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始まりの終わり

「突然だが君は死んだ。」


その声が頭に響いた瞬間私いや僕?は意識が覚醒した。


先ほどまでは夢と現実の狭間みたいな感覚だったのに一瞬で起こされた。


その声は幼いような渋いような甲高い様な不思議な声だったが何故か知らないがとても落ち着いた。


って?僕は死んだだって!?しっかりと考えることが出来ているじゃないか!


「ああ、確かに君は考えることが出来ている。しかし体の感覚はあるのかい?」


か、感覚だってあるに...無い!なんでないんだ!


「それは君が一度死に魂の状態でここにいるからさ。」


声の主はそう言ったがなんで僕は死んでしまったのだ?


「それは教えれない。教えたが最後君は輪廻輪から外れてしまう。」


ん?声の主は僕の疑問に答えてくれているが僕は一言も喋っていない何故だ?


「それは君が魂故に君の声が筒抜けだからさ。」


そうか、なら何で僕はここにいるんだ?


「それは、今から異なる世界いわゆる異世界に転生してもらおうと思ったからだよ。」


「その為に君の要望を聞きたくてねある程度の要望は聞くよ」


何故か異世界に行くことは決定事項なようだ。


ならば僕は今度の生では死にたくないと望んだ。


「ならば不死を授けるよ。そして怪しまれないようエルフにしよう。」


ありがたいが何故エルフなんだ?


「人間だったら100年の寿命で死ななかったら怪しまれるだろう。」


「しかしエルフの寿命は1000年から2000年だから大丈夫だろう。」


そういうことなら大丈夫だ。


しかし何故僕を異世界に転生させるんだ。


「それは...いやお願いする立場だ言っておこう。」


「その世界であの子を救ってほしい。」


その子って誰なんだ?


「すまないもう転生の時間だ会えばわかる。」


会えばわかるっていったい!?


そう思うと思考が定まらなくなり次第に意識は暗闇に消えていった


「頼んだよ...」


その声は何処か寂しげで悲しい声であった...。


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