第3話 邪神の復活
リプコットシティはいつものように賑わっている。多くの人が行き交い、女神竜の像には多くの人が集まり、その素晴らしさに見とれている。まるで世界の危機に気付いていないようだ。
リプコット駅は今日も多くの人が行き交っている。今は夕方のラッシュアワーで、仕事もしくは学校を終えて帰宅する人が多い。彼らは何事もなかったかのように歩いている。
ジーダとシンシアはリプコットシティにやって来た。アンリス火山は街のはずれにある火山だ。リプコットシティのシンボルであるが、まさかそこにサラマンダーのオーブがあるとは。
2人は空からリプコットシティを見た。本当に世界が危機に陥っているんだろうか? リプコットシティの大都会を見ると、そんな感じがしない。だが、女神竜サラの言うとおり、世界が危機に陥っているのは確かだ。
2人は女神竜の像の前にやって来た。女神竜の像の前には多くの人が集まっている。彼らは、世界を救った英雄の女神竜サラに祈りを捧げている。彼らは世界の危機を知っているんだろうか? それを知って祈りを捧げているんだろうか?
「これが女神竜の像・・・」
シンシアは女神竜の像を見上げた。とても大きい。女神竜サラがどれだけ大きな事をしたかがわかる。
「ああ・・・」
「女神竜サラ様、どうか人間をお守りください」
2人は女神竜の像に祈りを捧げた。遠い空から女神竜サラが見守っていると信じて。そして何より、王神龍を封印して、世界を救えるように。
気が付けば、もう夕方だ。アンリス火山に行くのは明日にしよう。今日は自分の住んでいるマンションで一緒に泊まろう。
「今日はうちの家で泊まりなよ」
「あ、ありがとうございます」
2人はジーダの住んでいるマンションで1夜を過ごす事にした。ホテルもあるが、そんな贅沢はしていられない。
シンシアはジーダの背中に乗って、ジーダの自宅に向かった。シンシアがジーダ背中に乗ると、ジーダは翼をはためかせ、飛び立つ。自宅はここからほど近い所にある。
数分後、2人はジーダが住むマンションにやって来た。2車線の道路に面していて、その真ん中には伏線の路面電車も走っている。隅の歩道には多くの人が行き交い、賑やかだ。
ジーダはマンションの前に降り立った。そのマンションは7階建てで、屋上からはアンリス火山がよく見える。シンシアはマンションを見上げた。とても立派な建物だ。これが都会なのか。開いた口がふさがらない。
「ここが住んでるマンション?」
「うん。ここの3階なんだ」
2人はマンションに入った。マンションのエントランスロビーは広くて豪華な造りだ。天井からは大きなシャンデリアが吊り下げられている。シンシアはしばらくそのシャンデリアに見入った。
「きれいね」
「ありがとう」
シンシアは驚く間もなく、ジーダの後に続いてエレベーターに向かった。
エレベーターは3階に着いた。廊下には誰もいない。みんな仕事に行ったり実家に帰省しているんだろうか?
10mぐらい歩いて、2人はジーダの部屋にやって来た。
「ここに住んでるの?」
「うん」
2人はジーダの部屋に入った。単身用の小さな部屋で、決して広くない。右にキッチン、左にユニットバスがあり、その奥には右に机、左にベッドがある。一番奥にはリビングがあり、外の様子が見える。
ジーダは部屋の明かりをつけて、くつろいだ。久々に自宅に帰ってきた。嬉しくなりたいところだが、まだ嬉しくなる時ではない。明日、アンリス火山に向かうために泊まる。
2人は屋上で夜景を眺めていた。この日は晴れで、星空がよく見える。その下には夜景が広がり、その先にはこれから向かうアンリス火山が見える。
「きれいな夜景ね」
「ああ」
2人はその夜景に見とれていた。その夜景は人々の家の明かりだ。それを絶やさないためにも、世界を救わねば。
「この夜景がこれからも見られるといいね」
「そのために私たちが頑張らなくちゃね」
「うん」
ジーダはその夜景をじっと見ている。初めてリプコットシティの夜景を見た夜の事を思い出した。あの時と同じように美しい。
「ジーダはどこで生まれたの?」
「ペオンビレッジ。もう廃墟になってるんだけどね」
ジーダは下を向いた。今思い出しても辛くなる。あの時、焼き討ちに遭っていなければ、自分はもっと幸せな人生を送っていたのに。家族や友達に囲まれていたのに。焼き討ちでみんな失ってしまった。
けれども、それによってクラウドや教会に住む孤児と仲良くなれた。だけど、やっぱり家族や友達に囲まれるのがいいな。
「そう」
シンシアはその話を静かに聞いていた。こんなに苦しい人生を送ってきたとは。自分は両親に捨てられたけど、育ての父がいて、魔法を教えてくれて父と慕っている閃光神ルーネがいる。
「男に焼き討ちに遭って、家族みんな失っただけでなく、友達も故郷も失った。それ以来、僕はサイカシティの教会で暮らしているんだ」
それから教会で暮らしていたのか。寂しくはなかったけど、やはり故郷で平和に暮らすのがよかったんだな。
「大変な人生を送ってきたんだね」
「ああ」
シンシアはアンリス火山の方を向いた。明日はあの山に行き、サラマンダーのオーブを取りに行こう。どんな困難が訪れようと、2人なら乗り越えられる。だから恐れず進もう。
シンシアは横を振り向いた。ジーダは空を見つめている。星になった家族や友達を想っているだろうか?
「家族や友達の事を考えてるの?」
「うん」
ジーダは寂しそうだ。教会でいろんな人にお世話になったので、寂しくないけど、やっぱり両親がいいな。
「レイラ大丈夫かしら?」
シンシアは空を見上げて、レイラの事を思い浮かべた。今も生きているだろうか? 生贄に捧げられていないだろうか? 世界が救われるまで、どうにか生きていてほしい。
「レイラ?」
ジーダはシンシアの方を見た。シンシアにはこんな友達がいるのか。だが、シンシアは知らなかった。あの時生贄に捧げられたのがレイラだと。
「神龍教に連れ去られた私の友達よ」
サイカシティまで移動している間、シンシアはレイラの事を考えていた。どうにか無事であってほしい。また一緒に遊びたいな。
「心配なの?」
「うん」
「生きてるよ、絶対」
ジーダはシンシアの肩を叩いた。きっと生きているから、世界を救うために頑張ってほしい。そして、世界を救ったら、シンシアに会いに行こう。
「だったらいいけど」
シンシアは下を向いた。もし、それまでに生贄に捧げられていたらどうしよう。
横にいたジーダも心配になった。あの時、生贄に捧げられたのはレイラじゃないか? 自分はあの時多くの人を救ったけど、あの女を救う事はできなかった。そう思うと、とても申し訳ない気持ちになる。
「そんなに心配するなよ」
「ありがとう」
シンシアは少し笑顔を見せた。だが、本当はレイラの事が気になってしょうがない。何としても救わねば。そして何より、この世界のすべての人間を救わねば。
その夜、シンシアはジーダが用意した敷布団で寝ていた。ジーダはベッドで寝ている。普通は敷布団はいらないが、今日はシンシアが寝るので必要だ。
寝ている途中、ジーダは物音で目が覚めた。レイラが何かにうなされているようだ。汗をかいている。どうしたんだろう。ジーダは気になった。
「どうしたの?」
ジーダにゆすられ、シンシアは目を覚ました。シンシアは辺りを見渡した。目の前にはジーダがいる。シンシアはほっとした。
「レイラが生贄に捧げられた夢を見て」
実はシンシアは、レイラが生贄に捧げられる夢を見ていた。司祭の手で脳を取られ、白い龍の炎を浴びて魂を食べられる。見ているだけで涙が出てくる。こんな事で友達が死ぬなんて、絶対に許せない。
「そっか・・・、きっと大丈夫だよ」
ジーダは必死で励ました。だが、ジーダは不安になってきた。あの女性はひょっとしてレイラじゃないのか? もしそうだったら、申し訳ない。
「だったらいいけど」
シンシアは再び眠った。ジーダは眠るシンシアはじっと見つめている。あの女を救えなかった。それを挽回するために、世界を救わねば。待ってろ王神龍。必ず封印してやる!
翌日、ジーダは目を覚ました。シンシアはまだ起きていない。悪い夢を見ていないんだろうか? いい表情で寝ている。ジーダは笑みを浮かべた。
ジーダは窓を開けた。今日は快晴だ。夏の夜明けは早い。もう明るい。下を見ると、朝早くからあわただしく人が行き交っている。彼らは社会人だ。もう夏休みなどない。いずれ自分もそうなるんだと思うと、今のうちにある夏休みをしっかり楽しまないとと思ってしまう。
ジーダは翼を広げ、飛び立った。今日も変わらないリプコットシティの朝だ。だが、あと何日かしたら見られなくなるかもしれない。それを阻止するために王神龍を封印せねば。
冷たい風を感じ、シンシアは目を覚ました。シンシアは辺りを見渡した。ジーダがいない。どこに行ったんだろう。
シンシアは窓から外を見た。よく見ると、黒いドラゴンが飛んでいる。ジーダだ。何度見ても思う事だが、ドラゴンの飛ぶ姿は本当に雄大だ。まさに魔獣の王と呼べる雄大な姿で、ほれぼれする。
約10分後、ジーダが戻ってきた。シンシアはじっと見つめている。このドラゴンが世界を救うんだ。これからあと3人の仲間と出会うんだ。まだまだ先は長い。もっと頑張らねば。
「おはよう」
「おはよう」
今日はアンリス火山に向かう日だ。サラマンダーのオーブを取りに行かなければ。シンシアはすでに出発の準備を終えている。
「行きましょ?」
「うん」
ジーダは昨日の夜に準備を済ませていて、荷物の入ったリュックを背負った。2人は玄関に向かった。
2人が廊下に出ると、ジーダは部屋の扉を閉めた。まだ朝が早いためか、廊下は静かだ。世界を救って、またここに帰ろう。そして、いつも通りの生活ができたらいいな。
2人はエレベーターに乗って、マンションの入口に向かった。まだ朝早く、誰もいない。フロントにも誰もいない。とても静かだ。
2人が玄関を出ると、ジーダは黒いドラゴンに変身した。シンシアはジーダの背中に乗って、アンリス火山に向かった。サラマンダーのオーブを取りに行くために。
約10分後、2人はアンリス火山の麓の住宅地にやって来た。徐々に夜が明けてきて、ベッドタウンは多くの人が行き交っている。ちょうど朝ラッシュのようだ。
「ここが火山か」
ジーダは山を見上げた。リプコットシティに住んでいてよく見る光景だ。近くで見るとやはり雄大だ。ジーダはしばらく見入ってしまった。
「そうね」
シンシアも感動していた。図鑑でしか見た事のない火山で、『リプコットシティの象徴』と言われている。本当に雄大だ。
「毎朝のように見てるんだけど、まさかここにサラマンダーのオーブがあるなんて」
ここにサラマンダーのオーブがあるなんて。シンシアに聞いた時、ジーダは信じられなかった。
「麓の雑木林に向かおう」
「うん」
2人は麓にある雑木林に向かった。そこに炎の洞窟の入口があるという。早く見つけてサラマンダーのオーブを取りに行かないと。
約10分歩いて、2人は雑木林の入口にやって来た。住宅地に隣接しているが、ここには誰も行こうとしない。とても広くて、入ったら二度と出られないと言われているそうだ。
と、2人は雑木林の中で怪しい男女を見つけた。その男女は怪しいしぐさを見せている。明らかに何かを隠しているようだ。
「見張りご苦労」
そして男は消えた。その男は白い魔法服を着ていて、顔のほとんどを頭巾で隠している。
「あの男って王神龍かな?」
シンシアはその男に見覚えがあった。王神龍だ。閃光神ルーネに教わった。確かこんな服を着ていたと聞いている。
「王神龍だって?」
ジーダは驚いた。もう復活しているのか?
「えっ、知ってるの?」
「女神竜サラと出会った祠の壁画にあったんだ」
ジーダは女神竜の祠の壁画を思い出した。壁画の王神龍はこんな姿じゃなかった。三つ目の白い龍で、人間の魂を食らうそうだ。
「まさか、あれが王神龍」
そう言ったその時、王神龍と思われる男が霧のように消えた。明らかにその男は普通の人間じゃない。
「あっ、消えた」
2人は驚いた。王神龍がこんな能力を持っているなんて。
「もう王神龍は復活してるのかな?」
「かもしれない」
ジーダは拳を握り締めた。絶対にこの手で封印してみせる!
「早く行きましょ」
「うん」
2人は進もうとした。だがそのとき、後ろから女が話しかけてきた。
「ちょっと、何してるの?」
「えっ!?」
2人は驚いた。誰もいないと思ったら、後ろに女がいる。王神龍とみられる男と話していた女だ。いつの間にいたんだろう。
「な、何でもないよ」
ジーダは戸惑っている。本当は気になっている。この女は一体誰だろう。
「そう・・・、ここは危ないから、近づかない方がいいわよ」
「は、はい・・・」
女はクールな表情で雑木林に去っていった。2人は女をじっと見つめている。この女は何かを隠している。明らかに怪しい。つけてみよう。
「あの人、何か怪しいわね」
「うん」
女はどんどん小さくなっていく。早くつけないと。
「どうしてここに近づいちゃダメなんだろう」
「わからない」
シンシアは首をかしげた。行かなければならないのに、どうして行ってはいけないんだろう。
「ひょっとして、火山に近づかないように見張っているのかな?」
ジーダは考えた。この女は神龍教の幹部で、サラマンダーのオーブが取られないように見張っているのでは?
「そうかもしれないわね」
そう考えると、シンシアも納得した。こいつについていけば炎の洞窟に行けるかもしれない。
「後をつけてみよう!」
「うん」
2人は密かに後をつける事にした。この女についていけば、炎の洞窟にたどり着けるかもしれない。
2人は木陰に隠れながら、女の様子を見ている。女な周りを気にしつつ、進んでいる。まだ見つかっていないようだ。見つからないように慎重に進もう。
「あの女だ」
「見つからないように気を付けよう」
女は前を向いて歩きだした。それを見て、2人は静かに後をつけ始めた。だが、進もうとしたその時、敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2羽の炎の小鳥だ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で水柱を落とした。3匹は大きなダメージを受けた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、1羽の炎の小鳥は氷漬けになった。
「ガオー!」
炎の小鳥はシンシアに体当たりした。だが、シンシアはびくともしない。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダの表情は変わらない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。3匹は大きなダメージを受け、1羽の炎の小鳥は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受けた。1羽の炎の小鳥は倒れ、もう1羽の炎の小鳥は表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは激しいの炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダとシンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分とジーダを回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、炎の小鳥は倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアの表情は変わらない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で赤いドラゴンを氷漬けにした。赤いドラゴンは大きなダメージを受け、氷漬けになった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。赤いドラゴンは大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「とどめだ! 雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。赤いドラゴンは倒れた。
ジーダは驚いた。ここでも敵が襲い掛かってくるとは。まるで僕たちを邪魔しているようだ。あの女の味方だろうか?
「くそっ、こんな所で敵か!」
ジーダは拳を握り締めた。世界を救おうというのに、邪魔をするなんて。絶対に許せない。叩き潰してやる!
「まるで邪魔しているようね、やっちゃいましょ」
2人は再び進み出した。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。2人の炎の戦士と2羽の炎の小鳥だ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で水柱を落とした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、2羽の炎の小鳥は氷漬けになった。
「食らえ!」
炎の戦士は炎の剣でシンシアを斬りつけた。だが、シンシアの表情は変わらない。
「炎の力を!」
もう1人の炎の戦士は魔法で火柱を起こした。だが、2人はびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受けた。2羽の炎の小鳥は表情が苦しくなり、1人の炎の戦士は氷漬けになった。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、2羽の炎の小鳥は倒れた。
「ここで死ね!」
炎の戦士は炎の剣でジーダを斬りつけた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。2人の炎の戦士は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「覚悟しろ!」
炎の戦士は炎の剣でシンシアを斬りつけた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは氷の息を吐いた。2人の炎の戦士は倒れた。
いつの間にか、その女は消えた。戦っている内に遠く行ったんだろうか?
「くそっ、見失ったぞ」
2人は辺りを見渡した。だが、なかなかいない。どこに行ったんだろうか?
数十秒後、シンシアが左を指さした。
「あっ、あそこだ!」
ジーダがその声に反応し、左を見た。そこには、女がいる。気づかれないように後をつけ始めた。だが、またしても敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の戦士だ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。3匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは氷漬けになった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受けた。だが、3匹はびくともしない。
「食らえ!」
炎の戦士は炎の剣でシンシアを斬りつけた。だが、シンシアはびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で水柱を落とした。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分の体力を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンは激しい炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で赤いドラゴンを氷漬けにした。赤いドラゴンは大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは氷の息を吐いた。赤いドラゴンは倒れた。
また見失ってしまった。2人は辺りを見渡した。どこまでも続くように雑木林だ。どこまで行けば洞窟にたどり着けるんだろう。
「あそこだ!」
突然、ジーダが声を上げた。シンシアが右を振り向くと、そこには女がいる。よく見て後をつけないと。
2人は再び進み出した。だが、程なくして敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンとサラマンダーの魔法使いだ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で水柱を落とした。3匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは氷漬けになった。
「炎の力を!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で火柱を起こした。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。ジーダは大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で3匹を氷漬けにした。3匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは倒れた。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは倒れた。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で赤いドラゴンを氷漬けにした。赤いドラゴンは大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは氷の息を吐いた。赤いドラゴンは倒れた。
しばらく女の後に続いて歩き続けると、洞窟が見えてきた。女はあの洞窟に入っていく。あれが炎の洞窟だろうか?
「あの洞窟に入ったぞ!」
シンシアもその様子をじっと見ている。やはりあの女は神龍教の信者で、サラマンダーのオーブを取られないか見張っているようだ。
「早く向かおう!」
2人は洞窟の入口に向かおうとした。だが、またしても敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンと炎の戦士は氷漬けになった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは少し表情が苦しくなった。
「天の怒りを!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で強烈な雷を落とした。だが、2人はびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは倒れた。
「ギャオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受けた。炎の戦士は倒れ、1匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。2匹の赤いドラゴンは大きなダメージを受けた。1匹の赤いドラゴンは倒れ、残った1匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは氷を吐いた。残った赤いドラゴンは倒れた。
2人は洞窟の入口にやって来た。その洞窟の上には、炎のようなたてがみを持つトカゲの彫刻がある。それがサラマンダーだろうか?
「ここが洞窟の入り口?」
「そうかもしれない」
ジーダは息を飲んだ。早く中に入って、サラマンダーのオーブを取りに行かねば。
「やっぱりあいつが見張ってたのか」
ジーダは拳を握り締めた。2人を邪魔している女が許せない。必ず倒してやる!
「行こう!」
「うん!」
2人は洞窟の中に入った。その時2人は知らなかった。その後ろに王神龍がいる事を。
2人は洞窟の中を見渡した。洞窟の中は溶岩が流れていて、とても暑い。入った瞬間に汗が滝のように出てくる。
「暑いなー」
「そりゃあ火山の中だもん」
暑いが、進まなければならない。そして、サラマンダーのオーブを取りに行かなければならない。
暑さをこらえながら、2人は進み出した。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2羽の炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いだ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受けた。1匹の炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いは氷漬けになり、2匹の炎の小鳥は表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
炎の小鳥はジーダに体当たりした。だが、ジーダの表情は変わらない。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「天の怒りを!」
シンシアは魔法で強烈な雷を落とした。4匹は大きなダメージを受けた。2匹の炎の小鳥は倒れ、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは氷の息を吐いた。赤いドラゴンは倒れた。
2人はほっとした。ここにも敵がいる。油断できない。
「ここにも敵が」
ジーダは息を切らしている。こんなに強い敵がいるとは。
「あいつらが呼び寄せているのかな?」
「きっとそうだ」
ジーダは拳を握り締めた。呼び寄せた神龍教め、絶対に許さない。2人は再び進み出そうとした。だが、程なくして敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いだ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いは氷漬けになった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、炎の小鳥は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダの表情は変わらない。
「ギャオー!」
もう1匹の赤いドラゴンは炎を吐いた。それでも2人の表情は変わらない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。4匹は大きなダメージを受けた。炎の小鳥は倒れ、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、1匹の赤いドラゴンは氷漬けになった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。1匹の赤いドラゴンは倒れ、残った赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは雷を吐いた。残った赤いドラゴンは倒れた。
やっと倒せた。だが、まだまだ先は長い。これからもっと出てくるに違いない。
「早く先に進みましょ?」
「うん」
2人はその先に進んだ。その先には細い道がある。細い道の横には溶岩が流れている。だが、細い道まであと少しの所で敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンとサラマンダーの魔法使いは氷漬けになった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「食らえ!」
炎の戦士は炎を帯びた剣でシンシアを斬りつけた。だが、シンシアはびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、炎の戦士は表情が苦しくなった。
「覚悟しろ!」
炎の戦士は炎を帯びた剣でジーダを斬りつけた。だが、ジーダの表情は変わらない。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は倒れた。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。
「とどめだ! 水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。2匹の赤いドラゴンは倒れた。
2人は細い道の前に出た。溶岩が近くを流れているためか、より一層暑い。溶岩がゴボゴボと音を立てている。
「細い道か」
「崩れそうね」
シンシアはびくびくしている。ここを渡るのが怖いようだ。
「慎重に進もう」
「うん」
2人は細い道を進み始めた。だが、進もうとしたその時、敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと炎の戦士と炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いだ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、炎の戦士と炎の小鳥は氷漬けになった。
「炎の力を!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で巨大な火柱を起こした。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。それでも2人はびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは倒れた。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンは炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは雷を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は倒れた。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。2匹の赤いドラゴンは大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは雷を吐いた。2匹の赤いドラゴンは倒れた。
「怖いわね」
「怖がらずに進もう!」
2人は再び進み出した。その先には暗い洞窟の入口がある。その先には何があるんだろう。
2人は洞窟の入口まであと少しの所までやって来た。だが、細い道を抜けたところで、細い道が崩れた。
「な、何だ?」
2人は大きな音に驚き、振り向いた。細い道が崩れ、溶岩の中に落ちていく。
それと共に、大きな音がした。なんと、洞窟の入口が閉じた。一体何だろう。
「どうして閉まったんだろう」
2人が首をかしげたその時、溶岩から全身を炎でまとったドラゴンが現れた。炎のドラゴンは2人を狙っているようだ。
「やってやろうじゃん!」
ジーダは腕をまくり上げた。炎のドラゴンは2人に襲い掛かってきた。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。だが炎のドラゴンはびくともしない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。それでも炎のドラゴンの表情は変わらない。体力が高いようだ。
「グルルル・・・」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。炎のドラゴンの表情は変わらない。
「ギャオー!」
ジーダは雷を吐いた。炎のドラゴンには効いていないようだ。
「ガオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。だが、炎のドラゴンは氷漬けにならない。かなりの強敵だ。
「ガオー!」
炎のドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。炎のドラゴンはなかなかひるまない。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンはなかなか氷漬けにならない。
「ギャオー!」
炎のドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは雷を吐いた。だが、炎のドラゴンの体はしびれない。
「ガオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人の表情は変わらない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で氷漬けにした。だが、炎のドラゴンは氷漬けにならない。
「グルルル・・・」
ジーダは強烈な雷を吐いた。それでも炎のドラゴンの体はしびれない。
「ギャオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンは氷漬けにならない。まだまだ体力があるようだ。
「グルルル・・・」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。シンシアの体に火が点いた。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。炎のドラゴンはなかなかひるまない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。それでも炎のドラゴンはひるまない。
「ギャオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。炎のドラゴンは少し表情が苦しくなったが、すぐに気を取り戻した。
「ガオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。炎のドラゴンは少し表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンは大きな雄たけびを上げて仰向けになり、溶岩の中に消えていった。
炎のドラゴンを倒すと、閉じていた扉が開いた。倒したら開くようだ。
「扉が開いた!」
「先に進もう!」
2人は先に進んだ。この先にもこんな仕掛けがきっとある。そんな時は敵を倒せば進めるんだろうか?
その先は暗い洞窟だ。今さっき通ってきた開けた場所にある溶岩の音以外、何も聞こえない。
「暗い洞窟だね」
「この先に何があるんだろう」
2人は暗い洞窟を進み始めた。だがすぐに敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2人の炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、2人の炎の戦士は氷漬けになった。
「炎の力を!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で巨大な火柱を起こした。だが、2人はびくともしない。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは激しい炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、それでもびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは倒れた。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、2人の炎の戦士は表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。3匹は大きなダメージを受け、2人の炎の戦士は倒れた。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。赤いドラゴンはびくともしない。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で赤いドラゴンを氷漬けにした。赤いドラゴンは氷漬けになり、表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは雷を吐いた。赤いドラゴンは倒れた。
しばらく進むと、光が見えてきた。その先には何があるんだろう。ひょっとして、外だろうか?
「光が見える!」
「行こう!」
2人は光に向かって走り出した。だが、あと少しの所で敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、赤いドラゴンと炎の戦士は氷漬けになった。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「天の怒りを!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で強烈な雷を落とした。だが、2人はびくともしない。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、炎の戦士は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は倒れた。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。2匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。2人の赤いドラゴンは倒れた。
暗い洞窟を抜けた先は、橋だ。その橋はかなり高い所にある。橋の下には溶岩が流れている。
「巨大な橋だね」
ジーダはしばらく立ち止まった。こんなに高い所まで来たんだろうか?
「下を見ずに行こう!」
「うん」
2人はゆっくりと橋を進み出した。その下からも溶岩の音が聞こえる。そして、ここもとても暑い。
2人が橋の中央にやって来たその時、大きな音を立てて橋が崩れ出した。その音に気付き、2人は振り向いた。
「な、何だ!」
「橋が崩れてく!」
2人は急いで対岸に向かった。その先には再び暗い洞窟がある。今度は何があるんだろう。
「早くあの向こうに行こう!」
「うん!」
2人は全速力で走った。その間にも、橋は崩れていく。崩れる音は近づくたびにどんどん大きくなっていく。
2人はようやく対岸に着いた。間一髪で逃げる事ができた。2人は息を切らしている。
「早くその先に行きましょ」
だが、進もうとすると、再び扉が閉まった。今度は何だろう。また強い敵が出てくるんだろうか?
「な、何だ?」
「閉まった!」
2人は辺りを見渡した。だが、何も起こらない。まだ敵が出てくるまでに時間がかかるんだろうか?
「何が起こるんだろう」
その時、下の溶岩から巨大な火の鳥が現れた。あれが襲い掛かってくるんだろうか? その火の鳥は少しずつ2人に近づいてきた。
「うわっ!」
「何だあれ?」
突然、大きな雄たけびを立てて、目の前に巨大な火の鳥が現れた。やはり襲い掛かってくるようだ。
「襲い掛かってくる!」
「やってやろうじゃないか!」
ジーダは腕をまくり上げた。すると、巨大な火の鳥は戦いの構えを取った。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。だが、巨大な火の鳥はびくともしない。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。巨大な火の鳥の体はしびれない。
「ギャオー!」
巨大な火の鳥は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で巨大な火の鳥を氷漬けにした。だが、巨大な火の鳥は氷漬けにならない。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。それでも巨大な火の鳥は氷漬けにならない。
「ガオー!」
巨大な火の鳥は2人に体当たりした。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。それでも巨大な火の鳥の表情は変わらない。
「ガオー!」
巨大な火の鳥は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。巨大な火の鳥にはまるで効いていないようだ。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。巨大な火の鳥はなかなか倒れない。これも体力が高いようだ。
「ガオー!」
巨大な火の鳥は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは雷を吐いた。だが、巨大な火の鳥はびくともしない。
「ギャオー!」
巨大な火の鳥は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で巨大な火の鳥を氷漬けにした。だが、巨大な火の鳥は氷漬けにならない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。巨大な火の鳥は少し表情が苦しくなったが、すぐに気を取り戻した。
「ギャオー!」
巨大な火の鳥は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。巨大な火の鳥は少し表情が苦しくなった。
「ガオー!」
巨大な火の鳥は2人に向かって体当たりした。だが、2人はびくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。巨大な火の鳥は表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。巨大な火の鳥はますます表情が苦しくなった。
「ガオー!」
巨大な火の鳥は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で2人を回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。巨大な火の鳥は倒れた。
巨大な火の鳥を倒すと、扉が開いた。やはりここも今さっきの炎のドラゴンのような仕掛けだったようだ。
2人は冷静に洞窟の先に進んでいった。洞窟の中は暗い。ここも溶岩の音以外、何も聞こえない。
「この先には何があるんだろう」
2人は洞窟を進み出した。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2人の炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、1人の炎の戦士とサラマンダーの魔法使いは氷漬けになった。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「食らえ!」
炎の戦士は炎を帯びた剣で斬りつけた。だが、ジーダはびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンは激しい炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、2人の炎の戦士は表情が苦しくなった。
「覚悟しろ!」
炎の戦士は炎を帯びた剣で斬りつけた。だが、シンシアはびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、2人の炎の戦士は倒れた。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。赤いドラゴンは大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「とどめだ! 氷の力を!」
シンシアは魔法で赤いドラゴンを氷漬けにした。赤いドラゴンは倒れた。
「光だ!」
2人が前を向くと、光が見える。今度こそ外だろうか? とりあえず行こう!
2人は光に向かって走り出した。だが、あと少しの所で敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いだ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンと炎の小鳥は氷漬けになった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「炎の力を!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で巨大な火柱を起こした。だが、2人はびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。サラマンダーの魔法使いは倒れ、炎の小鳥は表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の小鳥は倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。だが2匹の赤いドラゴンの表情は変わらない。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。2匹の赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。
「とどめだ! 雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。2匹の赤いドラゴンは倒れた。
洞窟を抜けると、そこは山の外だ。遠くにはリプコットシティの街並みが見える。登山道と離れた場所にある。ジーダは驚いた。こんな見晴らしのいい所があったなんて。
「こんなに登ったんだ」
2人は前を向いた。その先にはまた洞窟が見える。その洞窟の中は暗い。今度はその先に何があるんだろう。
「また洞窟か」
「行こう!」
2人は洞窟に進もうとした。だが、洞窟まであと少しの所で、上空から炎のドラゴンが襲い掛かってきた。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で炎のドラゴンを氷漬けにした。だが、炎のドラゴンは氷漬けにならない。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンの表情は変わらない。
「グルルル・・・」
炎のドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。それでも炎のドラゴンは氷漬けにならない。
「ギャオー!」
ジーダは雷を吐いた。炎のドラゴンの体はしびれない。
「ガオー!」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンはなかなか氷漬けにならない。
「ギャオー!」
炎のドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。炎のドラゴンは少しひるんだが、すぐに持ち直した。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンは少し表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。炎のドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
炎のドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。炎のドラゴンは倒れ、山の下の樹海に消えていった。
2人は洞窟の中に入った。中はとても暗い。そして静かだ。
「ここも暗いな」
「慎重に進みましょ」
2人はゆっくりと進み出した。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2人の炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「水の力を!」
シンシアは魔法で巨大な水柱を落とした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、2人のの炎の戦士は氷漬けになった。
「炎の力を!」
サラマンダーの魔法使いは魔法で巨大な火柱を起こした。だが、2人はびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは氷漬けになり、表情が苦しくなった。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、2人の炎の戦士は表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は倒れた。
「ギャオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。赤いドラゴンは表情が苦しくなり、氷漬けになった。
「とどめだ! 雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。赤いドラゴンは倒れた。
2人は洞窟に描かれている壁画を見た。その壁画には燃え盛る炎のようなトカゲがいる。そのトカゲこそ、サラマンダーだろうか?
「な、何だ? この壁画は」
「サラマンダーかな?」
2人はしばらくその壁画に見とれていた。だが、今は見とれている時ではない。先を急がねば。その先には光が見える。光は今さっきのより明るい。地上だろうか? 2人はその先に進んだ。
洞窟を抜けると、そこは崖だ。下を見ると、今さっき通ってきた場所がある。かなり高くまで登ったようだ。
「こんなに高く登ったのか」
突然、大きな音に気付き、2人は後ろを振り向いた。洞窟の出口の方から大きな音を立てて溶岩が流れてくる。
「溶岩が流れ込んでくる!」
それに気づいた2人は向こうの洞窟へ急いだ。その先にはまた暗い洞窟だ。
「急げ! 急げ!」
だが、あと少しの所まで来た時、扉が閉まった。そして上空から巨大なドラゴンが襲い掛かってきた。またしてもこの罠だ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。だが、巨大なドラゴンは氷漬けにならない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。それでも巨大なドラゴンは氷漬けにならない。
「グルルル・・・」
巨大なドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で巨大なドラゴンを氷漬けにした。巨大なドラゴンはびくともしない。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。それでも巨大なドラゴンはびくともしない。
「ガオー!」
巨大なドラゴンは雷を吐いた。だが、2人の体はしびれない。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。巨大なドラゴンは少しひるんだが、すぐに持ち直した。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。巨大なドラゴンの体はしびれない。
「ギャオー!」
巨大なドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分とジーダを回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。巨大なドラゴンの表情は変わらない。
「グルルル・・・」
巨大なドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアは一撃で倒れた。
「不死鳥の力を、我に!」
ジーダは赤い不死鳥となり、倒れたシンシアに不死鳥の炎を浴びせた。すると、シンシアは灰の中から起き上がった。
「ガオー!」
巨大なドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。巨大なドラゴンは少し表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。巨大なドラゴンは氷漬けになり、表情が苦しくなった。
「とどめだ! 星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。巨大なドラゴンは倒れ、溶岩の中に落ちていく。
2人は何とか敵を倒す事ができた。そして扉が開いた。ここに入って何度こんな強い敵と戦ったんだろう。2人は息を切らしていた。
「またここで強い敵か!」
「しつこいな」
2人はため息をつき、洞窟に入った。その先もまた暗い。そして、登り坂になっている。頂上まで通じているんだろうか?
2人は洞窟を進み始めた。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2羽の炎の小鳥とサラマンダーの魔法使いだ。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受け、サラマンダーの魔法使いは氷漬けになった。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、1羽の炎の小鳥は氷漬けになった。
「ギャオー!」
炎の小鳥はジーダに体当たりした。だが、ジーダはびくともしない。
「グルルル・・・」
炎のドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受けた。炎の小鳥は2羽とも氷漬けになり、サラマンダーの真帆痛快は表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受けた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、2羽の炎の小鳥は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分とジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。3匹は大きなダメージを受けた。炎の小鳥は倒れ、赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「とどめだ! 雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。赤いドラゴンは倒れた。
2人は何とか倒す事ができた。登り坂は出口が見えない。どこまで登ればいいんだろうか?
「登り坂だ」
「どこまで登っていくんだろう」
汗をかきながら進んでいると、再び敵が襲い掛かってきた。2匹の赤いドラゴンと炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受け、1匹の赤いドラゴンとサラマンダーの魔法使いは氷漬けになった。
「グルルル・・・」
ジーダは雷を吐いた。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「食らえ!」
炎の戦士は炎を帯びた剣でシンシアを斬りつけた。だがシンシアはびくともしない。
「ガオー!」
赤いドラゴンはジーダに噛みついた。ジーダの表情は変わらない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。4匹は大きなダメージを受けた。炎の戦士は氷漬けになり、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、炎の戦士は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分とジーダを回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、炎の戦士は倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「雪の力を!」
シンシアは魔法で猛吹雪を起こした。2匹の赤いドラゴンは大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ギャオー!」
ジーダは雷を吐いた。2匹の赤いドラゴンは大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分とジーダを回復させた。
「とどめだ!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。2匹の赤いドラゴンは倒れた。
しばらく進んでいくと、光が見えてきた。出口だ。
「出口だ!」
「進もう!」
2人はあと少しで出口の所までやって来た。だが、敵が襲い掛かってきた。赤いドラゴンと2人の炎の戦士とサラマンダーの魔法使いだ。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。4匹は大きなダメージを受け、1人の炎の戦士とサラマンダーの魔法使いは氷漬けになった。
「食らえ!」
炎の戦士は炎を帯びた剣でジーダを斬りつけた。だが、ジーダはびくともしない。
「グルルル・・・」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。シンシアの表情は変わらない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法で4匹を氷漬けにした。4匹は大きなダメージを受けた。炎の戦士は2人とも氷漬けになり、サラマンダーの魔法使いは表情が苦しくなった。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。サラマンダーの魔法使いは倒れ、2人の炎の戦士は表情が苦しくなった。
「ギャオー!」
赤いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分とジーダを回復させた。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、2人の炎の戦士は倒れた。
「ガオー!」
赤いドラゴンはシンシアに噛みついた。だが、シンシアはびくともしない。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。赤いドラゴンは表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。赤いドラゴンは倒れた。
洞窟を抜けると、そこは頂上付近だ。より一層風が強く吹いている。頂上付近には誰もいない。いつもだったら多くいるのに。何かが違う。
2人は頂上付近にやって来た。そこには、1人の女性がいた。追いかけまわしていたあの女性だ。やはりあの女は神龍教で、サラマンダーのオーブが奪われないように見張っていたに違いない。
「ふんっ、やはり来たのね」
その女、エリスは不敵な笑みを浮かべた。絶対に勝てると思っているようだ。
「お前、サラマンダーのオーブを返せ!」
ジーダは拳を握り締めている。絶対にサラマンダーのオーブを手に入れる! 平和を守るために、サラマンダーのオーブは譲れない!
「そうはいかないわ! 偉大なる創造神王神龍様が世界を作り直すのを邪魔されたくないから」
エリスは高笑いをした。絶対に渡すもんか! 偉大なる創造神王神龍様がこの世界を作り直すためにも。
「なぜそんな宗教に手を出した?」
シンシアは拳を握り締めた。どうしてこんな悪い宗教に手を出したのか。悪いとわかっていながら手を出したんだろうか?
「誰も信用できなくなったからよ」
エリスは誰も信用できなくなり、唯一信頼できるのは王神龍だと思うようになってしまった。
エリスはエリッサシティの出身だ。エリスは1人娘で、両親と暮らしていた。比較的裕福な家庭で、特に問題はないように見えた。
だが、エリスは小学校4年の頃からひどいいじめを受けていた。、先生に注意されてもなおいじめを受けていた。そして、何度先生に言っても同じじゃないのかと思い、言わなくなった。
中学校の頃になると、そのいじめはエスカレートしていき、いじめグループのやった悪い事を全部エリスのせいにされてしまい、その度に両親は謝ったという。両親は嘘だという事に気付かず、エリスをただただ叱っていた。エリスはやってないと言うが、全く相手にしない。
ある日、エリスは先生に呼び出された。もう何度目だろう。コンビニで万引きをしたそうだ。だが、本当はいじめグループがやった事で、エリスはやっていない。だが、それを知った先生がエリスに注意しようと思い、呼び出した。
「お前がやったんだろう」
先生は厳しい口調だ。もうこれで何度目だろう。何度やったらもうやらないんだろう。
「やってない!」
エリスも厳しい口調だ。自分は何もやっていない。罪をなすりつけられているだけだ。認めてくれ!
「みんなそう言ってるんだぞ!」
先生は机を叩いた。エリスは少し驚いたが、すぐに気を取り戻した。見慣れた光景だ。
「嘘だ! みんな嘘ついてる!」
エリスは泣きそうな表情だ。やってないのに、どうしてわかってくれないんだ。
「みんなお前が悪いって言ってるぞ!」
「みんなが私の敵だからそう言ってるのよ!」
エリスはここ最近思っていた。この周りにいる人はみんな自分の敵だ。自分がこの世界から消えてほしいと思っているんだ。
先生は驚いた。みんな敵というとは。どういう頭を持っているんだろう。
「そんなわけない!」
エリスはついにキレて、先生を机で殴った。先生は壁を後頭部に強く打ち付け、しゃがみ込んだ。すぐに顔を上げたが、恐ろしい顔だ。
「何てことするんだ! 今すぐ帰れ!」
「わかった! もう誰も信じない!」
エリスは足を強く鳴らしながら相談室を出て行き、そのまま家に帰っていった。エリスは泣いていた。自分はやっていない。なのに誰も信じてくれない。信じてくれる人がいればいいのに。どうしてこの世に生まれてしまったんだろう。もし生まれ変わったら、味方ばかりの世界に行きたいな。
エリスは家に帰ってきたが、今度は両親からも怒られた。先生は両親に伝えていた。両親はあきれ顔だ。だが、エリスは鋭い眼光でにらみつける。やってないと言っているのがわからないのか。
エリスは拳を握り締めた。わからないのなら、力ずくでわからせてやる。みんな敵だから暴力を与えても構わない。どんなけがをさせても構わない。
「お前、何やってんだ!」
父はエリスにビンタをくらわした。エリスは痛がったが、すぐに持ち直した。やってない事を訴えたい。エリスは必死だ。
「だって私は何もやってないのよ!」
「聞け!」
母も厳しい口調だ。だが、エリスは立ち上がり、座っていた椅子で両親を叩いた。両親はテーブルに顔を強く打ち付け、気を失った。
それを見てエリスは家を飛び出した。山奥でひっそりと死のう。もうこんな人生嫌だ。やり直したい。母はその様子を悲しそうに見ていた。何とかして引き戻したい。そして、いい子になってほしい。
「お父さんもお母さんも、みんなみんな私の敵だ! もう私、山奥で死にたい!」
エリスは自転車に乗り、夜のエリッサシティを走り出した。夜のエリッサシティは静かだ。人通りが少ない。もうみんな寝ているんだろうか?
エリスは山奥までやって来た。この道は忘れ去られた旧道で、全くと言っていいほど車が来ない。辺りには誰もいない。ここなら大丈夫だ。
エリスは自転車を降りて、山奥までやって来た。辺りは無人の山林だ。とても真っ暗だ。死ぬならここがいいだろう。
その時、目の前に男が現れた。その男は白い魔法服を着ていて、顔のほとんどを白い布で覆っている。男はとても優しい顔をしている。両親以上に優しそうだ。
「エリス、あなたは悪くありません。死ぬべきではありません」
エリスは驚いた。誰だろう。また私の敵だろうか? だが、見た感じそうではなさそうだ。
「あ、あなたは?」
「私はあなたの味方です。あなたの思いはわかります」
男は優しそうな口調だ。でも、誰だろう。だけど、この人について行けば、きっといいことがあるに違いない。
「私は全然悪くないのに、悪いように思われました。先生も、両親も、みんな悪いように思ってます」
エリスは涙を流している。誰からも信用されない。みんな敵のように見える。もう誰も信用できない。
「ひどい事をされましたね。もう悩む必要はありません。ですが、私に従えば、必ず疑いを晴らす事ができます。そして、強くなれます」
「ほ、本当ですか?」
エリスは笑みを浮かべた。この人は自分の味方だ。味方と呼べる人に出会うなんて、何年ぶりだろう。
「はい。私について行きますか?」
「はい。もちろんです」
エリスはその男について行く事にした。だが、エリスはその時知らなかった。その男が王神龍だという事に。子どもの頃、昔話で知ったあの邪神だとは。
それからしばらくすると、エリスの両親や、通っていた学校の同学年の生徒がみんないなくなったという。特に、生徒に関しては、修学旅行中に全員が失踪して、大ニュースになったという。だが、彼らが見つかる事はなかった。
エリスは笑みを浮かべている。王神龍に従ってよかった。嘘を暴く事ができた上に、自分が敵だと思った奴らを殺す事ができた。これで邪魔者はみんないなくなった。これほど嬉しい事はない。
「私は偉大なる創造神王神龍様について行って、本当によかったと思えるわ! だって、私の真実を暴いてくれたのですもの!」
「だからといって、生徒も先生も、そして両親も殺すなんて、何事だ!」
ジーダは拳を握り締めた。こんな事で彼らを殺すなんて、許せない。真実を暴いて、わかってもらえるだけでいいのに。
「それは仕方ない事! 私に罪をなすりつける奴ら、私の言っている事を信じない奴らはみんな私の敵。この世界からいなくなればいいのだ。私の敵はみんな王神龍の生贄に捧げた。そして、神龍教の素晴らしさを皆さんに伝える事ができる。こんなに素晴らしい事はない!」
「そんな事で人を殺すなんて、許せない!」
シンシアも拳を握り締めた。ジーダ同様、許せないと思っている。
「私に歯向かうか? ならば、かかってこい!」
その時、エリスは巨大な赤いトカゲとなった。エリスは元々人間だったが、神龍教に入信した時に魔族となり、魔獣の力を与えられた。エリスが襲い掛かってきた。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。だがエリスの表情は変わらない。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。だがエリスは氷漬けにならない。
「諦めろ!」
エリスはシンシアをわしづかみにして、地面に強く叩き付けた。シンシアは大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法でエリスを氷漬けにした。だがエリスは氷漬けにならない。
「グルルル・・・」
ジーダは雷を吐いた。それでもエリスはびくともしない。
「無駄だ!」
エリスは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ガオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。エリスの表情は変わらない。体力が高いようだ。
「グルルル・・・」
エリスは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「ガオー!」
ジーダは雷を吐いた。エリスの体はしびれない。
「ギャオー!」
エリスはシンシアに噛みついた。シンシアは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法で自分を回復させた。
「ギャオー!」
ジーダは氷の息を吐いた。エリスには全く効いていないようだ。
「グルルル・・・」
エリスは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「氷の力を!」
シンシアは魔法でエリスを氷漬けにした。それでもエリスは氷漬けにならない。
「ギャオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。エリスの体は凍えない。
「終わりだ!」
エリスはジーダに噛みついた。それでもジーダの表情は変わらない。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。エリスには全く効いていないように見える。
「グルルル・・・」
ジーダは雷を吐いた。エリスの体はしびれない。
「ここで息絶えるがよい!」
エリスはジーダをわしづかみにして、地面に強く叩き付けた。ジーダは表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
シンシアは魔法でジーダを回復させた。
「氷の力を!」
シンシアは魔法でエリスを氷漬けにした。だが、エリスは氷漬けにならない。
「グルルル・・・」
ジーダは猛吹雪を吐いた。エリスの表情は変わらない。
「ガオー!」
エリスは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。
「天の怒りを!」
シンシアは魔法で強烈な雷を落とした。それでもエリスの体はしびれない。
「グルルル・・・」
ジーダは氷の息を吐いた。エリスは不敵な笑みを浮かべている。
「諦めろ!」
エリスは灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、表情が苦しくなった。
「氷の力を!」
シンシアは魔法でエリスを氷漬けにした。エリスには全く効いていないようだ。
「ガオー!」
ジーダは猛吹雪を吐いた。ジーダは少し表情が苦しくなったが、すぐに持ち直した。
「死ね!」
エリスはジーダに噛みついた。だが、ジーダはびくともしない。
「星の力を!」
シンシアは魔法で大量の隕石を落とした。エリスの表情は変わらない。
「グルルル・・・」
ジーダは雷を吐いた。だがエリスはびくともしない。
「ここで終わりだ!」
エリスは両手でジーダをつかむと、地面に強く叩き付けた。ジーダは倒れた。
「次はお前だ! 覚悟しろ!」
エリスは標的をシンシアに変えた。もし倒せば、王神龍に褒めてもらえるに違いない。
だが、攻撃しようとしたその時、ジーダが起き上がった。だが、表情が違う。どこかゾンビのようで、恐ろしい。
「な、何だ?」
エリスは驚いた。倒したはずなのに。何だろう。
「ゆるさん・・・、殺してやる・・・」
ジーダは息絶え絶えだが、意識はしっかりしている。どうやらゾンビとなって起き上がったようだ。
「くそっ、しつこい奴め!」
エリスはジーダに噛みついた。だが、ジーダには全く効かない。
「そんなの通用せぬわ」
ジーダは黒い炎を吐いた。エリスは非常に大きなダメージを受けた。あっという間にエリスは表情が苦しくなった。
「食らいやがれ!」
エリスは灼熱の炎を吐いた。それでもジーダの表情は変わらない。
「ここで死ね!」
ジーダは再び黒い炎を吐いた。エリスは非常に大きなダメージを受け、倒れた。
エリスは前かがみになった。意識がもうろうとしている。あまりにも強い。これが王神龍を再び封印すると言われている奴らの力なのか。
「くそっ、こいつ、強すぎる・・・」
エリスは倒れた。王神龍の力になれなくて申し訳ない。戦闘が終わると、ジーダは元のジーダに戻った。
2人は倒れたエリスの手を見た。エリスは赤く輝くオーブを持っている。
「これが、サラマンダーのオーブ・・・」
2人は息を飲んだ。これが世界を救うために必要なオーブの1つなのか。200年前、世界を救ったサラもこれを手にして世界を救った。今度は自分たちが世界を救う番だ。ジーダが手にしようとすると、オーブの中から声が聞こえた。サラマンダーの声だろうか?
「よくぞ解放してくれた。心から礼を言う。私は火の精霊サラマンダー。この世界は今、危機に瀕している。200年前に封印した王神龍がついに蘇った。王神龍は世界を作り直し、世界を支配しようとしている。王神龍は神であるがゆえに、倒す事ができない。200年前、この世界に現れた王神龍を封印したのは、サラ・ロッシ、マルコス・レオンパルド、サムソン・マクワルド・アダムス、レミー・霞・玉藻、バズ・ライ・クライド。そして今、再び歴史は繰り返そうとしている。その歴史を作るのが、そなた、ジーダ・デルガドとシンシア・アイソープ。そしてあと3人、藪原太一、那須野豊、ダミアン・クレイマーだ。頼んだぞ、新たな魔獣の英雄よ!」
200年前のサラもこんな事を言われたんだろうか? シンシアは200年前に思いをはせた。あの時と同じように世界の危機が訪れているとは。だったら、あの時のように戦争が起きて、人々が絶望と苦しみに包まれるんだろうか? 彼らはそれを知っているんだろうか?
外はもう陽が昇りきって、正午近い。今の生活の中で、人々はあと何日それを見る事ができるんだろうか? そして、100年先も見る事ができるんだろうか? そのためには、自分たちが頑張らねば。
その決意を胸に、2人はナツメビレッジに向かった。そこにはシルフのオーブがあると言われている。何としても見つけて、王神龍を封印して、世界を救わねば。