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十七戦記    作者: ヨロイ
第二次世界大戦
13/33

十七戦記  12話 戦争の終わり 後編

見渡す限りたくさんの船がある。それはみんな大日帝国海軍の戦艦や空母、駆逐艦だった。

その数、400隻以上。

この船は今、メキシコに向かっている。アメイジス側についたメキシコに上陸し、いっきにアメイジス合衆国近くまで行き、戦争を終わらせる作戦だ。


メキシコの首都近くの海岸には、たくさんの兵士がいた。

それを船から見ていた山本中将、


「なんて数だ。ここを突破されないためにアメイジス合衆国とメキシコの主力が集まってんのか。えーと、タイラントが50体以上いるな。普通に攻め込んだらこれ、絶対負ける。普通にせめればね。」


と笑う。そして


「例の爆弾の発射用意はできているか?」


「出来ています。」


と返ってきた。


「よし、では発射だ。大きな花火を見せてくれ!」


と興奮気味に言った。


そして原子爆弾を積んだミサイルが敵に向かって、飛んでいった。


場所は変わり、アメイジス合衆国上空をものすごいスピードで飛んでいた。それはロケットだ。それには、耳口ら特別班が乗っていた。


「目的地上空に到達。切り離せ!」


するとロケットが分解し、搭乗員は、落ちていった。落下地点は、首都ワシントン 海軍総司令部だ。

そう、この任務は、海軍総司令部を襲撃することだ。


「では、作戦開始だ。」


耳口はすぐに司令部の建物を爆撃した。


「さっさとこの任務を終わらせたいものだ。」


と小さい声で言った。


「なんか言いましたか?」


「なんもいってない。」


30分が経過した。

敵の司令部は、むちゃくちゃに破壊されていた。


「よし、作戦は完了だ。予定通り、本部に帰還する!」


この一撃が、この作戦が、世界に衝撃を与えた。原爆により、アメイジスとメキシコの陸軍はほぼ壊滅。しばらくは再起不能となった。

それだけではなく、海軍総司令部の壊滅により、戦争継続不能となったアメイジスは、大日との停戦条約に合意した。

メキシコは降伏した。

一か国では勝てないと考えた王国連邦も停戦条約を結んだ。通商連邦もだった。

これにより、大日帝国は、第二次世界大戦の敵国すべてを倒した。

そして、ドイトも、敵国との停戦条約が成立し、第二次世界大戦は終わった。


幸太郎と耳口しかいない特別班専用の部屋。


「ほかの人はどうした?」


「みんなグアムに遊びに行っちゃいましたよ。戦争はもう終わったんだし、遊びたかったんでしょ。」


「戦争は終わったんだよな。」


「ええ、そうですよ。王国連邦インドゥーの軍もみんな自由共和国連邦に逃げたみたいですし。」


「おい、なんで自由共和国連邦に逃げ込む必要があるんだ?」


「たしかにおかしいですね。本土に行けばいいのに」


「もしかして!」


と、突然耳口は立った。そして


「まだ戦争は終わっていないんだ」


と言って、


「すぐに森口大将に話さないと」


と急いで部屋を出て行った。


本部に来た耳口は、門兵に


「森口大将はいるか?」


と聞いた。


「森口大将は、第三会議室にいます。」


「ありがとう。」


第三会議室に来た耳口は、


「耳口です。入ります」


部屋には、森口大将のみだった。


「何用かね耳口大尉。」


「この大戦は、まだ終わりません」


「どういうことかね」


「やつらは、俺たちに復讐をする。必ず。」


「なぜだ?やつらにメリットは何もないんだ。」


「人間は、必ずしも、合理性だけで動いているわけではないんです。」


「ほう、まだ人間は獣だというのかね。」


「ええ、私は、いままで感情だけで動く人を見たことがあります。例え、どんな合理的主義者の人でも、ときには感情に流されるものです。」


森口大将は、失望したような目で


「全く、君はどうかしている。今回のことは目をつぶってやる。われわれはまだ戦争を続けたくないんだ。」


「戦争が続くからこんなことを言っているんだ!」


と怒鳴ってしまった耳口


「すみません。つい」


おおきなため息とともに、


「さすがの私でも怒るぞ。とにかく、今は終戦だぞ。戦争は終わったんだぞ」


残念そうな顔で耳口はこう言った。


「わかりました。」


といって帰った。


「戦争はまだ終わっていない」


そう独り言をのこして。


1937年 9月18日 この日は国中でお祭り騒ぎだった。 戦勝記念日。

大日帝国、朝鮮連合、インドシナ共和国、インドゥー共和国連邦、モンゴル共和国、中華連邦、メキシコ共和国でできた多種族連邦 大日本共和国連邦が完成した日でもある。

アジアの主権を握った大日本共和国連邦は、各国の治安や、インフラ整備、経済発展の指導をしていた。


だが、この時、他の国が復讐戦を準備していたことを、まだ誰も知らない。


自由共和国連邦 首都 カイロ


自由共和国連邦の大統領 マーカス・ウィリアム元帥の演説


「我々は、先の戦争で負けてしまった。だが、われわれは、決して自由を捨てない。自由が存在しない悪の国に我々は負けないぞ。そのために、我々自由共和国連邦は、国家総動員法を執行する。国家総動員法は、その名の通り、自由を獲得するための戦争に国家をすべての力を使ってもいいという法だ。どうか、全会一致で賛成してほしい」


そういうと集まった議員すべてこの国家総動員法に賛成のマークを出した。


「これにより、国家総動員法は可決されました。」


スイス王国 地下研究施設に2人の男がいた。


「この研究が成功すれば、世界中で魔法がなくなる。どうだこの素晴らしい世界を、我々が作るのだ。」


「ええ、なんと素晴らしいことか。これが成功すれば、世界の魔法、種族が消える。戦争の種がなくなるんだ。」


そこにあったのは、巨大な大砲みたいなものだった。



通商連邦 巨大な兵器を積んだ列車にのっているたばこをすったおじさんが、笑っていた。


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