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犬派?猫派?割と変わりやすいよね。

予約投稿ミスってましたm(_ _)m

「それでキミの仕事内容だけどね。今はないから散歩でもしておいで。」


無いのか。定番の片付け。


「それも創作?まぁいつも片付いているわけじゃないけどね。今はそこまで忙しくないし、だからキミのスキル調査が出来るんだよ。」


一応先生でもあるんでしょ?授業ないの?


「今は学園全体が休講中だよ。今期が終わって次は新学期まで皆んな研究期間だよ。」


そういえば季節みたいなのあるの?暑い時期とか寒い時期とか雨季乾季とかさ。


「気温も気候も安定しているよ。北は寒い安定、南は暑いで安定。ここは北寄りだから若干寒いね。」


へー。じゃ街でも見てくるよ。


 *     *     *     *


街に来たはいいけど、どこに何があるか分からない。失敗したな、行き当たりばったり過ぎるねー。


「あっお兄さん。何してるの?」


猫が来た。


俺はねー目的の無い散歩かなー?君はなにしてるの?モグラの友人は見つかったの?


「モグラに友達は居ないよ?ミーシャはね、おやつを食べに来たの。」


猫ってさ、天然なんだろうけど基本あざといよね。あのコテンと首をかしげる仕草は特に。


一応今まであまり使う事の無かったギルドの依頼料がある、と懐の財布の重さを確かめ


おかし奢るから街を、グフッ!!


何か背中に強い衝撃が!!


「おいっ!!お前はなんだっ!!ミーシャ怪しいヤツについて行くなって言われてるだろ?!」


「あ、リューク居た。」


「居た。じゃない!!街には子供を誘拐して奴隷にする悪い奴が居るかもしれないから気をつけろって先生が言っていただろ!!」


猫と犬がわちゃわちゃしているね。リューク、モグラじゃなかったんかワレ。


歳が相変わらず分からない獣顔。ミーシャと背丈はあまり変わらない、130くらいだろうか?二足歩行の犬が居た。


獣人は手足どうなってんだ?顔は獣だけど身体つきは人間と変わらない。漫画もそうだったから気にしてなかったけど、改めて見ると不思議で仕方ない。


「誰がモグラだ!!なんで俺の名前知ってるんだ!!」


「ミーシャが教えたよ。リューク探してたから。」


「今日はおじさんの所行くって言ったろ。

手紙お願いするって言ったらお前も俺に持ってけって手紙持ってきただろ!!」


「そうだっけ?」


ねぇ君たち、というかリューク君?何故君は俺の背中に足を乗せたままなの?


「逃げ出さないようにだ!!衛兵が来るまで逃さないぞ!!」


いや君軽いから立てるよ?


「くそっ!!ミーシャお前も乗れ!!」


そう言って子供二人が背中に乗って来たんだけど、


確かに2人はキツイけど転がったら終わらん?


「おっおっおーー」


「くっ、動くなっ!!誰か衛兵を早く呼んでくれ!!」


グラグラ体動かしたら犬は転がったけど猫は乗りこなしやがった。


もう衛兵でいいから大人来てよ。ちゃんと説明するからさ。


 *     *     *     *


「それで君はこの子に声をかけたと。身元を証明出来る物持ってる?」


結局衛兵が来るまで犬が騒いで猫は背中でうつらうつらしてた。


この眠そうな猫には学園で一度会ったからちょっと街を案内してくれるかなーってさ。


身分証の傭兵ギルドカードを出しつつ状況説明。


「学園で?君フリューゲル王国から来たみたいだけど学園にはどんな要件が?」


俺が用あったというよりはソフィアさんが俺に用、というなんというか、研究対象?非検体?みたいな?


「えっ?!ソフィア様が人体実験を?!いやそんな訳は・・、しかし傭兵の身分証の他国の人間なら足が着きにくい、着いたとしても・・。そういう事なのか?!」


妄想逞しいね。非合法な感じじゃないよ?

もしかした教会にいい顔されないかもしれないから内容は言えないけど。本人に確かめたら?


収集つかなくなるから変な事言うのは自重。


「ああ確かにそうだな。そうすると今君をどうすればいいか分からないね。不審者として拘留すべきか被害者として保護すべきか・・。」


いや被害者じゃないから。もー面倒くさいな学術都市。


 *     *     *     *


「申し訳ありませんでした、ソフィア様。」


結局俺を放置出来ないと詰所まで連れて行かれた。詰所は学園にあった。


「いや、彼が不審者であるのは間違いない。怪しいという勘は間違いでは無い。今後もしっかりと住民を守ってくれ。」


なんかソフィアさん偉そうに人の事怪しいって言うけどさ、ソフィアさんも非合法な実験してるって疑われてたからね?あの衛兵の勘間違いでは無いって肯定して大丈夫そ?

隠蔽終わってるから?ねぇ?ッカド!!


「本なら土が付かないよ。ほら行くよ。街を案内するよ。キミを放置すると面倒事が大きくなるみたいだから私が監視するよ。」


失礼しちゃうわ!!


「ねーおかしは?」


居たんか猫、そして犬!!シュンとした犬はズルイと思います。


「ごめんなさい先生。先生の知り合いだとは思わなくって。」


「いいよ、衛兵にも言ったが彼が不審者に見えるのは仕方ないよ。学園でもそろそろ新学期で色んな人の出入りが増えるから気を付けろって言っているのを実践したに過ぎない。」


それならまぁ。でも俺にも謝って?


「兄ちゃんもごめんな?」


素直!!なんかこっちがごめんなさい。


「ほらっ、とりあえず何か食べに喫茶店にでも行こう。」


「「はーい」」


はーい、奢り?


 *     *     *     *


「おいしー」


「なー」


お子様2人は早速来たケーキを食べ始めた。

猫はチョコ、犬はいちご。

手も指がよく見えない獣感ある手でフォークを持ってる。肉球が凄いのか?そしてチョコはダメだろ。あれ?異世界で獣人なら大丈夫なのか?チョコ自体が無害異世界品なのか?


「あまりジロジロ見るとまた誘拐犯に間違われるよ?」


だってよく分からないからさ


「獣人は一人一人がかなり違うから統計すら取れない。家族であっても狼の獣人の子が兎なんて事もある。その兎が狼の尻尾を持って居たりな。そこまで明確に違いが出るのは稀だが出る。」


そういうものだと思っておくよ。

奴隷商は坊主のギルマスで充分だしね。

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