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十七戦記    作者: ヨロイ
第二次世界大戦
7/33

十七戦記  6話 南京解除作戦

ついに南京解除作戦が始まった。


そもそも南京城は、今から千年以上も昔にできた城塞都市だ。

そして、南京城周辺の地形は、城壁から数十㎞先が見えるくらい、周りに障害物がない。

そのため、向こうは、こっちの兵の配置なんて丸見え状態だ。そのため、攻めにくい。


司令部の近くで待機していた特別班。


耳口がお茶を飲んでいた時、中村中隊所属 池上 大槻が、


「大変です。大隊長」


「どうしたんだ大槻」


「いまさっき入った情報で、 王国連邦とフーリ共和国が介入しました。いま、中国南部で、共和国と戦闘状態になったと」


「な、なんだと、ついにあいつらが介入したか。」


ヨーロッパ地方で、ドイト帝国がフーリ共和国首都パリの近くまで来たことにより、フーリ共和国政府と軍は首都を放棄した。

これにより、対ドイト連合の一角が崩れた。かなり危険な状況と判断した王国は、共和国とともに、ドイトの同盟国である大日を叩き潰し、全力でドイトをたたくつもりみたいだ。


「かなりまずい。このままでは、負ける可能性だってあり得る。」


「何言ってるんですか大隊長。負けることなんてありえません。」


「アメイジスと中華連邦、そして王国と共和国、数が多すぎる。言っておくが、最近、モンゴルと通商連邦が手を組み始めたことは知ってるか?」


「なんですかそれ?」


「モンゴルと通商連邦は、大日帝国と戦争するために協力しあおうとしているんだ。」


共通の敵を倒すための同盟。敵の敵は味方というわけだ。

モンゴルは、竜精族ドラゴニアを主力とする、竜騎士団がいる。昔、モンゴルは竜の力を使って、ユーラシア大陸のほとんどを占拠したくらいの国だ。

それに通商連邦には、妖魔族デモニア巨人族ギガントがいる。

妖魔族デモニアは序列7位だが、上級生物には存在するだけで、大災害を起こす奴が多い。

おまけに十王もいる。


「その情報は、総司令部にもいっているはずだ。きっと、なんかの策を考えてくれるだろう。我々は、やることだけに専念したらいい。」


「はい。隊長」

(さすがは隊長。確かに、下っ端がどう考えたって、上の方が俺らよりいい作戦を考えるに決まっている。)


(きっと、これが終わったら、すぐに南方か北方に行かないといけないのか。王国と共和国、モンゴル、連邦に災いあれ)



「そんなことより大槻、もうすぐ作戦開始だぞ。準備はできているのか。」


「できています」と大声で答えた。


「いい返事だ。」



南京城近くの上空をとんでいる人達(?)がいた。


「総員、もう一度作戦内容をいう 我々は南側の城壁を破壊するが、破壊担当は、リコとリーファで。敵の排除は俺と太田中隊。ミキ、クニで。砲台と、敵航空部隊の排除を中村中隊とミカエラ、その他の天使部隊でいくぞ」


「了解」



作戦が始まった。銃の雨の中、城壁にいる敵を殺すために突っ込んでいくなか、後ろからキーーンという音がした。大技の魔法を使うときに出る音だ。


「みっなさーーん、これからー、一発どでかいのをぶちかましまーす。」と笑うリコ


「おい、ここまでは来ないよな?」


「うん、ここまで来るな。退避だーー」急いで戻る耳口と太田。


「発射でーーす」


光の槍が、城壁の上に命中。再現できないような音がでた。

みるみるうちに、城壁が消えていく。文字通り消えていった。


音がやむと、半径100m近いクレーターができていた。


「相変わらずすごいなこれ。」


「これでも、まだ2%の力ですよ。」不満そうな顔をしていた。


作戦は終了したので、敵400人程殺してから帰った。

その後、南京城は落ちた。


南京城攻略からしばらく経った、8月10日。俺は今、北方、モンゴルと連邦と大日領中華連邦の国境にいる。

これからこの国の今後を左右する、作戦を始める所だ。


12話程度で第二次世界大戦を終わらせようと思っています。

早ければ土日くらいに次の話を投稿します。


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