十七戦記 10話 珊瑚海海戦
珊瑚海上空に来た特別班 海面には大量の軍艦があった。
「これから作戦決行だ。短期決戦だぞ。」
「了解!」
中村中隊は北側、太田中隊と耳口は南側、小二田中隊は西側、大矢部中隊は東側、天使部隊は、中央側の軍船担当となった。
南側で
「発射用意 撃て!」
銃から出た魔法弾は、空母、戦艦などに当たった。
そして命中した船は全部沈んだ。
「装填急げ!敵が反撃する前にできる限りつぶすぞ!」
「はい!」
敵の船を一隻、また一隻とつぶしていった。
順調に進んでいったと思っていたが、奇妙なことが起きた。
突然、弾が当たらなくなった
というか、当たっているような感覚がないのだ。
「どういうことだ これは。弾が当たっていないようだが?」
「こちら中村中隊、すでに脱落者が4分の1を超えました。」
「どういうことだ!」
「それが、なんもないところから弾が飛んできたんです。」
「どういうことだ。なんもないところから弾が飛んだり、こっちの弾が当たらなかったり、よくわからない事が続いている。」
「もしかして、幻想族か?」
あの種族は、幻覚が得意だ。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、などすべてを変えることができ、本物と大差がないものもつくることができる。
「北側、南側、西側、東側、そして中央でも似たようなことが起きているという事は、幻想族がいるのは、中央だ。」
「大隊長、なぜわかるんですか?」
「奴らの幻覚魔法の特徴は、中心から同心円状に広がっているという事だ。」
「ああ。」
「こちら耳口、リーファ、聞こえてるか?」
と無線で言った。
「聞こえてますよ」
「そちらで幻想族を倒してくれ。その辺にいるはずだから。」
「どの辺にいますか?」
「その辺としか言いようがない。」
「なら、この辺一帯吹き飛ばしていいですか?」
「いいだろう。」
「なら、ほぼ全力で行かせてあげます。」
「やったー。久しぶりに全力でいける。ヤッホー。」
喜ぶようなこえをだしたリコ。
そして爆発音が聞こえた。
しばらくしたら、みんな突然、気分が悪くなった。
と同時に、弾が当たるようになった。
「こちらリーファ、担当の船、すべて消滅しました。」
「あるがとう耳ぐーーち 久々に全力でいけた。」
嬉しそうな声でそういった。
目標の敵勢力の半減に成功したが、死者1名 負傷者多数出す結果となった。
それから二か月後、ミッドウェー海戦で勝利した大日は、アメイジス太平洋艦隊を壊滅した。
そして、
東の宮から東京に改名した首都の総司令部で
「これから戦争を終わらせる作戦を開始する。」




