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呪人  作者: 狭霧 零
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地獄行き

「いつか地獄で有名になってやる」


この世には天国と地獄が存在する。地獄を選択した理由は地獄がかっこいいからだろうが地獄は業火の楽園なので非常に危険な場所なのだ。


この地球のアダムとイブは地獄で有名になると崖から飛び降りた。


変な夢を見た。最近夢を見すぎな気がするが地獄で有名とは……しかもアダムとイブが飛び降りるとか有り得ないだろう。東大生で霊能者の道上裕也は占い師でもある。道上の占は水晶でよく当たると有名なのだ。霊能者の方は非常に中途半端で自分では祓えない、実物は()えない、視えるのもあるが非常に少ない。なので占で食っていく事に……


「あなたは事故に逢います」

「え」

「車に轢かれて全治何ヶ月かで入院するでしょう」

「そんなぁ……回避アイテムとかは?」

「ありませんが、いつも歩いてる道を変えるとかしたら回避出来ます」

「俺のルーティンが……」


命よりルーティンを優先するとかバカかこいつはと思ったがまぁ、回避しようと思ったらしいのでなんとか導く事が出来た。


1人占するのにかかる値段は3000円。これなら食っていける。しかも当たると有名だし。余裕のよっちゃんだろう。


「また的中か」

「あぁ、なんとかな」


鳴門晴菜(なるとせな)。彼女は生霊でVTuberらしい。本当かどうかはさて置き仲は良い方だ。ちなみに道上、生霊は見えていない。声だけだ。いつも脳内で会話している。頭に響く時もあるがこれが非常に楽しい。


鳴門はどうやら彼がいつも見てる『まじすぽ!』の一員のようで…香澄千菜(かすみせな)らしい。マジかどうかはさて置き香澄に憧れているからそう名乗ったのか解らないが道上は一般女性だと思っている。他にも『まじすぽ!』のメンバーが来てくれるが果たして本当にそうなのだろうか?疑問だ。


「昼飯代は稼げるというかノルマの8000円は超えた」

「昼飯!?」


鳴門は飯に物凄く反応する食いしん坊だ。生霊の飯はどうしているかと言うと道上に憑依して食ってるので無問題(モーマンタイ)


「昼は牛丼にしようと思っている」

「やった!」


大好き家の牛丼を選ぶ。チーズ牛丼だ。タバスコはかけない派。安くて美味い。非常に良い。


「美味しかったー」

「特にチーズが美味しい!」

「僕の口で食った牛丼はどうだ」

「非常に美味い!」


満足しているので良かったと思う。鳴門の腹は膨れていて太ったのではないかと思ってしまうがすぐに治るので問題無いだろう。


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