4月4日 ジャパン
「問題です!」
ダァダン
「日本人が初めて作ったパンは?」
ここで音楽をかけるカイト。それはアニソンである。
「はい!一番押すのが早かったソラさんお答えください」
「なにも押してないんだけど!」
ソラはソファーで雑誌を読んでいた。
「おっと!これは答えられずに押したのか!押して考える早押し問題の禁断の手を使ったのかー!」
「テンション高いし、そんなことしてもマジで似合ってないよ」
「後、5秒内に答えてください」
「ごー」
「はぁ………食パン」
「そこはギリギリで答えるとこだから!1のギリギリで言うのが早押しの定番だから!破ったらいけないから!」
「誰が決めた定番なの。そんなん知らないよ」
ブッブー
「違いまーす」
「今頃!?」
ブッブー
「違いまーす」
「ねぇ、これって私が一言いうごとに問題に答えてると思われてる?」
ピンポーン
「その考えは正解でーす」
「ナレーションの効果音とお兄ちゃんの敬語がウザイんだけど」
ブッブー( ・ε・)
「違いまーす」
「絵文字がついてウザさが増したんだけど!何!?怒ってんの!?」
ブッブー( ・ε・)( ・ε・)( ・ε・)
「絵文字が増えたんだけど!!」
「はい、次に早かったカイトさんお答えください」
カイトは隠していたダテメガネを取り出し掛けた。
「お前がこんな問題が分からないとは夢にしか思わなかったぜ!答えは、ジャパンだ!」
「そんなわけ無いでしょ。アホなの?ジャパンなんて小学生でも言わないよ」
「でででででも『ジャパン何号じゃ!』って言ってる漫画があったぞ!」
「はぁ、それは漫画。てか、その発言危ないからやめてよね!!答えはアンパン」
「知ってるなら始めから言えぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
朝まで恥ずかしくてソラの前に顔を見せれなかったカイトであった。