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Q&A

正座で長谷川と鳴海さんの関係を恥ずかしく語らされた。

なんで私がこんな目に・・・

長谷川が振った話じゃんかよー。


「吉野が俺と兄さんのことをそういうふうに見ていたなんて少し心外だな」

「もとはといえば長谷川から聞いてきた話じゃんか」

「それとこれとは全くの別問題だ」

「ずるいー」

「じゃあお礼に吉野の質問にもひとつだけ答えてやるよ」


なんでも答えてくれるのか。

何聞こうかなぁ。好きな女の子のタイプとか聞こうかなぁ。

でももしも私と全然違うタイプの子が好き、とか言われたら耐えられないからやめておこう。

うーん。聞きたいことはたくさんあるけど・・・


「なんか三つぐらいに増えないの?」

「そ、そんなに聞きたいことがあるのか?」


少し驚いた様子の長谷川。

そりゃもちろん好きな人のことなら沢山知りたいと思うのは自然の摂理だ!なんて言う度胸はないので、


「長谷川のこと全然知らないからね」


と軽くごまかしてみる。


「そんなことないと思うぞ。俺は結構吉野に話してると思う。逆に何を知ってる?」

「長谷川隆夫。高校3年生。成績優秀。オタク。ジョジョラー。双子の兄の鳴海さんがいる。ゲーセン大好き。以上」

「それ以外で他に何か聞きたいことあるのか?」


何か問題でも?と言う感じで聞いてくる長谷川。


「いやいやあるでしょうよ。例えば好きな食べ物とか」

「リゾット」

「好きな季節とか」

「秋」

「嫌いな物とか」

「暑苦しい人」

「・・・好きな動物」

「犬とたぬき」


質問(?)に対して速攻で返してくる長谷川。

これは負けられない。

ここまで来たら長谷川が止まるまで質問攻めにしてやる。


「好きな筆記用具は?」

「ボールペン」

「好きな国は?」

「日本」

「好きな外国映画は?」

「TAXIシリーズ」

「好きな日本の場所は?」

「我が北海道」

「好きな男のキャラは?」

「インテリメガネ」

「じゃあ好きな女のキャラは?」

「黒髪ロングの委員長タイプ」

「好きなタイプは?」

「炎タイプ」

「いや、そうじゃなくて・・・」


なんでポケモン。

ネタが思いつかなかったから、さりげなく聞いてみたらすごい返され方をした。


「なんだ終わりか?じゃあ今度はこっちのターンだな」

「ちょっとまだエンド宣言してないし!」

「アニメだとスルーは基本だぜ!俺のターン!」


まさかの攻守交代!

落ち着く時間をください!!


「好きな食べ物は?」

「えっと、いちご」

「好きな季節は?」

「あー、春かな」

「好きなキセルは?」

「キセル!?えーっと・・・チェーンキセル!」

「嫌いな食べ物は?」

「ドロドロになるまで煮込んだ鍋焼きうどん」

「好きな動物の森のキャラは?」

「やったことないからわかんないし!」

「動物の森のキャラは?」

「えーっと・・・たぬ吉だっけ?あの店員」

「よく知ってるな。じゃあ好きな男キャラは?」

「DIO様」

「嫌いな男キャラは?」

「体育会系の先輩」

「好きな男のタイプは?」

「優しくて話の合う人」

「好きな女のキャラは?」

「明るく元気なキャラ」

「嫌いな女のキャラは?」

「いじめっこ」

「よし。わかった」


ふう。前半は変則的過ぎたわ。

後半はスムーズに答えられた気・・・が・・・す、る・・・。

あれ?もしかして私やられた?


「吉野の好きなタイプは優しくて話の合う人か」

「ちょっと、それはあくまでタイプの話であって・・・」

「いやいや。この耳で確かに聞きましたから」

「いや、ちょっと、その・・・」


なんて答えたらいいんだ?

あの無表情の長谷川が、ここまで口元をニヤつかせてるのなんて初めて見たわ。

それでもここまで言っておいて『長谷川は好きじゃない』とは言えないし、かと言って長谷川に別の好きな人がいたら困るし・・・

うわー。マジでどうしよ。


「じゃあ攻守交代で、次は吉野の番だ。でもラストターンだから質問は一つだけな」


なにそれ。

もしかして狙ってたとか?

いやいや、長谷川がそんなことを考えるはずがないよ。

だって私のことなんてただの気の合うオタク友達としか思ってないはずだもん。

でもこの展開は・・・

ええい!ままよ!どうにでもなれ!


「は、長谷川のす、好きなタイプは?」

「ほっとけなくてオタクで話の合う人」


あーやっぱり。


「じゃあ俺のターンだな。俺のこと好きだろ?」


落ち着いた声で質問してきた長谷川を見つめる。

ずっと無表情で居てくれたら助かるのに、こういうときだけ微妙に微笑みが入るのさ。

その顔にやられたんだからちょっとは自覚して欲しい。


「質問には3秒以内で答えてください。好きですか?」

「うん」


なんでこいつはいつも上から目線なんだ。

もう・・・それでも好きだから仕方ないな。


「俺も吉野が好きだ」


その言葉を聞いて少し嬉しくなった。

出会いこそよくわからなかったけど、今こうしてまた告白されているわけだ。

あの頃と気持ちは全然違うけど、長谷川と出会えてとても良かったと思う。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

感想とか書いていただけると大変喜びます。


もうだめですね。

キャラ達が相変わらずの大暴走。

ついに告白しちゃいました。

ソウテイガイデス。


まだ続きますので次回もお楽しみに!

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