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海鳴り

作者: 秋葉竹


  


海が白い牙を剥き

体を震わせる

海鳴りが聴こえる


小雪が真横に飛んだり

上へ向かうところもある


波は雄大に押し寄せる

黒い兵隊たちのようだ


どんな異変も見逃さず

飲み込んでしまい

何事もなかったように

ただこの海岸に押し寄せる


ひとりきりで

もっと早く来ていたら

なにかが変わっていただろうか?


以前みたこの海は秋の静かな海だった

砂浜に打ち寄せる波の音が

心をじんわりと癒してくれた


ほんとうって

なにだろう?


今日この海に来て

黒い海の白い牙をみて

轟く海鳴りを聴いていると

なにがほんとうなのか

わからなくなる


ただ震える体を休めるために

この海をあとにして

あの部屋へ帰ろう

ゆっくりとでもいい

あの部屋へ帰ろう






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― 新着の感想 ―
[良い点] 海鳴り 耳鳴りだったかのような 内面の揺れと対象の揺れが感じられますね。 海からは少し離れた目線を感じます。 冷静な秋さんの洞察力と表現力が 見事だなと思いました。 色んな視線を感じます…
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