十七戦記 02話 エクスマキナ族
その都市に着いたキール。昔、誰も住んでいない、ボロボロの家を廃墟と言ってたみたいだが、これは廃墟を通り過ごしている。一部の建物らしきものと大きな穴しかなかった。
「この破壊っぷりは、天使族か、」
笑顔で人を、ものを消し去ってゆく破壊の権化。
都市の地下に向かって進むキール。基本、都市には緊急用の避難口として地下道が作られている。地下都市と一緒に。 その地下都市を目指して進んでいた。
かなり深くまできた。天使族にしては、おかしいくらい、徹底的に破壊されていた。地下都市が吹き飛ぶくらい。だがその中にエルフ式の特殊な木で出来た建物が残っていた。
その中に入ったキールは、そこでとんでもないものを見た。
そこには1体の機械族がいた。見た目は少女みたいだったが、体から機械の一部が出ているから人ではない。
だが、機械族も滅びかけている種族の一つだ。耐久性はあるもののどんな攻撃でもコピー出来る。そのため全種族から危険視されて徹底的に滅ぼそうとしているからだ。
だがこの種族は、こっちから何もしなければなんの危害もない。
そのためスルーしたら突然耳元で爆発音があり、体が動かなくなり倒れた。
頭が混乱している中体の上にアイツが乗った。
「要求、私達はあなたに要求する。あなた達の生存方法を教えろ。」
「訂正、私達はあなた達の生き方を知りたい。それを教えて欲しい」
「今、酷いこと言ったよな。貴様らから言わせれば、こんな獣がまだ生きてんのって思ってんのか。って思っている考えが丸見えだぞ!。」
「謝罪、不快だったら謝罪。すみません。」
と、謝罪した。
「で、俺をいったいどうするつもりだ!」
「返答、舐めまわす?」
「冗談だよな」
「撤回。」
「提案、私達は絶滅の危機にある。あなた方と共に共存する道を提案します。」
「わらわすんじゃあねー!この世界を、この星を、俺らをこんな状態まで追いやってそれか?
ねえねえ、どうして生きてんの?教えて!、ふざけてんのか!」
こんなこと言っても何の意味もないと分かっているのに言ってしまった。どうやらブチ切れたみたいだ。
「お前らのせいで何人しだか、何人、あと何人俺が殺せばいいんだ?」
「謝罪、訂正、私達はあなた達と同じくらい弱い。1度使った戦術は通じることがない。無限に進化出来る故に、危険視されて滅亡寸前までいった。そして当機は、あなた達の生存理由を知る代わりに情報を提供する。例えば大戦が始まった理由とその終結方法」
やっと冷静になったキールは、ここでこいつとケンカ、いや、言い合いしても利益どころか損害しかない。なら、こいつを利用しまくるしかない。
「分かったが、俺たちの生き残る方法教える代わりに最初にこの大戦の始まった理由を教えてくれ。」
今から7000年ほど昔、エルフとドワーフがどちらが上か下かで戦争をした。やがて両国共に疲弊したら今度は他の種族を巻き込んで戦争をし、それがいつの間にか全種族、各種族の神が参戦しこの状態になったという。馬鹿げてやがる。
この世界は狂っているみたいだ。
「なあ、お前らって、俺らの集落の位置分かってる?」
「返答、知っている。」
どうやらかなり前からマークされていたらしい。
「分かった。まずこれまで俺らが生き残れたのは最弱の種族だからだ。魔力も、魔法も、耐久も、力も何もかも弱いからその代わり知力でこれまで生きてこれた。」
「疑問、知力なら我らの方が上だ。」
よく分かってないような顔だ。
「俺らと一緒に暮らせば分かる。」
キールの心は限界に近ずいていた。
よく見ろ!目の前にいるのは俺たちを塵としか見てないやつのひとつだぞ。
こいつらのせいで何人死んだかと。
だが理性はここでこいつにケンカ売るより利用する方がいいと。
「回答、一緒に暮らそう。」
キールと機械の少女は集落の入口である洞窟にきた。
洞窟の中は獣避けの罠があった。そして木造の壁があった。だが、他の種族がきたらこの壁は全く役に立たない。
「おい、あんたの名前はなんなんだ?」
「返答、名前を個体識別名と仮定、名前は、アリス型exaef1596359..」
「あ、もういい。そういう名前は人間にはいない。なんでもいいから名前を作れ」
「アリスタラーバーンリン」
「長い覚えられん発音しにくいで却下」
「抗議、なんでもいいと言った」
「アリス、お前の名前アリスな!」
「それと、その機械みたいな喋り方やめろ。他の喋り方ないのか?」
しばらく悩んで
「ねえーお兄ちゃん、これから色んなこと経験しよ~♡」
「は?やめろ。どこからきたそれ?」
「返答、壊滅した人間の集落にあったエロ本というものにあった女を参考にした。」
エロ本という意味を知らないみたいだ。
「ダメだ。」
「要求、どういう人格ならいい?」
「妹は無理だからその壊滅した人間の集落の生き残りでたまたま俺が見つけた。母親を失った悲しみでまと
もに会話出来ない。これでどうだ?」
「疑問、母親ってなに?」
「それも知らんのか。つまり産みの親だよ。あんたらにもあるだろ?」
「返答、マシンドラム、私達の創造神がいた。けど、天使に殺された。けど、2次型は私達でも作れる。」
「あー、よく分からんがその創造神が産みの親だ。と思う。」
「理解した。」
ウィーンという小さな音がして、なり止んだ
「これで、いい?」
いかにも美少女みたいな顔で言った。
「本当に演技か?まあいい。あと絶対魔力は使うな!絶対機械族とバレるようなことはするな!」
「わかっ、た。」
集落に入った。
タートルがまった先にキールに近ずき、
「なーにこの可愛いの?」
と聞いてきた
「壊滅した集落の近くにいた。」
「へー。ねぇ、名前はなんて言うの?」
「アリス、」
「ねえ?キール、もしかしてこの子お嫁にするの?まさかキール、ロリコン? 」
キレ気味にキールが反論する
「は?ロリコンでない。でもって嫁でもない」
「ロリ、コン?それ、なに?」
「ロリコンってのはねー」
「教えなくていい!それよりこいつにここのルール教えるから。教育係やるから。」
「もお、素直にロリコンです!っていいなよー」
キールは強引にアリスを連れて自分の部屋に連れていった。
キールの部屋には大きな机と本があった。
色々な本があった。
「なんで、こんなに、たくさんの本が、あるの?」
「なあ、あんたらは何の情報もなしに敵と戦うのか?」
「たたかわ、ない。」
「それと同じだ。何の力も持たない人間が生き残るには情報がいる。例えば近くにドワーフがいたら静かに逃げる。とかだ。」
理解したような顔で
「わかっ、た。」
次はなるべく早く投稿します。




