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十七戦記    作者: ヨロイ
三章 第三次世界大戦
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十七戦記 17話 泥沼戦争

再び第三次世界大戦がはじまってしまった。

終戦からわずか9カ月で戦争はまた始まってしまったのだ。


アメイジス合衆国が突然世界平和という名目でこの国に宣戦布告、そして全軍でメキシコに攻めてきた。メキシコ防衛軍と現地の大日軍は奮戦したが、守りきることができずに敗北、メキシコから撤退してしまったのだ。


このことを知った他の国はどう思うだろうか?

連戦連勝した国が、奇襲攻撃であっさりと負けてしまったのだ。

なら奇襲攻撃すれば勝てるのではないのだろうか?


2カ月後には、オールヒ連邦が北部のパラ連邦に侵攻、新編されたインドシナ共和国軍と大日軍で迎え撃った。

南方方面軍の作戦によりうまく防衛することができたが、オールヒ連邦に攻めることができなかった。オールヒ連邦の北部と東部海岸はすべて要塞化されていたため、艦隊が近づくことすらできなかった。


そして北方、通商連邦とはにらみ合いが始まった。


中華連邦北部、領剣の街にきた改編された特別戦闘班、耳口大隊長、谷口中隊、幸太郎中隊、太田中隊、そして新しく入った、大木千代子中隊長率いる中隊、そして天使部隊はここで訓練をしていた。


「よし、ここまででいいだろう、各中隊、休め!」


「は、はあ、全く、高度1万を長時間飛行しろなんて、死ねって言ってんのかあの隊長は!」


と怒りをあらわにする大木中隊長、


「こんなの序の口だぞ。」


「そこ、会話してる余裕があったらさっさと集まれ!」


隊員を集めた耳口は


「聞いての通り、今、再び世界大戦が起きた。合衆国により、メキシコがおちたそうだ。それだけではない。オールヒ連邦が介入した。ここももうじき戦場になるだろう。必ず通商連邦は介入してくる。あいつらの頭をたたきつぶすのが我々の仕事だ。それまでの暇つぶしとしての軽いお遊びしてるだけなのにきついと言っている奴がいるようだがな。」


と大木中隊を見た。


「こ、これが遊びって、こんな死にそうな訓練が遊びですか?」


「大木中隊長、たしかまだ戦場にいったことがないんだろう?帝国大学卒業して士官学校でてすぐ中隊長になったのは不運だったな?」


「え、なんでですか?」


「ここにいる谷口中隊長以外みんな前線の地獄を味わった者たちだ。とくにビルマ戦線では、この訓練以上だったぞ。そうだな、命がいくつあっても足りないくらいの所だ。大木のためにも模擬戦をしようではないか。リコ」


突然リコが現れ、


「ではあれをだしますね!」


と膨大な魔力の塊をまとった。魔力はだんだん、


「戦闘用意!対妖魔族デモニア戦闘だ。」


そういったのは幸太郎だ。


「さすが幸太郎。聞いての通り、妖魔族デモニアの中級生物を10体ほどつくった。そいつと戦ってもらう。」


次々とデモニアが出てきた。ミミズの巨大版から巨大なマグロ、表現できないような醜いもの、などだった。

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