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神の祝福
「お主には、如何なる存在とも友達になることができる力を与える。人間、動物、虫、事象など、様々な存在と。」
「力……ですか?」
「左様。お主には友達手記を与える。」
「……お友達手帳みたいなものですか?」
「そうじゃ。友達になった存在はその手記に刻まれ、お主の力となり、助けとなる。」
「それは、どんなことが出来るんですか?」
「その存在によって異なる。友達手記に刻まれた存在は、お主の意志によって目の前に転移させることもできる。存在によっては、お主の力として扱うこともできる。」
「わかりました。」
「その存在によっては、友達になる前に、価値あるものが必要になる事もあるだろう。それもお主に渡しておこう。」
「価値あるもの――」
――それから神とあおいは暫し会話し、様々な確認作業を行った。
「ではそろそろ異世界に転移させるぞ。」
「はい、よろしくお願いします!」
あおいは目を瞑り、神の言葉に耳を傾けた。
「お主に幸せが――よき友達が訪れるよう願っておる。」
あおいは眩い光に包まれ、そして、天界からその姿を消した。




