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短編:詩&エッセイ

リセット

作者: 天狗

リセットなんでできない。


コンティニューなんてできない。


それが人生というもの。


良い点であり、悪い点でもある。


私達人間はそんな中で生きている。


いや、人間に限った話ではない。


宗教によっては、生まれ変わるとか、


生き返ることが可能だとかがあるけれど、


結局は、その真実を誰も知ることはできない。


だから、人間だって、動物だって、虫だって、


その命は平等に一度キリだと考えたほうがいい。


そのためには、楽しむべきなのか?


それとも、苦しむべきなのか? どうなのか?


少なくても私は、この人生を楽しみたい。


だけども、この現実はどうだろうか?


私が努力したところで、報われるわけではない。


誰かに何かをしたところで、必ず返ってくるわけではない。


別に、全てが思い通りになるとまでは思ってはいないけど。


だけど、この世はあまりにも思い通りに動かない。


私の予想とは、いつだって違う方向に動こうとする。


向かう先が違うベクトル。 それは、私の人生そのもの。


だけども、私が簡単に死ぬことは許されない。


人は幸せになりたければ、その分苦しまないといけない。


いや、正確にはわからないけれど、たぶんそうらしい。


苦労したって、それが実るとは限らない。


努力したって、それが報われるとは限らない。


だけども、人は目標という名の希望に向かって走る。


それが正しいモノなのかはわからない。


だけど、人生は一度きりだからこそ楽しむべき。


確かに、その通りだと思う。


だけど、私としては、少し違う考えを持ちたい。


どうせ生きるんだから、誰よりも自分らしく。


別に、後世に残そうだなんて思わない。


むしろ、思わなくてもいい。


その後世を知る術を私は持っていないのだから。


だから、私が今生きているこの瞬間が、


私が感じることのできるこの刹那が幸せであれば、


私はそれで構わない。 君としては、違うかな?


だけど、これは他人がどうなってもいいってことじゃない。


私が幸せになるために、他人も巻き込んでやる。


一期一会とはよく言ったものだ。


せっかく、私と会えたんだ。だったら、巻き込んでやる。


望まないのなら、別に構わない。 君の人生なんだから。


だけど、望むのなら、決して置いてくことはしないよ?


だって、せっかく、私と触れて、お互いを感じたんだ。


もう、他人だなんて思うことはできない。


友達の友達は友達とまでは思わないけれど、


少なくても私と出会った人には不幸になってほしくない。



厳しいとは思う。


正直、私一人の人生ですらいっぱいいっぱいなんだから。


けれども、みんなで集まればその知恵は無限大。


考えが一つじゃないから、人生にリセットはないけれど、


その考えを、自分のエラーを見つけることはできるかもしれない。


そのためなら私は君の知恵を借りる。


だから、君も私を頼ってくれ。 お互い様だろ?



私はそういう関係になりたいと思うし、 なるべきだと思ってる。



どうかな?君としてはどうかな? 考えを聞かせてくれないか?




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