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突然の出来事

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君と僕とは違う…君と僕とでは釣り合わない。今日もそんな事を頭の中で考えながら楽しくもない授業を受け楽しくもない休み時間を送っていた。しかし今日はいつもと少し違った出来事が起きた


「ねぇ黒咫君…ちょっといいかな…話したい事があるんだけど放課後音楽室に来てくれないかな?」


僕は”誠嶌高校”に通うごく普通の高校2年生”黒咫常夜(くろたちしょうや)”だ先程僕に声を掛けてきた女の子は”安佐美春(あさみはる)”だ。こんな事いうのもなんだか僕は彼女に恋をしている…彼女とは中学校から一緒だが話した事は全くない。しかし僕は彼女の陰ながらの優しさを知っている、僕はそんな彼女が好きだ。とは言ったものの高校2年生になった今どうしてこんな僕に声を掛けてきたのだろう、しかも呼び出しとは…


「期待した方がいいのだろうか…」


そんな事を呟き考えていた


「期待ねぇ…お前に告るやつがいるとは思えないが(笑)どうせ罰ゲームとかだろ、もしくはリンチかもな」


そう言いながら笑ってくるこいつは僕の数少ない友達の中で一番中がよいいわば親友の”達宮光彦(たちみやみつひこ)”だ


「何故僕に希望をもたせてくれないんだよ」


僕は仏頂面で答えた。


「希望も何も顔がいいわけでもない友達が多いわけでもない。そんなお前がモテると思うか?まずあり得ないそんなんだったら俺はモテモテじゃん」


相変わらず酷いやつだ、いつか見返してやっかんな…と思いつつも適当に返事を返して終わらせてやった

そして6時間目を終わらせるチャイムが鳴った。僕は期待を胸に音楽室へと向かった、歩きながらも自分の鼓動がどんどん早くなっていくのを感じた階段を上がり2階の音楽室へと向かった…

音楽室の目の前に着いた僕はどんな顔で入ればいいかを入り口で考えて止まっていた


「えーっと…黒咫君…どうしたの?」


「うぁっと!?安佐!」


しまった…ビックリした拍子に変な声をあげてしまった…


「えーっと。とりあえず中に入ろうか…」


「う、うん」


僕は彼女に促されるように音楽室へと入った


「は、話って何かな?」


僕は自分でもよく分かるぐらいオロオロしていた。

彼女は僕の顔を見つめ言い放った


「好きなの…」


…きっきたぁぁぁぁぁぁ!僕の心は勝利の雄叫びをあげていた


「光彦君が…私…光彦君が好きなの!」


「え?」


はい。勘違い乙。やっぱり僕はこの程度の男なのか…笑いがトマラネェゼ…

チキショォォォォォォォォォォォ!何故だぁ!何故モテナイしかもよりによって今この状況で親友が好きって俺が告白されるのかよ!


「あのー黒咫君?」


「あ、あぁすまん。んで?何故俺に伝える?」


俺は怨みと怒りを込めて聞いた


「うん…その事なんだけどね…実は黒咫君に

手伝ってほしいんだ」


「手伝ってほしい?一体何を?」


おおよその検討はついていた


「光彦君と私が付き合えるよう…」


やっぱりなーそんなこったろうと思ったよ


「具体的には?どんなことを?付き合えるようつったって俺にどうしろと?」


もうイライラがピークに達しそうだよ


「私と光彦がくっつくためのお手伝い…しいて言えば恋のキューピッドかな?とりあえずー私と光彦君がくっつくよう手伝って!」


キューピッドかぁ…まったく…

意味わからん

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