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十七戦記    作者: ヨロイ
四章 未来の君へ
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十七戦記 23話 XXXを訪ねて。 君に会う。

旧帝国軍資料館。

ここは大日軍の資料館だ。ここにはすべての部隊の資料が集まっている。


「よし、ここなら特別戦闘班の情報が手に入る。ちゃんと探せよ」


3時間たって集まった情報は、


「特別戦闘班は大隊で、中隊がある。で、第二次と三次で多少構成がかわると。で、大隊長は、耳口茜大尉、中隊長は太田、谷口、幸太郎、大木か。それと天使族のリーファか。」


「耳口茜って生きてましたっけ?」


「たしか、魔導士だからあの日しんだと思うぞ。ただ、遺体は見つからんかったはず。」


戦争で遺体がなくなったのは珍しくはない。


「ロバート、この本、魔導士について書いてあります。」


帝国軍魔導士の現実という本に特別戦闘班の記述があった。最後、グリア湖での戦闘で将校や兵を全員撤退させ、優秀な兵を守っていた。

ただ、最後どうなったのかはわかっていない。


「結局振出しに戻るのか~」


隣にいたおじいさんが突然、俺たちに声をかけてきた。


「おぬしら、耳口を知っておるのか?」


「知っているというか、追っているんです。」


「耳口の居場所、教えようか?」


「え?知っているんですか!」


「ああ。噂話だが。」


「教えていただけませんでしょうか?」


「ええぞ。まず、わしの名は大山 陸。元陸軍大将にて情報部のリーダーだ。」


「え、情報部!たしか幻の部署って聞いたことがあるぞ!」


「そりゃあな」


情報部は大戦時、どんな国のどんな国家機密ですら知っているという伝説の部署であり、戦後の調査でもあったという証拠はなかった。

噂しか残らなかったとこだ。


「耳口はビルマの古都にいる。それも忘れられた都市だ。ほれ、あそこにある。」


じいさんが指した場所を向いて、なにもなくて振り返ったらあのじいさんがいなかった。


「ロバート、あれなんですか?」


「なんでもいいだろ。よし、行くぞ。」


「どこへですか?」


「ビルマだ。」


ビルマで旧大日軍とビルマ独立軍対フーリ共和国軍との独立戦争で大量の死者を出したこともありあちこちに地雷と骨がある。もちろん市や道路わきなどは地雷撤去をしてあるがそれ以外の所は地雷だらけ。

とくに森に入るときは地雷のないところからは出てはいけないという決まりになっている。

今回の目的地は古都、さらに忘れられた都市といえば、ダカーポ遺跡だろうが、あそこは立ち入り禁止エリア

そのため、遺跡の近くに行くことができない!


「さて、どうしたものか」


そんな時、近くにいた女が、


「案内しましょうか?」


その女は黒い服をきており、怪しかった。


「あなたは誰ですか?」


「私は魔女とよばれるものであり、あの方たちの世話をしております。」


「あの方たち?」


「ええ。私たちの命の恩人たちのことです。あの方はダカーポ遺跡におります。」


「では案内お願いします」


「いいんですかロバート、こんなどこぞの馬かわからんやつについていっても。」


「俺たちは記者だ。本当の事を伝えるのが仕事だ。歴史を捻じ曲げているようなやつらではない。そのことを忘れるな。」


「はい。」



女についてダカーポ遺跡にきた二人。


ダカーポ遺跡。詳しいことは分からない。建設時期は2000年ほど昔ともいわれている。


その事だけしか知らなかった。

この遺跡は、少し高い壁に囲われていたがそれも植物に覆われていた。

だが、中はクレーターだらけだった。


「なんなんですかこのクレーター。ロバート、これおかしいですよね」


ロバートのかわりに女が答えた。


「それは天から光の槍が落ちてきたときにできた穴です。その時にあの方たちが現れました。あの方たちは最初神かと思いました。ですが向こうは否定しました。」


「天からの光の槍とはあの事ですよね」


「そうだろう。クリスマスイブの悲劇か。ここにも被害があったとは。いや、ここに魔力反応があったということか。なぜだ?」


あの光の槍は魔力に反応してくる。まあ、ミサイルのようなものだ。


周りがクレーターだらけなのにたった一つの建物だけ被害がなかった。


「あの建物にあの方がいます。」


その建物の中に人が三人いた。二人は女で一人は青年だが、青年は右腕と左足がなく、羽をつけた女は左腕がなかった。

もう一人の女は真っ黒の服を着ており近くに巨大な鎌があった。


「リタこいつらはなんですか?」


「こいつらはここにいきたいといっていましたので連れてきました。」


「俺はロバートといいます。こいつはバートンで、俺たちは記者です。」


羽をつけた女が


「記者がここに何用かな~。」


「貴方たちの取材です。」


「ほう、あなたら、合衆国のやつらですね~殺しますよ~」


と殺る気満々の顔でいった。

それを抑えるように青年がいった。


「殺すな。もう戦争は終わったんだ。俺たちの負け。それで終わりだ。で、何しに来たんだ?まさか観光目的か。」


「違いますよ。あなた方の取材をしたいです。」


「いいぞ。」

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