孤島の夢
初心者なので物語の構成が出来ていないかもしれません。
是非,最後までお読みになり,指摘や感想のコメントをお願いします。
暗い空の下,僕は海に隔たれ囲まれた一つの小さい孤島に立っていた。
この孤島には,特に何かがあるわけでもなく,ただただ平らな茶色の土の地面が続くだけの孤島だ。
「茶色の」と言ったが,電気のようなものは一切なく,照らすものは月明かりのみ。だが,目の前がこんなに
も確かに見えるのは,とても不思議だ。
更にこの孤島は,とても小さい。今立っている場所からこの孤島を一望出来てしまうほどだ。今僕はこの
孤島の先端に海を背にして立っているのだが,きっと向こうに見える先端まで歩いても,1分かかるかどう
かというぐらいだろう。
次は孤島に背を向けて立ってみる。島にいるのだから当たり前なのだが,目の前には海が広がっている。
どこまでも,どこまでも,限りなく広がる海だ。しかし,広がりはあくまでも横だけであり,孤島から少し離
れたところには,別の島がある。この孤島とは違って,向こうには人がいるみたいだ。ただ,どれだけ離れて
いるのかはわからない。感覚的にそれをつかむことができない。数十センチしか離れていないようにも見えるし,数百メートル離れているようにも見える。感覚が麻痺しているのだろうか,思えばここでどれだけの時間を過ごしたのかも,なぜここにいるのかも分からなかった。しかし,僕は落ち着いていた。妙に懐かしさを感じた。
勇気を出して向こうの島の人に声をかけようかと思った。距離も顔もわからない向こうの人に,自分の存在を知らせようかと思った。覚悟を決め、声を出した......はずだった。何度も何度も試した。だめだった。 絶望だった。更には心の悪魔までもが僕の心にやってきた。勿論それはたとえだ。心の悪魔、こいつの名前は,「諦め」。「声」が出ない,いや,正確には,声の出し方が分からないのが原因だった。心の悪魔である「諦め」の影響だろうか,この島を何かの一線だと思い込み,海は孤島を囲み,周りから隔てるのではなく,この僕を囲み,隔てているかのように思った。そして,この孤島で孤独を貫いてやろうなんていう風に思った。 直後だった。
違う記憶が頭に入ってくるのを感じ,意識が別の場所へと自動的に飛んでいく。ここまでは感覚的には一瞬。耳に届く ピピピピピッ という電子音を聞きながら目を開け呟く,
「また,昨日と同じだ」と。
最後まで御読みになってくださったことに,感謝いたします。
指摘や感想のコメントお待ちしております。




