式に聖女として認められれば、俺は今後王宮で暮らし、国の守護に尽くす。もちろん学園生活は続行不可。その代わりに国家から給付金が出るし、家族の面倒も見てもらえるのだとか。


 話をまとめた大臣が、あくまで控えめな調子で宣言する。


「その儀式ですが、急いで準備を整えます。三日後に、大神殿で執り行いましょう。レオン殿には、その日まで王宮でご滞在いただきます」


 聖女かぁ。正直、ピンとこない。だけどせっかく選ばれたのなら、俺に何かできることがあるのかもしれない。力が本当にあるのかも確かめたいし、いまさら学園に戻っても状況の変化はないだろう。


「わかりました。三日後に儀式を受けます。もし間違いだった場合は、普通に帰らせてもらっていいんですよね?」


「もちろんです。ただ、神託が間違うとは考えられませんので……我々も慎重に準備に臨みましょう」


 そんなわけで俺は王宮の離れに用意された客室に滞在することになった。ベルティーユ閣下もなぜか当たり前のように自室を与えられていて、今後もしばらく一緒にいるらしい。うーん、婚約破棄って何だったんだ。いや、そもそも婚約してないからノーカウントなんだけど……。


 ◇ ◇ ◇


 三日後。大神殿での儀式の日がやってきた。緊張する。大理石の床と高い天井、色鮮やかなステンドグラスが差し込む神聖な空間に、俺は一人、白い衣装を身にまとって立っている。男性用の衣装が用意されておらず、女性向けのローブを無理やり着せられたのだが……これがまた微妙に恥ずかしい。


「うわあ……裾がふわふわ……。俺、どう見ても変なコスプレじゃないか?」


 鏡に映った姿は、どうあがいても『聖女様』の装いそのもの。男性向けに少し調整はしてくれたが、まあ、パッと見は普通に聖女の衣装だ。これでいいのか?


「伝統ある聖女の衣装がこれしかございませんゆえ……どうか、ご容赦を。ですが、とてもお似合いですよ」


「似合ってるって言われてもなあ……」


 仕方ない。そこまで言うならやるしかない。俺は聖なる宝珠を手に持ち、祭壇へ進む。そこには大司教が厳かな面持ちで待ち構えていた。隣には王と王妃、そして何故か一番前で興味津々に見つめるベルティーユ閣下の姿もある。


「では、聖女の儀式を開始いたします。レオン・アルベール殿、宝珠を天に掲げ、神への祈りを捧げてください」

「わかりました……」


 俺は宝珠を高く掲げ、心を落ち着ける。とはいっても祈りの言葉なんて知らない。どうしようかと思ったが、なんとなく体の奥に宿った感覚に導かれ、自然と唇から言葉がこぼれた。


「……神よ。世界を護り、導き給うお方よ。今、我が身をあなたの御手に委ねます……」


 すると、宝珠が静かに輝き始める。その光はだんだん強くなり、俺の周囲を包み込む。まるで昨日の光が再来したかのように、暖かく、優しいエネルギーが満ち溢れていくのを感じる。


「うわ……すごい……」


 周りから、どよめきが上がる。最高潮に達した光は、やがて少しずつ収まり、宝珠の輝きが落ち着いた。その瞬間、大司教が深々と頭を下げた。


「やはり……これは正真正銘、『聖女の力』です。レオン殿が新たなる聖女であることに、疑いはありません」


 そう言われて、王も大きく頷く。


「男であろうと関係ない。神が選んだのであれば、これが新時代の聖女ということだろう。レオン・アルベール、そなたの力をもって、我が国を、そしてこの世界を守ってもらいたい」


「は、はあ……光栄です」


 こうして俺は、正式に『聖女』として認められてしまった。男なのに。


 ◇ ◇ ◇


 儀式を終えて王宮に戻ると、さっそく臣下たちがわらわらと寄ってきて、挨拶を交わしたり、これからの活動方針などを話し始めたり……とにかく大忙しだ。俺はまだ実感が湧かないまま、一気に国の重要人物扱いされてしまった。


「ああ、こういうの苦手なんだけどなあ……」


 慣れない社交やら何やらで疲れ果てた俺は、自室に戻ってベッドに倒れこむ。すると、コンコン、と扉を叩く音が聞こえた。


「レオン、失礼いたしますわ」


 入ってきたのはベルティーユ閣下。何やら気まずそうに視線を泳がせている。今日はやけにおとなしい。


「どうしたの? あまり大きな声じゃないね」


「……色々と、あなたに謝らなくてはならないことがあるのですわ」


 謝罪?

 ベルティーユ閣下がこんなにも素直に頭を下げる姿は想像できない。俺はベッドから体を起こし、真剣な表情で聞く。


「もしかして、例の婚約破棄のこと?」


「ええ、そうです。あれは……私の勘違いというか、焦りというか。本当は、私、ずっとあなたのことが気になっていたのですわ。けれど、どう近づいていいかわからなくて――それでつい変な理屈を押し付けてしまったの」


 まさかそんな理由だったとは。確かに、俺を呼び出して婚約破棄を突き付けてきたとき、言動が支離滅裂だった。そういう事情があったのか。


「そっか……。俺もあの日は戸惑ったけど、別に気にしてないよ。むしろ、あれをきっかけに話す機会ができたっていうか、結果的にはよかったんじゃないかな」


「あなたは本当に懐が深いのですわね……。ありがとうございます。そして……」


 ベルティーユ閣下は顔を赤らめながら、ぎゅっと拳を握り締める。


「私は、これからあなたの補佐をしたいのです。いえ、させてください。あなたが新たな聖女になったのなら、一人ではあまりに荷が重いでしょう? 私の力でよければ、ぜひサポートしたいのですの」


「補佐か……。俺はまだ何もわからないから、サポートしてもらえるなら嬉しいけど……いいの?」


「もちろん! あなたを放っておいたら、いずれ変なところで失敗してしまいそうで心配だし、国のためにもなりませんもの」


「はは、随分な言い草だな……でも、ありがとう。頼りにしてるよ、ベルティーユ閣下」


 そう言うと、彼女は照れながらも嬉しそうに微笑んだ。


「閣下ではなく、これからはベルと呼んでくださいな。私もあなたのことを……レオン、と呼びたいのですわ」


「わかった、ベル。よろしく頼むよ」


 こうして、婚約破棄から始まった俺とベルの関係は、聖女とその補佐役……なんだか奇妙なコンビだけれど、二人三脚でやっていくことになった。


 ◇ ◇ ◇


 そして数週間後、王宮の人々もようやく「男の聖女」を受け入れ始め、俺の新生活はそれなりに安定してきた。といっても、魔物を浄化する訓練や癒やしの術の練習など、やることは山積み。それでもベルが献身的に支えてくれるおかげで、なんとか乗り切っている。


 ある日の夕方。大広間にて書類を見直していた俺に、王が声をかけてきた。


「レオン殿、そろそろ魔境化が進んでいる北の地へ向かっていただく必要がありそうだ。聖女の力による浄化が急務なのだ」


 そう、もともと魔物がうろつく荒れ地で、聖女の力が必要とされている地域らしい。先代聖女が亡くなってから手が回らず、どんどん状況が悪化しているというのだ。


「わかりました。行きます。俺がやらなきゃいけないことなんですね」


 もう覚悟を決めた。選ばれてしまったのなら、やるしかない。戸惑う気持ちはあるけれど、放っておける問題じゃない。


「私も同行いたしますわ」


 当然のように隣からそう告げるベル。俺は頷いて、しっかりと胸を張った。


「じゃあ二人で行こう、ベル。そうだな、男の“聖女”と“悪役令嬢”って組み合わせだけど、なんか面白いだろ?」


「面白いかどうかはともかく……私たちなら、きっとやれるはずですわ」


 こうして、元はといえば悪役令嬢に婚約破棄を宣言された平凡な俺が、なぜか国を救う立場――それも男なのに“聖女”として担うことになったのだった。

 でもまあ、これが人生というものなのかもしれない。あの婚約破棄がなければ、俺はこんな道を選ぶこともなかっただろう。結果オーライというか、意外と自分に合っているかもしれないし……なんだか、この先がちょっと楽しみになってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ