電子書籍は名刺代わり
ご参考程度に。
前説その1
ウサギテイマー高取です。
昨年12月から一年間で、電子書籍を3冊出版しました。
書籍化?
電子ですからね、あ、1冊は紙本でも出してます、オンデマンドで。
もともと、紙本は小説以外なら2冊出してます。
書籍化希望は希薄で、出してくださるのならいつでもオッケー程度。
ではなぜ、出版するに至ったか。
結論から言えば
「いつ死んでしまうか、分からないから」
注)寿命の見えた病気を、抱えているわけではないです。
追加して言えば、なろうを含めて利用しているウェブサイトが、いつまで今の形であり続けるか、私にはわからない。
じゃあ投稿した作品は、電子版にしておこうか、という感じです。
前説その2(興味ない方、すっとばしてね)
しばらく、Publish or perishの業界にいました。
いましたが、滅びゆくレベルでしたので今は離れてます。
どっかの象牙の塔に入るために提出する書類には、業績として学会発表やら論文の他、「著作」という欄があります。
クソつまんない論文はあるけど、著作なんかねえよ。
そんな時、声がかかりました。
「タカトリさん、教科書として本出しませんか?」
「いや、出版するような業績ないです。ついでに資金もないです」
「大丈夫ですよ、出版にかかる費用は全部、教科書代に上乗せすれば」
へえええええ……。
いや、私の本をそんな値段で出したくないなあ。バカ高いじゃん。
で、費用の安いところと相談し、希望者だけに販売する方法で出すことにしました。
希望者? ほほほ。少なかったですわね。
この時、出版に関する知識をアレコレ得ることができ、出版社の営業さんとも仲良くなり、それなりに有意義な体験でありました。
ついでに思ったのです。
教科書を出す機会がまたあったら、電子書籍にしよ。
本論:作品の電子書籍化覚書
最初に書いたように、いつ死ぬかわからない、けど自作の気に入ったものは形に残したいと思い、昨年末にぼちぼち取り組んでみました。
知力と余力があれば、kindleに自作をアップすることは可能でしょう。
私はどちらも持ち合わせてないので、代行してくださる出版社に依頼しました。
多少の料金はかかりますが、紙本の自費出版に比べたら、格安と感じます。
併せて、電子書籍専門の出版社で、作家・作品募集をしているところに自作を送ってみました。
確か5社くらいに送って、3社から受諾のお返事をいただきました。
契約書類や表紙の指定、プロット、キャラクターの詳細などの提出が必要でした。
契約してから出版まで、結構日数がかかります。
プロットやキャラクター設定が杜撰な場合、書類作成にも時間がかかりました(あくまで私の場合
1社からは、10月に配信開始されてます。2社からは来年配信される予定です。
気が付いたこと。
なろうの書籍化情報に載らないことがある。(自分でkindleにアップしたものはダメと書いてありますね
校正は自分の責任で、ということが多い。
印税にはあまり期待しない。
副次的効果
電子書籍化をしたから、なのか分かりませんが、他サイトで応募した作品が受賞しました。
なろうでも、作品タイトルに【電子書籍化】とか入れていると、pv伸びるのかも、です。(私はやってないので不明。そのうち入れてみて効果を検討してみます)ペンネーム@【電子書籍化作家】でも効果ありそうですね。
まとめ
受賞して華々しく文壇デビューは素敵ですが、そうじゃない書籍化もあります。
名刺代わりの電子書籍、まずは1冊如何でしょうか。
おまけ
↓
夕霧文庫様、フリージア文庫レーベルより配信中。
Q:で、儲かりました?
A:良いお年を~~