真柄真姫の考え
7ヵ月ぶりの更新です。
おさらい程度にキャラクター紹介
部員
三咲悠太~1番まとも。
井上彩乃~痴女であり処女
真柄真姫~純粋系天才
愛崎恋宵~処女ビッチ
立花悠実~性欲オバケ
顧問
高坂先生~変態顧問
「なぁ、そう言えばあれってもう、終わったの?」
いつもの部室にて、相変わらずの様子のまーちゃんに僕はふと思いついたことを聞いてみた。
「なんのことだ?」
「あれあれ。世界の終わりってやつ?なんかちょっと前にテレビでめちゃくちゃやってたじゃん」
「あー。そう言えばそんなこともあったね。でも、三咲悠太。君はそういうのを信じる人ではなかったと思ってたけど?一体どういう魂胆だい?まさか、その話を餌に私をお持ち帰りするきじゃあないだろうね?」
「別にそんなんじゃないよまーちゃん……」
「む?元気がないね?どうしたんだい?いつもの君ならすぐさまハイテンションで『おーい!』ってツッコムのに。心配だねぇ。私の家に来るかい?私の家には色々なクスリがあるから君の調子が良くなるものもあると思うよ」
まーちゃんは少しズレているのだ。だから自覚なしにこういうことを言ってしまう。
「まーちゃん。それ、絶対に他の男子に言うなよ。その発言ほぼほぼ誘い文句だから」
「む?なぜだい?人が困っていたら助けるのが道理だろう?」
「そうかなぁ。例えばの話。まーちゃんが遅刻しそうで走っていたら目の前に怪我をした人がいた。助けたいけど、助けていたら学校に遅刻してしまう。そんな時、まーちゃんはその人を助ける?」
「あぁ、もちろん。私は遅刻なんて屁でもない」
「まーちゃんはすごいな」
「ふっ。褒めても母乳しか出ないぞ」
「元々出ないでしょ」
「な、なぜ知っているんだ三咲悠太!ま、まさか私がここでお昼寝している間にも、揉んだな!性犯罪者め!」
「いや、なんでそんなことになるんだよ!僕はそこまで性に貪欲じゃないよ!」
「いや、わからないぞ。男はみんな狼だと井上彩乃は言っていたからな。悠太。君だってもしかしたら人の皮を被った狼かも……いや、包茎かもしれないだろ!」
「言い換えが最低だァ!?」
「失礼な。的確でそれで且つ美しいものだったじゃないか。いや、君のそれは包茎だからチン○スで汚いのかな?それなら失礼した。私もさすがに君のチ○カス事情については精通してなくてね。いや、別に精通とかけたわけじゃないんだよ?」
「あぁ、どんどんと酷いことを言うし。もう、なんなんだよ!」
「真柄真姫だよ。ちなみにスリーサイズは……」
「言わんでよろしい!」
閑話休題
「それで?なんの話だったんだっけ?」
「世界の終わりについてだよ。なんでココ最近この終わりについての話が出てきたんだ?」
「さぁ?私にはよくは分からないが、みんな好きなんじゃないかと思っているよ」
「世界の終わりが?」
「あぁ、もちろんみんなほんとにこの世界が終わるとは思っていないだろうけどね。ただ、現在の自身の状況から脱却したいといったような一種の自殺願望がそういったようなことに関しての関心を持たせるんだろうと私は考えているよ」
「へぇ?じゃあ、あれか?まーちゃんは『この世の終わり』ってやつのテレビ番組はただのバラエティ番組のひとつって言いたいんだ?」
「まぁ、有り体に言ってしまえばそうなるかな。誰もが終わりについて興味があるからそれに関することについて、興味が湧く。だからこそテレビ局はそのような内容の番組をつくる。そのに需要と供給が成り立っているのだから番組が放送される。この過程はバラエティ番組にも、またニュース番組にもあてはまるものだよ」
「な、なるほど?」
「ふむ。ごめんね。私が話しすぎた。質問されてしまうととことん答えてしまう質なんだ。私が言ったことは別に気にしなくてもいいよ?」
「いや、参考にしておくよ」
「そうか」
言うとまーちゃんはふっと微笑んだ。
後半は真面目に語るまーちゃんでした。