十七戦記 16話 再びの
ビルマ方面軍司令部の中の中沢中将、この司令部の副官の部屋に呼ばれた耳口と谷口中隊長は椅子に座っていた。
「さて、今日呼んだのは二つの要件があったからだ。まず一つ目は、昇進おめでとう耳口少佐。」
え?なぜという顔をする耳口に理由をいう中沢中将
「まず、マキシマム王国との中立条約がさきほど締結された。この成功の裏で君たちが王女を助けたんだってな。おかげで貿易条約も結ぶことができた。これを祝福しての昇進と、転属がある。」
「転属ですか?」
「ああ。転属先は、特別戦闘班だ。それと谷口中隊長、貴様も特別戦闘班耳口大隊長の副官として任命する。」
「わたしが副官ですか?え、この私が」
驚いた顔をしていた。
「いやか?」
「え、いや、そういうわけではないですけど、落ちぶれの私がここまできたことに感動してるの。」
と泣きながら言った。
「そうか。喜んでくれているならそれはよかった。君たち特別戦闘班の配置先だが、北方の領剣に移ってもらう。」
領剣 中国の北部、連邦の国境付近にある大きな町だ。ということは、連邦がなにか仕掛けてくるのだろうか?
「連邦がなにか仕掛けてくるんですか?」
「ああ、そうか、あの部隊には情報がいってないのか。ではいちから説明しよう。」
第二次世界大戦が終わって7カ月経った時、突然合衆国が平和条約の破棄を宣言した。その次の日には連邦が中立条約を破棄するという情報がでた。いま、ドイト帝国と大日本、その他の国と世界との戦争が再び始まりそうなのだ。
そんな話をしていると突然アナウンスが流れた。
「緊急放送です。さきほど、合衆国が宣戦布告しました。」




