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十七戦記    作者: ヨロイ
第二次世界大戦
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十七戦記  2話 死からの開始

西暦2016年 日本のとある県の山奥の別荘に一人の男がいた。その男の名は、佐藤 和正 30歳 その年で大企業の部長を務めており、徹底した部下の管理、非凡な発想によりここまできた。今日は休暇をとって別荘へ来ていた。


(ここは静かでいい。俺はこの静かさを求めて、ここまでよく頑張ったものだ。)


彼は非凡な発想をするただの平凡な人だ。だが彼は平凡なりに努力してきたからだ。平凡は天才にはなれないが、努力すれば天才に近づくことはできる。

その時、変な音が聞こえた。まるで飛行機のエンジンが壊れた時のような、と佐藤が考えていたら突然、別荘が吹き飛んだ。そう、エンジントラブルを起こした軍のジェット機が別荘めがけて墜落したのだ。

佐藤は真っ暗な部屋に飛ばされた。


(ここはどこだ?一体何が起きた?)


そう考えてた時、ここへ来る直前の出来事が部屋全体に流れた。10分後、佐藤の体が浮いて、上の方へ移動した


(そうか、おれは死んで、今から天国へ行くのか。)

体が光に包まれ、佐藤は気を失った。


佐藤は目が覚めた。


「生きているのか、死んだのではなかったのか、ここはどこだ?」


中国風の部屋のなかみたいだった。俺の周りに5人程人がいた。


「なんなんだこの人らは」


近くに鏡があったので見てみいたら、5人と赤ん坊が一人いた。


「5人と赤ん坊、5人は、こいつらだろ、じゃあ、赤ん坊は」そう「おれは赤ん坊になったのか。確か昔読んだ本に主人公が転生する話があった。まさかそれが俺になるとは」



俺が飛ばされた世界には、十七の種族がいた。そしてここは朝鮮半島、今は大日帝国の植民地となっていて、第一次世界大戦から15年経っていた。

大日は、朝鮮、台湾、南方の島々を有しており、東洋最強国家となっていた。

連戦連勝、列強にすら勝っているこの状況、他の列強から見たらどう思うだろうか。


いまこの国は悪い方向へと進んでいた。この時点で、中華連邦、モンゴル王国と対立し、アメイジス合衆国とは微妙な関係であった。そしてこの地でも、反大日組織 コリアが朝鮮各地で勢力を増やしていた。


わかりやすく言えば、周りは敵だらけ。そんな状況だ。

そしてここでのおれのここの名は、耳口 茜だ。母親は俺を産んだと同時にしんで、父も、第一次世界大戦で戦死したようだ。つまり俺は孤児だった。そして、この孤児院で生活することとなった。


俺が15歳になってしばらくしたある日、コリアと中華連邦義勇軍が朝鮮半島に侵入、その数計2万 北部の守備隊はあっけなくほぼ壊滅し、俺が住んでいる中部まで敵が迫ってきた。


(まずい、これはまずい、下手したら死ぬ。)


俺は、また死にたくはないから、急いでここから南にあるノモ市に逃げたが、そこから南には逃げられなかった。どうやら、コリアがここから先の街を占拠したみたいで、通ることができなかった。


(まずいぞこれは、どうすればいい?)

そう思っていたら、突然、後ろの方で大きな爆発が起こった。それはまるで死神がささやいているような感じがした。


「う、うわーー」


「に、逃げろーーコリアが近くまで来ているぞーー」


「逃げるっていったって、どこに行けばいいの?」


完全にパニック状態となった。

俺はなぜか、爆発のあった場所へ行った。


爆発した地点には、大量の瓦礫と、光が見えた。その場所にちかづこうとしたら、その光るものから、羽らしきものが見えた。いや、天使の羽だった。


「イタタタタ、全く、大砲の球を防御魔法なしでくらうということは、もう二度としませんよ。」

と明るい声が聞こえた。


「あ、あのあなたは一体?」


「あら、私を見て生きて帰れると」


「何をするつもりだこのばかリコ」と、もう一人の、羽の生えている生物がいった。


「冗談よリーファ」


「あの、あなたは?」


「私は、特別戦闘班の天使族のリーファよ。」と、笑顔で言った。


「同じく天使族のリコでーーす」


「あの、ここでなにをしているんだすか?」


さらっと、


「戦線はここまで後退することになりました。あなたがた一般人はすぐに避難しなさい。」


「そういわれても、この先の街がコリアに占拠されて。」


敵がいるから逃げられない。


「なら私が排除してくるわ」


そう笑顔でこいつはいった。


「また砲弾くらいたいの?それとも、」


その後の言葉をすぐ理解したリコというやつが、


「わかったわそれ以上言わないでよ」


といそいでいった。


「ねえあなた、一時でいいから私たちの隊長になってください」


「え、、」



「私たちの隊長は先ほどの戦闘で戦死しました。特別軍規3条より、我々を見ても平気な人が隊長になるのが決まりで、ああ、あなたは何もしなくてもいいですよ」


どうやら他種族をみても平気でいられる人は珍しいらしい。そうリーファは説明した。


ここでおれはこう考えた。


(ここでもしいい戦果を出せば、軍に入った時に有利になるかも 若くして別荘もち よし決めた)


「俺はあなた方の隊長になる がやるからには最後までやりたい」


「いい目してるわね。こいつはきっと強くなるわ」


「根拠は?」


「4000年も生きてるのよ。」


4000年もリコは生きていると。ただのババアじゃねーか。でも口にはだせないな。


「いいでしょう。ただし、あなたの考えた作戦がもし悪かったら、あなたを地下に埋めます」


「は?」


「大丈夫ですよ。戦闘が終わったら助けますから では作戦を」と悪魔のような目つきで俺を見た。


「まず、状況を知りたい」


どうやら、ノモ市北部にはもうコリア2千人が来ていて、その後ろに1万を超えた軍勢がいるようだ。それに対してこちらは、天使4人と兵士200人程度、武器は人より数が多いという状況だ。

はっきりと言おう 絶望的な状況だ!!

どうやら、援軍の到着が大幅に遅れたせいでこんなにも兵士が少ないみたいだ。

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