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第一話 探せバイト先!

高校一年生です。才能はないと割り切って書いています。けど書いてみたいと言う気持ちが溢れてきたのでこうして発信してみる事にしました。何処かで見たような設定、ありきたりな物語多々あるでしょうが見ていただけたら幸いです

白星学園、都内にある一般的な私立高校にして俺、千石一輝せんごくいつきが昨年から通っている学校だ。この学校の特徴として校則が緩いことや、部活動への所属かバイトをすることを推奨しているなんて事があるが、一番の特徴は生徒がとても多いマンモス校ってことだ。各学年にクラスは8ずつあり、そこから特進クラスというのもあって全校生徒は1000を超えている。その為1年から同じクラスになる生徒というのはかぎられてくるんだが、、

「いっつきくーんー!おうはっよー!」

「いってえ!朝いちから人の背中叩いてくんじゃねえぞ秋亜!」

「そっちこそ、朝から元気な返しありがと〜」

そうやって悪びれる素振りすらせず二へーと笑っているこいつは、神埼秋亜かんざきあきつぐ去年から同じクラスの男だ。

こうやって、いつも俺をからかってくるんだが、無愛想で距離を取られがちな俺に気軽に話しかけてくれる気さくなやつだ。秋亜がクラスにいてくれたお陰で俺は2年に進級した今でも孤立せず上手くやっていけている。

「でさーいつきー2年になったけど部活に入らないのー?サッカー部はいつでも待ってるのにー」

「今更、部活になんか入るかよ。ハードル高すぎて無理」

「折角体力はあるのに勿体ないなー。今からでも高校生活やり直してきたら?」

「やり直せるかよ、ほらHR始まるぞー自分の席に戻ってろー」


そうやって秋亜を追い返す。誘ってくれる分には嬉しいが、部活には入る気はないんだよな、


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「昼休みだーいつきーご飯一緒に食べよー!」

「いいぞー」

そう言い終わる前にも秋亜は定位置となっている俺の机の前に座る

俺はコンビニで買ったパンだが秋亜の方は弁当を持参していた。

「そういえば、お前この前まで付き合ってた彼女どうしたんだよ?その子と食べなくていいのか?」

「んー?その子なら3日前位に別れたよー」

「はや!1ヶ月も経ってねえぞ、、これで何人目だよ、、」

そう、こいつは俺なんかよりもよっぽどコミュ強で顔も良く持てるんだが、、

生粋の女好き兼たらしだ。コロコロと色々な子と付き合って、何かしらやらかして逃げられるなんて1年の頃からしょっちゅうだ。

「まあまあ、過去の恋愛なんて引きずるものじゃないし、新しい恋を見つけないとねー、、いつきもそろそろ経験してもいいじゃない?」

こいつ、、ただのたらしの癖に恋愛経験ない俺じゃ何も言い返せねえ!、

「うるせー俺はそういうの良くわかんねーんだよ、」

「そうは言ってもさー好きなタイプとかいないの?例えば、椎名さんとかちょっと意識したりしないの?」

そういって俺は俺達がいる教室の左端の席の反対側教卓前の女子グループに目をやる

そのグループの中で友達と仲良く喋っているのが、秋亜と同じく昨年から同じクラスの宇坂澪織うさかみおりだ。

「宇坂さんねぇ、、、」

確かにクラスでも頭一つ抜けて可愛く、優しい性格でおまけにマンモス校であるこの白星でも上位の成績を保持している程のいわゆる高嶺の花というやつだが、、、

「俺、あんまし喋ったことねえもんな、、、」

「いつき口下手だもんね、、僕も去年までのやらかしも知ってるだろうから宇坂さんは狙えないなー」

「お前のやらかしなんてみんな知ってるだろ」

宇坂さんとは去年から同じクラスだと言うのに会話をした記憶はほぼ無いに等しい。

クラス替えの際に「また一緒だね」と言われ「そうだね」と答えた事くらいだ。

「ちぇーつまんないのーまあ、いつきに好きな人ができたら俺が全力でサポートしてあげるよー」

「やめてくれ、お前絶対邪魔しかしねえだろ」

こいつに知られたら次の日、クラス中に広めてる未来しか見えねえ

「ひっどー!善意で言ってるのにー」

その後、不満げな秋亜と話題も2転、3転しながら馬鹿話をしていると昼休みも終わり、その場は解散となった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

放課後、秋亜はサッカー部の活動があるので俺はイヤホンで音楽を聞きながら電車に乗り帰路についた

15分程電車に揺られ、また15分ほど歩いた先が俺の家だ

「ただいまーっと」

「おかえりー一輝」

そう言って出迎えてくれたのは俺の母、千石愛奈だ

「ところで、、一輝?今日中間テストの結果今日で全部返されたんじゃない?」

なんで、今日全部返されたの知ってるんだよ、、、怖えよ、

「まあ、うん、どうぞ」

言い訳はできないのですぐに手渡す、テスト用紙を持って目を通す母さん

「んー、、あんたねえ、もうちょい頑張りなさいよ。悪すぎってわけじゃ無いけど、部活にも入ってないんだからもうちょっと勉強しなさい。」

「わかってるけど。面倒くさくてさ、、」

「それなら、、バイトでも始めなさいな!勉強したくないなら今の内に働いて社会勉強しなさい」

「バイトー、、?」

確かにバイトのほうが勉強より楽しそうで、お金も貰えていいと思うけど、どこで働けばいいんだ?

「バイト先は自分で6月に入るまでに見つけなさい、どこでもいいから

もしバイトを見つけるか、成績を上げると誓えなかったらあの原付き売るからね!」

「ええ!?それはめっちゃ困る!」

「なら早く決めなさい。それじゃお母さん夕飯の買い出し行ってくるから」

そう言ってささーっと出ていく母

まじか、、バイト決めねえと俺の相棒が売られちまうのか、、家の母なら決めなかったら十九ハ九ホントに売られるぞ、、、。

去年の夏16歳になって速攻取った原付き免許と転勤族の父さんに譲ってもらった俺の原付きバイク、、、 これはやるしかねえな


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「駄目だー!見つかんねえ!!」

「これで、9日目だねー、、やっぱ愛想がないんじゃない?」

そう、9日前相棒を奪われない為にバイトをすることを決心し、早速とばかり片っ端から面接を受けてきたけど結果は振るわない。尽く落ちて心が折れそうだ

「くそー、どうすればいいっていうんだよ、、、」

そうやって頭を抱え込む俺

「そこで、勉強を頑張るって道に方向転換しないのもなかなかだけどねー」

「あー、、俺の相棒、、、、」

「うわ、この人悩みすぎて何も聞いてじゃん、おーい」

そう言ってペシペシと俺の方を叩く秋亜

「バイト募集サイトで良さげな所とか、コンビニみたいにすぐ思いつく所はまわったからなー、今日は駅前辺りをまわってバイト募集してる所でも探してみようかな、、」

「あ、駅前行くなら遊びに行こうよーそんな顔して面接なんかしたら、受かる面接も受からないよ?気分展開と思ってさ今日はぱーっとどっか行こ!」

「、、、そうだな、それもいいかも」

確かに秋亜の言うとおりこんなテンションで面接なんか受けたらかえってマイナスだ。ここは誘いにのって遊びに行こうとおもう

「じゃあどこ行くんだ?」

「ゲーセン!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ふ〜!楽しかったねー」

「そうだな」

放課後、俺達は学校をでて駅前の繁華街にあるゲーセンで格闘ゲームをしていた。

「てか、お前強すぎなんだよ、、俺ボコボコじゃねえか」

気分転換のためにとか言ってた秋亜だが実際は俺の使う格闘家が秋亜の使う女性ファイターにボコられていくだけだった。

「一輝が弱すぎるだけだよーそれでさ、もう6時だしご飯でも食べいかない?」

「いいけど、どこ行くんだ?ファミレス?」

「んーっとねえ、この前良いところ見つけたから、まあ付いてきて!」

そう言って秋亜は急かすように前を歩き出す

「高いのは無理だぞー」

「大丈夫だって〜」

一応、母さんに今日は友達と食べるから夕飯要らないとラインを売っておく。

時間的にもまだ準備し始めて無いはずだ

「こっちだよーこの先」

少し駅の方まで戻りそう言った秋亜は俺があまり向かったことのない繁華街の少し外れの所に足を踏み入れていった

「へー、向こうよりも落ち着いた感じだな」

繁華街から少し離れてるのもあって騒がしく活気ずいてる向こうと違いこっちは静かに店が立ち並ぶ落ち着いた雰囲気を醸しだしている

「でしょーこの前でふらーっと散策してたら見つけてねえ。どの店も隠れ家感あって雰囲気出てるでしょ?」

「だな、それでどの店なんだ?」

「そこのサイゼ!!」

「ファミレスとあんま変わんねえじゃねえか!ここまで来た意味!」

どんな店かと期待したのにこのサイゼかよ、、、

「いいじゃんサイゼ、安いしさ〜僕たち学生の味方だよー」

「そうだけどさ、、、まあいっか早く入ってなんか食べっぞ!」

「りょーかいしました!いつきの兄貴!!」

秋亜の悪ノリは置いておくとして、俺達はそのままサイゼで夕飯を食べ、秋亜による格闘ゲーム講座を聞いたり、学校の話題何かをしながらゆっくりと過ごした。

因みに秋亜はハンバーグセット、俺はグラタンを食べた。結構美味かった。

めちゃ安だったし、やっぱ学生の味方だわ、サイゼ

「ごめーん一輝!僕ちょっとトイレ行きたいから先に会計済ませて外で待ってて!これお金ね!」

「そう言って1000円札を押し付け(こいつはハンバーグ以外にもドリンクバーやデザートまで食ってるから俺以上に高い)

てきた秋亜はトイレに駆け込んで行った

「まじかよ、まあ先に済ませちまうか」

会計を終え、店から出る俺

「ていっても色んな店あるなー」

結局食べたところがサイゼだったので笑ったが店は幾つも並んであり、オシャレな店も多いのが分かる

なんかバイト募集中みたいな紙でも貼ってねえかな、、

秋亜が来ても見失われないようにサイゼの周りの店だけを少し見ていく

「これって、、、」

そんな中サイゼから反対側の通りで右に行った先にあったのが、、、

「喫茶ステラ、アルバイト募集中、、高校生バイトも歓迎します」

喫茶店、、、もう暗くなりドアには「Close」の看板がかけられてあるが、外から見ても伝わってくるオシャレさがある。そんなオシャレな外観に少し浮いたポスターで書かれたアルバイト募集の文字、、今一番見たかった言葉だ

今は閉店してるから連絡をとることはできないと思うけど、ここで雇ってもらえたらいいかもしれない、ひとまず今はサイゼの前まで戻ろう、、、

「あー!一輝いた!外出たらいないもんだから焦ったよー、一輝はいつからそんなに冷たい男になったのかなんてね」

「そんなことするかよ、悪いちょっと向こういってた」

「バイト募集でも探してた?」

「まあ、そんなところ」

バイト募集はあったとはいえ、また落ちる可能性もあるからここは濁しておく

「そっかー頑張れーあの原付き奪われにようにねー」

そこから秋亜が解散にしよっかといったので駅まで一緒に向かい、お互い停車駅で降りてその日は家に帰った

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その日の夜、俺は自分の部屋であの店について考えていた

喫茶ステラか、外観しか見れなかったけどあそこには何か惹かれるものがある

サイゼについた時はなんでやねんとツッコミたくもなったが、結果的に良い収穫があってよかった。

もしかしたら秋亜の奴、俺にあの店を見つけさせる為にあの通りまで連れて行ったのか?あの店じゃないとしても少し探せばバイト募集してる店なんて他にも幾つかあったかもしれない。珍しく気をきかせてくれたのか?

どうだろうとあいつの事を考えてみる

、、、、、、、ないな

ニヤニヤと笑っている秋亜の姿が思い浮かび違うなと直感した。アイツはそんなに気がきく奴じゃねえわ。

、、ありがとうございました!ほっこりとするようなバイト物語がかけたらなと思っています。後は主要キャラは星に関係する設定を持ってきたりしたいかなと。  なかなか文法や言い回しの表現のが可笑しいですけど、俺にとって掛け替えのない作品です。また見にきてください。今日はもう少し先までこのまま投稿しようと思います。ストックが無くならない程度に、、

ここから登場するヒロインやバイトの先輩、常連客など少しずつ出して行きたいと思います。

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