十七戦記 20話 世界からそれがなくなる
12月 24日、この日はクリスマスイブでもあるが、最悪の日を更新する。
ヨーロッパ地方の山脈にある研究所。
そこに妖魔族と一人の研究者がいた。
「はっはっは!これで世界戦争はおわる。この神の兵器で!」
グリア湖での戦闘は大日軍の撤退路を断つように上空から大量の物が落ちてきていた。
「あれはミサイルか。あんなものを持っていたから俺らにケンカ売ったのか。」
この時代にミサイルが作られるのは想定済みだったが、連邦が持っていたのは意外だ。
この時代にミサイルを迎撃するための物はない。ので、
「天使部隊、空間転移でみんなを移動させろ。リーファ、情報を逐一報告。」
「わかりました。ではまず最初の報告、北部から妖魔族上級悪魔のさらに北から煙王が来ているのと、西からとんでもないのが来る。」
「上級悪魔と俺らにつられてきたのか煙王は。西から何が」
そういった直後、天から無数の光の槍が飛んできた。ミサイルではない。
その光の槍は妖魔族や魔導士関係なく狙ってきた。
「大隊長、これに防御魔法は全くききません。」
いそいで防御魔法を展開したのに4人ほど死んでしまった。
「俺らも撤退だ。」
「それは意味がないです。これ、全世界に降り注いでます。おそらく世界中から魔法を消し去るつもりです。」
どうやらこれは魔法消滅魔法だ。対象の魔法をなくすことができるだが、ここまで大規模なものは初めてみた。というか
「世界から魔法を消すことはできるのか。」
「可能。ただ、この世から魔法がなくなるということは人間以外の種族や魔法具、そして魔導士もなくなることを指す。そしてこの攻撃を防ぐことは不可能。」
「みんなまとまれ。一般兵をこの戦闘からはなせ。俺らの命はここまでらしい。」
「太田中隊消滅、幸太郎中隊2割り消滅しました。」
「谷口中隊は?」
「一割死亡、重症多数」
そんな連絡していた時、突然耳口の右腕を光の槍が襲った。。
耳口は意識を失ってしまった。
やがて意識を取り戻した。
「う、どれくらい寝ていた。」
耳口は自分の右腕がなくなったことに気づいた。
「20分ほどです。」
「被害は?」
「谷口中隊長と幸太郎中隊長、それとリコ、私しかのこっていません。」
よくみるとたった5人しかのこっていなかった。
「どうなっている」
よくみるとここは穴のなかだった。
「耳口が撃たれたあと、大量の光の槍がきたの。そのときにみんな死んで、私たちはたまたま隕石の影に隠れててうまく回避できた。そして偶然この穴をみつけた。だがここも長くはもたない。」
上からものすごい音がしている。岩がけずれている音だ。
「壊滅寸前、絶望だな。」
そういっていた時、
「上空からものすごい魔力反応、光の槍の束が来ます。」
グリア湖でその光景をみた者はこういった。
グリア湖全体が光に包まれていたと。




