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大変な一日の始まり

〜土曜日〜


「起きなよアホ兄貴〜遊びに行くんでしょ?こんな超絶美人な妹が起こしてるんだから起きなさいよぉ〜。あ、もしかして別なとこが起きちゃった?」



「んなわけあるかぁぁぁぁぁぁ!」


「ジョーダンジョーダン(笑)」


全く困ったもんだ。こいつは妹の黒咫暮果(くろたちくれは)中学校1年生のガキンチョだ。最近また生意気に育ってきやがった…


「ほら、早く起きて用意しな〜」


「へいへい…んで、着替えたいんだけど…」


「うん、着替えたら?」


「何一つ疑問に思わないのかこの状況…逆にすげぇよ」


「出てけばいいんでしょー。でていきますよーだ」


あーだこーだいいながら暮果がやっと部屋から出ていった。

約束の11時にはまだあと2時間あるのか…とりあえず髪型整えてご飯食べて用意して丁度くらいか。

服装はいつも通りシンプルな格好で行こう。


色々やっているうちに時間に近くなってきたので家をでた。

約束の場所へ向かいながら色々な事を考えていた...

(何故俺はこんな事をしているんだ。なぜ自分の好きな人と親友をくっつけるのに協力しなければいけないのだ...)

そんな事が頭の中をぐるぐる回っているうちに約束の場所についてしまった。


「よう」


ふと後ろから聞きなれた声がしたので振り向くとそこには見慣れた顔の光彦が立っていた。


「おう、早かったじゃねーか。時間にはルーズなお前にしては珍しいな」


「そりゃあまぁ女の子が来ると聞いて遅刻するわけにはいかんでしょ!」


「お前は本当に馬鹿だな~」


「お前もな」


そんなたわいもないいつも通りの会話をしながら女子が来るのをまっていた。


「おーい」


遠くから聞いた事のある声がしたので見てみるとともう一人見慣れない女の子がこちらに向かって歩いてきていた。


「待ったー」


「いいや、全然」


「そーだよー女の子の為なら何時間でも待つよ~」


「光彦君やさしーい」


二人がそんな会話をしている中


「あ...どうも...」


「こんにちは...」


やべぇ話続かなさそう...

それにしても大人しそうな子だな~

けど凄く可愛い。さすがは安佐美の友達なだけはあるな


「あ、この子は愛真千尋あいまちひろちゃん。」


「どうも愛真千尋です...よろしくお願いします」


「よ...よろしく」


「よろしくね~それより千尋ちゃん可愛いね!」


「どうも...」


「私は?私は~?」


「春ちゃんも可愛いよ~」


「えへへ、ありがと~」


こんなやり取りが行われているがはいれそうにないな...

はぁ...

今日は大変な一日になりそうだ


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