十七戦記 21話 XXXを訪ねて。謎を追う
1960年 アメイジス合衆国ニューヨーク市オークビルにいたメガネをかけた新聞記者 アルバート ロバートが嬉しそうに出てきた。
「よし、あの企画が通った。」
隣にいたもう一人の体操選手のような男が
「第二次世界大戦と第三次世界大戦の真相というタイトルでしたよね」
アルバート ロバートはニューヨークタイムズの新聞記者でだいぶ前からある謎が知りたかった。
「ああ。前、激戦地の一つ、レイテ島に行ったんだが、そこは聞いていた話とは全く違ったんだ。俺らがあの悪の帝国を葬ったヒーローと聞いていたんだが現地では全然違うんだ。現地では我々が悪で日本が英雄になっているんだ。」
大日帝国は敗戦して国名を日本国に変えた。
「その理由を知りたい。大戦末期、王国連邦首都、ドイト帝国首都、大日帝国南部静岡市同時崩壊。そして俺たちが本当にヒーローなのか、実はただの侵略者なのかを」
そう、決意を込めた声で言った。
「さすがロバート、おれなんておやじを殺したやつを知りたいだけだからな」
というジェニー バートン
バートンの父親は魔導士で珊瑚海にいた海軍の軍艦にいたがそこで死んでしまった。誰にどうやって殺されたかは伝えてもらってなかった。
「まずは資料集めだな。近くの軍の資料館にいくぞ。たしかもう機密情報の公開はされているはずだ」
この国では機密情報は15年たったら一般公開される。
ニューヨークから南にある海軍基地にある資料館に入った二人は資料をあさっていた。そして
「ロバート、これ見てください」
その資料は第二次世界大戦のきっかけとなったハワイ、サンフランシスコ奇襲攻撃だった。だがそれにかいてあったのは
「軍は当初、力をつけていく大日帝国を弱らせるために燃料食料すべて輸出禁止にし、包囲網を形成、そして大日がハワイを狙うようにおとり艦をおいた。そして予定通りハワイを狙ったが、サンフランシスコ基地が狙われたことによって太平洋艦隊の補給基地が壊滅!なんてことだ。ハワイは囮だったのか」
「つまりこちらの作戦が読まれていたってことですよね?」
「ああ。そういうことだ。だがそれだけではない。サンフランシスコ襲撃はXXXがした!」
やがてビルマ戦線、ワシントン空襲、ココリランドなど各地の戦地からXXXがでてきた。
どうやらこれが何なのかを知らなければ真相には至らないのでそれを知るために戦争研究家や大戦関係者に聞いて回ったが、
「XXXは大日の暗号文ですよ」「XXXは航空隊」
などといろんな回答が来た。
「XXXって何なんですか?どれが本当の話かわかりません。」
「これをみろバートン、」
とロバートはバートンに書類の束を渡した。
「これは?」
「XXXの関係者名簿だ。」
名簿には森口元大将 真田元大将 山本元中将と続いていた。
「でもたしか大将クラスはA級戦犯で死刑だったはずでは?」
「その名簿は今でも生きている人だ。30人程乗っている。全員日本にいるけどな」
XXXが何なのか。それを知るために俺らは日本に行った。
日本 秋田県の田舎 そこに少し大きい家があった。
「ここに真田元大将がいる。」
「日本語覚えるのしんどいですよロバートさん。」
ロバートは呼び鈴を押した。扉から一人の男がでてきて
「何用かな?」
「あのー俺たちニューヨークタイムズの記者でして、お話をお聞きしたいです。」
「怪しいがまあいい。入れ」
和室に入ったロバートとバートンは早速本題に入った。
「実は俺たち、第二次世界大戦、第三次世界大戦の真相を追っているんですが、XXXが何なのか知りたくて」
「ほう、取材か。教えれることならすべておしえるがXXXとはなんだ?」
この時点でようやくこの二人はXXXとはアメイジス軍が勝手につけた言葉だと理解した。
「あー、えっと、ではサンフランシスコ、ビルマ戦線、ココリランド、グリア湖、南京戦線に共通点のある部隊ないしは人を知っていますか?」
しばらく考えてこたえる真田
「わしは元北方方面軍の大将だ。北方以外の状況以外詳しい話は知らん。ただ、ココリランドやグリア湖の関係者なら絞れるぞ。」
「そうですか。教えてください。」
「たしかここに紙が、あった。えーと、陸軍北方方面軍第108部隊から209部隊、海軍北方方面軍第01から30艦、空軍北方方面軍1から100隊、魔道20部隊から31と特別戦闘班だな」
あまりにも多すぎる。
「なんでこんなに多いんですか?」
「それはだな、ココリランドは陸海空魔共同作戦だったからな。他の人に聞きな。」
ロバートは他の話題にしようとした。
「では、あの大戦であなたは何をしましたか?」
少し深く考えて、
「そうだなー、俺の父は織田信長の子孫で母は真田幸村の子孫で、いきなり陸軍の部隊隊長になり、第一次でかなり敵兵を単独で殺りまくってたら大将になったが北方方面軍の総司令部になった。で、」
真田の武勇伝が始まった。
真田大将は中華戦争時、中華連邦北東部で1万の軍勢で27万の中華軍を倒したり、軍を指揮して北方の戦況をうまく誘導していった。
その評価で大将になった。
だが、中華連邦北部を制圧して以来、通商連邦の動きを見て、威圧する事しかなく、暇だったそうだ。
だが第三次世界がはじまって状況は一変、連邦が大日帝国に侵攻、60万+妖魔族上級悪魔100体に対し10万で戦う上に、兵の質、武器の差、あらゆる面で圧倒的な国力差がある国あいてに戦った。
そんな状況なのに北方方面軍は同等に戦ってた。それどころか大打撃を与えてもいた。
ココリランド上陸作戦、当時半島に上陸した大日軍本隊をつぶすために連邦の主力軍がココリランドから東に30㌔さきに集まっていた。
だがこれが真田の作戦であった。
ココリランド、そこは鉄道の要所であり連邦のアジア方面海軍総司令部もある。だがそこは難攻不落の要塞があった。
そこを魔導士で攻めるという発想だった。
グリア湖ではあの日、魔導士と天使族を失って、大日軍の主力を失ってしまった。
なだれ込む連邦に真田はうまく立ち回り、大日が降伏するその日まで負けは無かった。
「なぜ俺らは負けてなかったのに降参したかは、本国が降伏したからさ。たとえどんな軍隊でも本国が負けてしまえば俺らにもう勝機はない。例え俺らが戦ったとしても俺らは大日軍ではなくただの反乱軍さ。」
とはなした真田、さらに続けて
「もう、いいだろう。あとはほかの人に聞いてみてくれ。」
「ここまで話してくれてありがとうございます。真田さん。」
「ロバートといったな。君みたいなやつが記者で良かった。ほかの記者はみんな自分の国がいかに英雄かを語るためだけに取材にきていた。それと一つ忠告するよ。」
「ほかの元将校たちは簡単には取材に応じないぞ。あの大戦の本当の地獄は北方ではなく南方と西方だからな。」
それをきいたロバートはその意味がわからなく、
「ご忠告ありがとうございます。」
と帰っていった。
「ロバート、次はだれですか?」
「沖田元少将だ。」




