私が異世界モノを読んでいても飽きてしまう理由
小説家になろうでよく読まれるジャンルと言えば、「異世界」が舞台になった作品と誰もが思う事だろう。彼此数年近く、小説家になろうの読者(筆者)でいた私の中でも、読んできた作品の中で「異世界モノ」が群を抜いて多い。そんな私だが、異世界モノを読んでいても数話、数十話(約10~20話)読んでしまって満足してしまっている。悪い言い方になれば、飽きてしまっているのだ。
○なぜ飽きてしまったのか?
一番の要因を上げればテンプレート的な内容が多いことが一つ目に挙げられる。
子供を助けて異世界に転移、クラスメイトまとめて異世界に召喚、貴族生まれの主人公が親に勘当され、実は秘めた力があったなどと、挙げればきりが無い。
二つ目だが、物語がない
物語がないとは少し語弊になる。物語はあるがそれは物語から外れた独立した物語なのだ。例えるなら物語の核となるものがゲームでいうメインクエストだとすると、物語がないものはサブクエストだけで構成されているのだ。スローライフやコメディがコンセプトならまだしも、コンセプトが定まってない作品を見ても面白さは次第になくなる。
最後に三つ目として、これが最近思うようになった事の1つでもある。
能力に重点をおきすぎているんじゃないか、と。
数値的な指標はないが、最近の傾向としてこれが多いんじゃないかと私は思っている。
主人公に特別な力を与えるなとは言わない。むしろ与えてもいい。だけど、物語を疎かにしないでほしい。私は物語を読みに来たのであって、能力を読みに来てはないのだから。
できれば「能力>物語」ではなくて「能力≦物語」であってほしい。
それが私の切実なる願いです。
大体上記三つが私が異世界モノを読んでいても飽きてしまう理由。
他にも言いたいことがあるが、またの機会とする。