ソフィア・ドラクロア
こんにちは。龍覇と申します。
駄作ですが、よろしくお願いします_(._.)_
「ごめんね・・・。」
ドサッと倒れ込んだ男性を一瞥して、そう呟いた。男性の背中から、とめどなく溢れ出る赤い赤い液体とそこから香る強い鉄の臭いが私の鼻にまとわりついて、思わず顔をしかめる。臭いのせいでクラクラする体を右腕でなんとか支えて、左腕を「ベリアル」へと手を伸ばした。そして、ベリアルの中央に埋め込まれたアメジスト色の魔石にそっと触れる。
「・・・お願い、ベリアル。」
そう呟くと、ベリアルはその美しい剣身にぼうっと淡い紫色の光をまとって、私の言葉に呼応した。刹那、紫色の光が男性を包み込んで、彼の体を飲み込んだ。あとに残っていたモノは、まるで血が通っていないかのように白色に変わった男性の遺体と、まだ色濃く残る鉄の臭いだけだった。私は一度男性の傍に膝を折り、瞳を閉じて両手を合わせた。
ここまで、読んでくださって真にありがとうございました。本当は、この話はもうちょっとあるのですが、眠たいので2話で書きます。少なくて、本当にすみませんでした。
あらすじに、入り切らなかった部分がありますが、希望があれば載せたいと思います。