コンディショナー
また新キャラが出てきます。
ある学校の一室。
皆からは『変態部』などと呼ばれている部活、正式名『青春部』に所属している生徒の集まる部室。
所属生徒は5人。
この物語はそこに集まる変態たちの会話をただだらだらとお届けするものです。
また、精神的に性的に犯される場合があります。ご注意ください。
ある日の部活。彩乃と僕だけの部室にて。
「ねぇ、コンディショナーって精〇に見えない?」
「いきなりなにいってんだ」
「昨日の夜にお風呂に入ったんだけど、その時にコンディショナーを手に出しすぎちゃったわけ、そしたらなんかそのコンディショナーが精○に見えて見えてしょうがなかったの!」
「お前、1回病院行けよ。目の病院。たぶんきっと治してくれるぞ」
「ちょ、なにその曖昧な感じ。不安になってくるんだけど」
「だって彩乃だからなぁ。正直治らない可能性の方が高いしな。って言うか彩乃自体が病原体である節すらあるからもう手遅れって感じ」
「ひっでー!ゆーたひっでー!」
「いや、まぁ、しょうがないだろ?な?諦めろって。お前がそんな病原体だとしても僕は形だけなら友達名乗ってやってもいいからさ」
「くっ……。慰めるふりをして追い討ち食らわせるその精神。ある意味尊敬に値するわ」
「はっはっは。褒めてもなにも出ないぞ?」
「まぁ、精○なら出るかもしれないわね」
「お前の頭の中にはそれしかないのか!」
「いやいや。そんなわけないじゃん。大脳とか海馬とか色々な機能を持った立派な脳みそがあるだけ」
「急に真面目になりすぎだろ」
「それはそうとコンディショナーってなんだ?」
「え?コンディショナーはコンディショナーじゃん!」
「はぁ?知らねーよ。なんかシャンプーのやつか?若干シャンプーより硬めの」
「そう!それだよ!なんでコンディショナーわかんなかったの?」
「僕の家はトリートメントしか使ってないからな」
「トリートメントもコンディショナーもおんなじじゃん!」
「そーかー?」
「そうだよ!」
ガラ!
と勢いよく唐突に扉が開かれた。
現れたのは長い髪をふわりとさせている女教師。
「いや、コンディショナーとトリートメントは同じではない。厳密には少し異なるものなんだ」
「あ、高坂先生」
「『あ』とはなんだ!『あ』とは!」
「いえ。それほど意外性の無い人だったので反応に困るのは当然です」
「おいおい悠太少年。君をそんな生徒に育ては覚えはないぞ?さぁ!服を脱げ!じっくりぬっちょりべっちょりとなるまでその身体に教え込んでやる!」
「きゃー!ゆーたが調教されちゃうのね!ゆっくり着実に性欲が高まって最後はずっと……。きゃー!」
「ちょ、やめてくださいよ!先生!彩乃が本気にしちゃったじゃないですか」
「ん?私はいたって真面目に君を調教しようとしていたんだが?」
「この先生やっぱり終わってる」
「なんか失礼なことを言ったな!?さぁ!脱げ!」
「その二言目には脱げ!って言うのやめません?」
「なぜだ?私は君のためにこうして言っているというのに!けしからん!脱げ!」
「言ってるあんたがけしからんわ!」
「おいおい。先生になんて口のきき方をしているんだ!罰として脱げ!」
「もう、しつこいですよ!」
落ち着いて。
「で?なんの話だったかな?」
高坂先生は落ち着いてコーヒーを飲みながら言った。こうしていれば高坂先生は美人なのである。しゃべらなければ。
「コンディショナーとトリートメントの違いについてです!」
「そうだったか。まぁ、そうだな。簡単に言えばコンディショナーは表面を整える。トリートメントは内側から整える。という感じだ。」
「髪の毛をですか?」
「そうだ!そうだな。もっと分かりやすく言うとなにがあるだろうか……。リンスを使ったことはあるか?」
「はい。僕はリンスからトリートメントになりました」
「私はリンスからコンディショナー」
「言ってしまえばコンディショナーはリンスの強化版だ。保湿効果をより強くしたものと考えていい」
「あれ?そう言えばなんでこんな真面目な話に?」
「おい彩乃、これ真面目か?だってただトリートメントとコンディショナーの違いを教えてもらってるだけだろ?」
「あ、それもそっか!」
「あぁ。まったくその通りだ。これほどのことなどきちんと理解しておくのが当然だろう。これからもそうやって私のような素晴らしい教員たちから知識を吸収していけよ」
そう言うと先生は扉の方へ行った。
「あ、そう言えば脱げ!」
「さっさと出ていけ!」
次の更新はいつになるのでしょう。。。