4月3日 まんじゅう怖い
「ソラは『まんじゅう怖い』って言う落語の話知っている?」
「知っているけど………。あれでしょ?ある男が周りの人にまんじゅうを怖いって言って。周りの人が男に嫌がらせをする為にまんじゅうを沢山送るってやつだよね?それで最終的に沢山あるまんじゅうが怖いって話しだよね」
ソラはソファーで横になりながらポテチを食べがら答えた。
「ちょっと違うけど………まあいいや!俺、言いたいことあるんだけど………」
「なに?忙しいんだから早くしてよ」
「そうは見えないけど………実は俺、まんじゅう嫌いなんだ……」
「少しは捻ったら!そのまま言ったら意味ないじゃん!」
「俺、ニンジンが嫌いなんだ………」
「本当のこと言ったらいけないでしょ!バカじゃない?」
「俺、ゲームが欲しいんだ………」
「貯めれば。それにまんじゅう怖いと関係ないじゃん」
「俺はもうソラの財布になりたくないんだ………」
「自殺すれば」
「俺はもう………って、え!?何で、財布になりたくないんだって言ったら自殺すればって返ってくるのはおかしいだろ!」
「はぁ~、そんぐらい分からないの?私の役に立たないんだったら二酸化炭素の無駄だから死んだ方がいいって言ってるの」
ソラがカイトをミラ見ながら言った。
「すいません、怖いんですが………」
「ふふふ………今謝ったら死に方を選ばしてあげるよ………」
「どっちにしても死ぬのかよ!すいませんでした!許してください!お願いします!」
「許してやるか………」
「何で上から目線!?それで、ソラは俺の事好き?嫌い?」
「大嫌い」
「と言う事は、まんじゅう怖い方式で俺の事が………」
「死にたいみたいだね」
カイトの綺麗な土下座が決まって何とか死を間逃れた。
カイトは妹が怖い!
「何かナレーションが上手く終わらしたぞ」
「きっとドヤ顔だね」
ナレーションは兄弟が怖い。
「え。自分のことナレーションって言うんですか。自分で言って恥ずかしくないんですか」
「しかも2回目でもう飽きたし。つまらないのも自覚できないバカなの?」
す、すみません。
「いつ終わるんですか。ナレーションのせいで終われないんですけど」
「私、疲れてるんだけど」
何でナレーションが責められてるんだ?と、疑問だったナレーションだった。